原題:JUST SEX AND NOTHING ELSE

女の現実はキビシイのです。

2006年モンテカルロ映画祭最優秀主演女優賞 2007年ヒューストン国際映画祭特別賞

2005年/ハンガリー/カラー/104分/ 配給:イースト・プレス

2009年05月22日よりDVDリリース 2008年12月20日(土)より、ユーロスペース他全国順次ロードショー

公開初日 2008/12/20

配給会社名 0169

解説



独身・女性、仕事もそこそこ順調、自由きままな毎日。だけど恋愛だけはうまくいかない・・・。仕事に打ち込む女性を描き大ヒットを記録した「働きマン」や「サプリ」、‘干物女’という造語が流行になった「ホタルノヒカリ」など、現代日本の女性像を描き出した作品の主人公たちはいずれも仕事や恋と自分との距離に悩み、読者や視聴者の深い共感と絶大な支持を得た。しかしこの現象は日本だけにとどまらず、ヨーロッパでも同じだった!

適齢期の女性の揺れる心理をユーモラスに、そしてポジティブに描き出したのは「君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956」のクリスティナ・ゴダ。本国ハンガリーでは、国民の20人に1人が観賞した圧倒的人気を誇る本作。年齢を重ねたからこそ生じる恋愛の悩み、人生の悩みに体当たりでぶつかっていく主人公ドラの姿に、「around30」と呼ばれる世代の女性たちも勇気づけられるに違いない。また、恋愛体質だけれど本命には一途なゾフィ、生意気な小悪魔サティ、旦那の浮気心も寛大に受け入れる人生の先輩マルギットなど「こういう人、周りにいる!」と思わせる年代別の女性たちが登場するのも楽しみの一つだ。女性には笑いと涙と共感を、男性には難しい女心の読み解き方を教えてくれる。
恋の悩みは世界共通。プレイボーイだけど情熱的なオトコ、おっちょこちょいだけど優しいオトコ、おバカだけど楽しませてくれるオトコ・・・あなたならどのオトコを選ぶ?

ストーリー




人気劇団の脚本家として働くドラ。昔の友人は結婚し、子供までいる。焦りを感じながらもいよいよ弁護士の恋人と甘い結婚生活まで秒読み・・・のはずだった。ある日、その恋人に妻子がいることが発覚!裸のまま部屋を追い出され、助けてくれた隣の部屋の男はにやにやしてるし・・・心を落ち着けるためにヨガに励むも、頭の中をよぎるのは、幸せな結婚、そして幸せな家庭と自分にはないものばかり。
仕事に行けば、なんと昨日の男タマスが客演の俳優だと判明、TVCMでタトゥー入りのお尻を披露し話題になっているプレイボーイで有名な男だ。劇団の看板女優で、恋愛依存症の親友ゾフィは「私が彼なら誰とでも寝る」なんて言っている。劇団のピアニストのピーターは優しいけれど情熱的ではなく、ちょっと物足りない。行きつけのカフェで働くアリは熱列アピールしてくれるけど、知性は期待できないし、故郷のトルコに帰ってしまうという。・・・もうオトコには期待しない!でもさみしい。愛されたい。・・・そうだ、子供が欲しい!
精子バンクの内情を知り挫折したドラはゾフィと二人、ある作戦を思いつく。インターネットを使ってこんな広告を出すことに——「セックス・パートナー求む。ただしセックスだけ、それ以上お断り(Just sex, and nothing else)」。
広告の効果あって、かなりの数の男が集まってきた。ゾフィと一緒にカフェでお見合いを敢行。しかし・・・
「君のオムツを替えたい!」「ムショ帰りなんだ」「僕を奴隷にしてください!」「手術すれば使えるよ」などとんでもない男(と女)だらけ。
「父親はいらない。子供だけ欲しい!」ひたすらに幸せを求めて奔走するドラの奮闘によって、事態は意外な展開に・・・

スタッフ

監督:クリスティナ・ゴダ
脚本:ディビニ・レーカ、クリスティナ・ゴダ、ガーボル・ヘッレル 
撮影:ブダ・グヤーシュ 
録音:ヤーノシュ・チャーキ、アッティラ・トーゼール 
音楽:マダラース・ガーボル 
主題歌:イルディコー・ケレステシュ 
プロダクションデザイン:ガーボル・ヴォルツ 
衣装:アーダーム・キシュプルミク 
編集:マノー・チッラグ 
エグゼクティブ・プロデューサー:ギョルギ・シャーンタ 
プロデューサー:ガーボル・カロミシュタ 

キャスト

ユディット・シェル
シャーンドル・チャーニ
カタ・ドボー
ゾルターン・セレス
カーロイ・ゲステシ
オデール・ヨルダーン
オントル・チョプコー
ゾルタ−ン・ラ−ト−ティ

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