原題:Slither

2006年3月31日全米公開

2006年/アメリカ/カラー/95分/ 提供:ポニーキャニオン、東宝東和  配給:東宝東和

2008年04月25日よりDVDリリース 2007年12月8日(土)、有楽町スバル座ほか全国ロードショー

公開初日 2007/12/08

配給会社名 0002

解説


本作は、『ドーン・オブ・ザ・デッド』で《感染》をテーマに究極のパニックホラーを描き、脚本家として高い評価を得たジェイムズ・ガンによる待望の監督作品。今回は完全オリジナル脚本のもと、自らメガホンをとり、謎の宇宙生命体が地球上の全生物にパラサイト攻撃を仕掛けるという前代未聞の地球侵略を描いている。スタッフチームには『エルム街の悪夢』『スピーシーズ』シリーズなどを手掛けた強力なメンバーが加わり、近年類を見ないSFホラーとしての仕上がりに、全米マスコミをはじめ、世界のファンから絶賛されている。

■少年の頃から、ホラー中毒!
脚本家だったジェイムズ・ガンは、何が一番観客を怖がらせるかを、常に徹底的に探っている。子供の頃、スリリングな出来事に歓びと興奮を覚え、80年代にティーンエイジャーとなったガンは、その時代の徹底的にダークなホラー映画に深く影響を受け、特にデビッド・クローネンバーグやジョン・カーペンターの作品に魅了された。「『遊星からの物体X』の時代から比べると、SFXの技術は格段に進歩している。スリザーでは、新しいものを見せつつ、昔人々を恐がらせたクリーチャーたちの復活を遂げさせたかった」ガンは、自身のビジョンを実現するため、特殊効果の世界では一番のトッド・マスターズに依頼。マスターズは快諾し、その理由を次のように語っている。「エフェクトの業界にいると、台詞など飛ばしてついそれだけを見てしまう。でもこの作品は読んでいて面白かった。ジェイムズからの“映画の中のクリーチャーが本当にセットで出演者達と絡んで、大破壊を起こしているようにしたい”という提案にふたつ返事でOKしたんだ」
エピソード1…スリザー他クリーチャー製作に使用された材料は、サーマ・ジェルという“大人のおもちゃ”用に開発された最強のゴムジェル。
エピソード2…本作の製作にあたり、アメリカ国内のシリコンを使い果たしてしまった。追加生産には一ヶ月も要した。

■ホラー映画には、キャラクター設定が不可欠!
ガンは語る。「宇宙からの脅威に襲撃されるという、現実には起こらないストーリーでも、登場人物たちの日常生活の延長線上に起こる物語でなければならないと思った。」ガンは登場人物たちと観客が少しずつ繋がっていくようなプロットとキャラクター設定に精を出した。その結果、脚本を読んだ誰もが、その破壊的な恐怖と残酷な描写に反応した。「全てはキャラクター、つまり“彼らは誰か?”ということから始まる。これは特にホラー映画では必要なことなんだ。危険人物がさほど気にもならない登場人物をやっつけて食べたとしても、ただのゲームでしかない。登場人物のことを好きになれば、一緒に貴重な体験を味わえる。登場人物がただ死ぬだけじゃなく、彼らに背景と物語を与えなければいけないんだ」

■コンサバ美女vs.クリーチャー

正統派美人のバンクスは、堅実で保守的な役柄を演じることが多かった。しかし、今回は違う。ヒロイン像をパターン化しないバンクスは語る。「ヒロインと彼女を襲うクリーチャーの関係が『美女と野獣』や、少しだけ『キング・コング』のフェイ・レイのように思えたの。最悪のクリーチャーに包み込まれた時、フェイ・レイがコングの大きな手の中にいる姿を思い出したわ。」しかし、ストーリーが進むにつれて全ては崩壊する。「スターラは戦うことを忘れていた・・・ でも本来の自分を取り戻したの。」命の危険にさらされた彼女は、クリーチャーと戦うのだ。銃をぶっ放し、杭を突きまくり、爆破も厭わない。血と液にまみれ、擦り切れたスリップで徹底的に戦いまくるのだ。

■俳優を追い込んだリアルな恐怖
撮影現場では、キャストもクルーも自然に暗黒の恐怖に包まれていった。ギットリとした光沢を放つ不気味なまでにリアルなスリザー、何リットルもの血、犠牲になった生命たちの残骸…。メイン・キャストを受け持つ俳優たちは、常にゾッとさせられていた。スリザーに追われていないときは、脳を支配されてしまった人間たちから逃げまわり、彼らは常に恐怖と戦うシーンを演じていた。そのうちに、現実世界と『スリザー』の領域が麻痺する状態に陥ってしまったのだ。ネイサン・フィリオンは言う。「大草原の中の木に囲まれた小さな丘に座っていた。突然、何かが丘を這いずり上がって来るのが見えた。それは36体のもはや人間でないモノたちだった。それが一番うなされた悪夢だったよ!」

ストーリー



アメリカ南西部。謎の宇宙生命体が潜む隕石が落下した——— 警察署長のビル・パーディはその晩も市民の安全を確認するため、自らパトロールに出ていた。一方、かつての恋人スターラは、街の有力者であるグラントと結婚生活を送っていた。しかし、些細なことで喧嘩した二人。グラントはスターラを残し、ひとり出かけてしまった。
バーに立ち寄ったグラントは、そこで昔の女友達ブレンダと再会する。飲み明かすうちに意気投合した二人は、思い出がつまった森を訪れ、ある物体を発見した。はじめは好奇心に駆られたものの、その異様さにブレンダは本能的に危険を感じる。と、その瞬間、そこから何かが飛び出し、グラントの体に突き刺さったかと思うと、あっという間に体内に侵入してしまった。
その日を境に街では不審な事件が多発した。街中のペットが消え、行方不明者が続出した。あの晩グラントと過ごしたブレンダも失踪していた。そして、グラントにも変化が現れた。体には醜い腫れ物ができ、生肉を喰い、攻撃的になった。その異常な行動に、街で起こっている一連の事件との関連を予感したビルは、スターラの協力の下、彼を容疑者として捜査を開始するのだった。
遂にグラントを発見した一行は、もはや人間ではないその姿を前に愕然とした。彼はビルたちを誘うかのように森へ逃げ込むと、山小屋を前に姿を消してしまった。漲る緊張のなか一行が突入すると、そこには行方不明となったブレンダがいた。しかし次の瞬間、彼女の体は破裂し、無数の未知の生命体(スリザー)が溢れ出し、仰天する警官たちの口に向かって一斉に進入を開始してきた!
スリザーに進入された者たちは、脳を支配され、生存者を襲い始めた。生命体の増殖は留まることを知らず、街は瞬く間にカオスと化した。間一髪を逃れた女子高生カイリーは、奴らに侵入されかけたとき、脳裏に浮かんだ映像である事実を知る。奴らが地球に来たのには恐るべき目的があったのだ・・・。
地上を覆い尽くすスリザー、支配されてしまった人間、そして、スリザーの大増殖とともに姿を消したグラント———。この史上最悪の事態に、ビルたち生存者が生き残れる道はあるのか!?

スタッフ

監督:ジェームズ・ガン
製作:ポール・ブルックス
エリック・ニューマン
製作総指揮:マーク・エイブラハム
トーマス・A・ブリス
スコット・ニーマイヤー
ノーム・ウェイト
脚本:ジェームズ・ガン
撮影:グレゴリー・ミドルトン
音楽:タイラー・ベイツ

キャスト

ネイサン・フィリオン
エリザベス・バンクス
マイケル・ルーカー
グレッグ・ヘンリー

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