あの頃、すべてが一生懸命でまっすぐだった。

2010/日本/カラー/108分 配給:ゴールドラッシュ・ピクチャーズ

2010年11月27日(土)より、新宿ミラノ、銀座シネパトスほか全国ロードショー 2010年5月15日(土)より福岡先行ロードショー(終了) ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13、シネプレックス小倉 ワーナー・マイカル・シネマズ戸畑、ユナイテッド・シネマ なかま16

(C)「信さん・炭坑町のセレナーデ」製作委員会

公開初日 2010/05/15

配給会社名 1031

解説


空も海も人間も、すべてが青かった。
福岡の炭坑町で、力強く逞しく生きる人々の<魂の物語>

「愛を乞うひと」で多くの映画賞を受賞、人間を《リアル》に描くことに定評がある福岡県出身の平山秀幸監督が、盟友である劇作家・鄭義信と再びタッグを組んだ渾身の自信作が「信さん・炭坑町のセレナーデ」である。同郷である辻内智貴の原作をもとに、福岡市・田川市・大牟田市・志免町をはじめオールロケーションを敢行、エネルギー溢れる群像劇を作り上げた。

物語の中心となる美智代には「ラスト サムライ」で国際的な知名度を持ち「ALWAYS 三丁目の夕日」「カムイ外伝」と人気作への出演が続く<小雪>、息子・守に「砂時計」で注目を集め若者の輝きあふれる<池松壮亮>、美智代に恋する信さんに「ROOKIES-卒業-」をはじめ近年怒濤の出演作で実力を積む<石田卓也>、さらに光石研、村上淳、中尾ミエ、岸部一徳、大竹しのぶと素晴らしい俳優陣が顔を揃えた。九州各地、数百人を超すオーディションから選ばれた子役たち、地元の皆様によるエキストラも加わり、骨太なヒューマンドラマが誕生した。

もう一度思い出してもらいたい。
—毎日があっという間で必死だった、悲しみを乗り越える純粋さをもっていた—
この映画の中にあの頃のあなたもきっといるはず。

ストーリー




昭和38年、美智代は故郷である福岡の炭坑町に小学生の息子・守とともに帰ってきた。炭坑によって支えられ、男も女も子供たちも貧しくとも明るく肩を寄せ合って暮らす町。ある日、悪ガキたちに囲まれた守の前に一人の少年が現れ、あざやかに相手を打ち負かし守を救ってくれる。町では知らぬものはいない札付きの少年・信さん。親を早くに亡くし、親戚にひきとられていた信さんは、いつも疎まれ厄介者のような扱いを受けていた。誰も自分のことなどわかってくれない、そう思ってきた信さんにとって、息子を守ってくれたこの事件を期にやさしく接してくれる美智代は特別な存在になる。それは母親への愛のようであり、淡い恋心のようであり・・・。
けれど、信さんにもこの炭坑町にも、受け止め乗り越えなければいけない厳しい現実がすぐそばまで忍び寄っていた。

スタッフ

監督:平山秀幸
脚本:鄭義信
原作:辻内智貴「信さん」(小学館刊) 
プロデューサー:藤田義則/宮内眞吾
企画:近藤晋
撮影:町田博
照明:木村太朗
美術:安宅紀史
録音:小松将人
編集:洲?千恵子 
音楽:安川午朗
ラインプロデューサー:宿崎恵造
アソシエイト・プロデューサー:三宅はるえ 
VFXスーパーバイザー:石井教雄
助監督:成瀬朋一
製作担当:根津文紀 
文部科学省特別選定(少年向き 青年向き 成人向き 家庭向き)
芸術文化振興基金助成事業 
製作:「信さん・炭坑町のセレナーデ」製作委員会
制作プロダクション:フェローピクチャーズ
配給:ゴールドラッシュ・ピクチャーズ

キャスト

小雪
池松壮亮
石田卓也
柄本時生
小林廉
中村大地
金澤美穂 
光石研
村上淳
中尾ミエ
岸部一徳
大竹しのぶ

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