原題:SHARKWATER

トロント国際映画祭カナダ映画トップ10 アトランティック国際映画祭観客賞 フォート・ローダーデール国際映画祭観客賞 フォート・ローダーデール国際映画祭ベスト・ドキュメンタリー賞 フォート・ローダーデール国際映画祭インディペンデント・スピリット賞 ハワイ国際映画祭審査員特別賞 パームスプリングス国際映画祭最優秀作品賞 ケンブリッジ映画祭作品トップ10

2006年/カナダ/カラー/89分/ 配給:グラッシィ

2008年6月28日(土)、渋谷Q-AXシネマにてモーニング&レイトショー

©2006 SHARKWATER PRODUCTIONS INC.

公開初日 2008/06/28

配給会社名 0457

解説



パームスプリングス国際映画祭最優秀作品賞、アトランティック国際映画祭観客賞など多数獲得、各国の映画祭を席巻した海洋ドキュメンタリーの誕生

『シャークウォーター 神秘なる海の世界』はサメが棲む世界各地の海域を、驚くほど美しい映像でとらえることに成功した海洋ドキュメンタリーである。
長い間、サメは我々人間に恐怖と不安をかきたててきた。ありとあらゆるメディアが、サメ=見境なく人を殺す怪物というイメージを植え付けたのだ。「実際は、サメのほうが人間を恐れている」監督のロブ・スチュワートは語った。そのことを証明するため、彼は4年以上の年月と何百時間にも及ぶ映像を作り、この映画を生み出した。

8歳の時、ケイマン諸島でフリーダイビングをしていたスチュワートは、すぐ近くのリーフの陰にサメを見つけた。そのパワフルで完璧な生体に魅せられた彼は、その後、長く研究を続け、サメが海中生物の進化を形成してきたということを学んだ。群れになって泳ぐ行動、カモフラージュ、泳ぐ時の速さ、体の大きさ、コミュニケーションの能力等はサメから始まったのだ。美しく神秘的な彼らは4億年もの間、海の生物の中心的存在であり続けた。
スチュワートはカメラを手に海へ潜り、海底でサメと戯れ、その美しき生態を映し出すことで、“血に飢えた凶暴な怪物”というサメのイメージを覆していった。

しかし、サメの美しき姿を撮ることが目的だったスチュワートの旅は、グラテマラ領海でその方向を変えることとなった。サメはフカヒレのために捕らえられ、密漁は後を絶たない。サメを取り巻く暗闇を撮ろうとした彼は、密漁船に激突され、哨戒船に追いかけられ、最後には、ギャングや腐敗した司法システム、そして殺人容疑に追われ、命からがら国外に逃れることとなった。かつては捕食者であったサメが、今日では獲物となり、過去50年間で生息数が90%も減少している。自然のサイクルにおける数々の絶滅危機をくぐり抜けてきたにもかかわらず、サメは人間の欲のために近い将来地球上から姿を消してしまうかもしれない。海の生態系の中心にいるサメの絶滅は人間にとっても大変危険な事態である。勇気と固い決意を持ったスチュワートの驚くべき旅・・・それはサメを救うというミッションから、自分のそして人類の命をかけた闘いへと変わっていった。

ストーリー

スタッフ

監督・脚本・制作:ロブ・スチュワート
エグゼクティブプロデューサー:サンドラ・キャンベル、アレクサンドラ・スチュワート、ブライアン・スチュワート
撮影:ロブ・ソチュワート
水中撮影:ロブ・スチュワート、ダディ・ハンナ
編集:マイケル・クラーク、リック・モダン、チャック・ミラー、ジェレミー・スチュワート
音楽:ジェフ・ロナ

キャスト

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