原題:What on Earth Have I Done Wrong?

台湾シネマ・コレクション2008::http://www.cinemart.co.jp/taiwan2008/ 2008年ロッテルダム国際映画祭NETPACK賞 受賞 2008年台北映画祭最優秀男優賞、最優秀女優賞、観客賞 受賞 2007年台湾金馬奨 FIPRESCI賞 受賞 2008年上半期台湾映画興収 第1位

2007/台湾/96分/カラー/PG-12 配給:エスピーオー

2008年9月6日(土)より シネマート六本木ほか全国順次公開 2008年8月23日(土)よりシネマート六本木で開催される『台湾シネマ・コレクション』にて上映

公開初日 2008/09/06

配給会社名 0116

解説


軽薄なドラマ作りに嫌気がさし、腐敗した社会をえぐる骨太の映画を撮ろうと思い立った40男。
しかし、その思いは現実の中で空回りし始める・・・。台湾ドラマを索引する演出家として、また俳優としても大活躍中のニウ・チェンザー、待望の初長編映画は自ら主演で映画監督業の現実を描いた半自伝的ともいうべき作品だ。

映画監督の苦悩を描いた点ではフェリーニの『8 1/2』や北野武の『監督・ばんざい!』に、女好きのダメ男を描いた点では韓国のホン・サンス監督作品にも連なる、40男の奮闘と挫折をおかしく、悲しく、赤裸々に描いた人間ドラマとなっている。

恋人役には映画にドラマに大人気の才媛チャン・チュンニンを起用し、主人公の母親役として、監督の実母までが登場。少年時代にホウ・シャオシェン監督作品の主役を務めた経験もあり、台湾映画&ドラマ史を体現する存在のニウ監督。今後の映画監督での活躍をおおいに期待させるデビュー作だ。

ストーリー

トレンディ・ドラマの演出家兼俳優として名声を確立したドウズだが、やわなアイドル・ドラマばかりやってられないと、政治と社会の腐敗を告発するモキュメンタリー映画を撮ろうと発奮。だが、主演俳優には逃げられ、資金調達も頓挫、おまけに生来の浮気癖と短気と自分本位のせいで、恋人にも去られてしまう。
何もかもうまくいかなくなった人生に茫然とするドウズ、40歳。はたして彼に明日はやってくるのだろうか?

スタッフ

監督・脚本:ニウ・チェンザー
脚本:ツォン・リーティン、ツアイ・ゾンハン
撮影:チョウ・イーウェン
音楽:メイビス・ファン

キャスト

ニウ・チェンザー
チャン・チュンニン

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