2007年7月7日、ニューヨークで開催されたライブイベント「77BOADRUM」。 ボアダムスのコンセプトを基に77台のドラムで一斉に演奏された 驚愕ライブパフォーマンスの実態が遂に映像化!

2008年/日本、アメリカ/カラー/89分/ 配給:KATHMANDU TRIO PRODUCTION、BORETRONIX

2008年7月7日(土)より、シアターN渋谷にてレイトショー

(C)Mark Borthwick

公開初日 2008/07/07

配給会社名 0968

解説



実はこのイベントは2006年に行われる噂があった。当時私はその開催日に合わせて中米旅行を計画、メキシコを経由してニューヨークへ入る格安航空チケットを手にしていた。しかし招聘側の都合により土壇場でイベントは頓挫。私がその事実を知ったのはメキシコの熱い太陽の下だ。2007年、「今度こそ実現しそう」とメンバーが航空チケットを入手した知らせを聞いたのは開催日のわずか10日前。見事に揃ったラッキ−7、そしてニューヨーク。何かに意味を感じた私は昨年の屈辱を果たすべく、ビデオカメラ片手にニューヨークへ飛び立つ準備に走ったのであった。
 
 フリーパーティーということもあってか(撮影許可がおりていたわけではないが)翌日にはこのイベントの模様が多数You Tubeに流出、また私以外にも主催者VICEのオフィシャルカメラとインターネットラジオ放送局がそれぞれのミッションに沿って撮影していた。この映画はそれらを全て現象としてとらえ、77BOADRUMのライブパフォーマンスを軸に総まとめにしたモノ、つまり結果的にライブドキュメンタリーとして完成させることが出来た映画である。
 渦を描くように配置された77台のドラム、川のほとりでの開催地、7が揃った開催日、七夕。その他にも様々なキーワードがこのイベントの意味を連想させるが、この映画はそういったコンセプトの謎に迫るドキュメンタリーではない。コンセプチャルな説明は当日のプレイヤーはもちろん、オーディエンスにも一切行われなかったと思う。言葉を越えて、各々が自由勝手にその意味を想像できるのがこの現象の核を担うV∞REDOMSの醍醐味なのだ。

ストーリー

ライブ・アースと時を同じくして2007年7月7日、NYはブルックリン橋のたもとで行われたこのイベントは、V∞REDOMSのアイデアに協調した仲間や企業がボランティアに近い形で参加、協賛し開催されたフリーコンサートで、結果的にV∞REDOMSの結成20周年を記念するアニバーサリーライブにもなりました。ポピュラー音楽における最もプリミティブな楽器=ドラムが77台、それと共演するのはeyeが扱うCDJやディスコミキサー、エフェクト類、そしてスーパーアナログな七本のギターキット。これに野外会場ならではの自然音、聴衆の会話と歓声が交じり合う。この映画は当日のライブ映像を軸に、事前に行われたドラムリーダーを中心とした2日間のリハーサル風景、参加アーティストのインタビュー映像等を織り込んで構成されています。

スタッフ

撮影・監督:川口潤

キャスト

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