原題:IN THE SHADOW OF THE PAGODAS – THE OTHER BURMA

スイスの観光用PR番組の撮影と偽りビルマに潜入したカメラは ジャングルの奥深く国境地帯へ少数民族の証言を求めて旅をする。

2004年/スイス/カラー/74分/ 配給:アップリンク

2008年3月15日(土)より、アップリンクXにてロードショー

公開初日 2008/03/15

配給会社名 0009

解説


スイスの観光用PR番組の撮影と偽りビルマに潜入したカメラはジャングルの奥深く国境地帯へ少数民族の証言を求めて旅をする。たどりついた先では幾千、幾万もの国内避難民や難民が過酷な生活を強いられていた。彼らは軍事政権による強制移住や強制労働、拷問や殺害を含む様々な人権侵害から逃れるため、日々ジャングルでの移動を続けながらひっそりと暮らしていた。迫害に怯え、日々生き延びることさえままならぬ少数民族、そして反政府ゲリラ兵士達から今、弾圧の真実が語られる。

世界の観光客を魅了し続けてきた“千のパゴダの輝く黄金の国”ビルマ(ミャンマー)。しかし2007年8月〜9月、燃料価格の高騰をきっかけに民衆と僧侶が始めた平和的なデモは軍事政権によって弾圧され、殺害や投獄を含む深刻な事態となった。ジャーナリスト長井健司さんが自らの命と引き換えに私たちに伝えようとした民衆の怒り、民主化への希望が軍によって絶たれた激動のビルマ(ミャンマー)の現状は、今なお国際社会に波紋を呼んでいる。
だが、軍政による弾圧は今に始まったことではない。クーデターに次ぐクーデターにより40年以上にもわたる軍事独裁を維持してきたビルマ(ミャンマー)では常に少数民族や宗教的少数派が弾圧を逃れて国内避難民、難民と化してきた。また1988年、民主化運動に対する弾圧を逃れて反軍事勢力ゲリラを結成した活動家たちはジャングルの中で抵抗を続けてきた。そうした人々の証言を集めるべく、政府からの撮影許可がおりない危険を伴う状況下で撮影された本作は、今なお迫害され続ける人々の悲痛な叫びを伝える貴重なドキュメンタリーである。

ストーリー


スタッフ

監督:アイリーヌ・マーティー
撮影:マティアス・ケリン
録音:クロエ・ポンポン・ルヴァンヴィル
編集:フェー・リーヒティ
プロデューサー:フランソワ・ベルナート

協力:在日ビルマ人共同実行委員会(JAC)、ビルマ市民フォーラム、ビルマ情報ネットワーク、アムネスティ・インターナショナル日本、社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)、難民支援協会、アーユス仏教国際協力ネットワーク、アジア女性資料センター、wam女たちの戦争と平和資料館

キャスト

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