第19回東京国際映画祭・協賛企画「animecs TIFF 2006」ワールドプレミア上映作品

2006年/日本/カラー/40分/ 配給:松竹

2007年11月23日よりDVDリリース 2007年5月19日、新宿バルト9ほか全国順次レイトショー

(C)2006大友克洋・講談社/バンダイビジュアル・サンライズ

公開初日 2007/05/19

配給会社名 0003

解説


大友克洋原作「SOS大東京探検隊」を、続編としてアレンジした3Dアニメ最新作!

★第19回東京国際映画祭・協賛企画「animecs TIFF 2006」において、40分という中編ながらワールドプレミアとしてお披露目され、喝采を浴びた1本の新作アニメ——それがこの『新SOS大東京探検隊』である。
大友克洋の短編マンガ「SOS大東京探検隊」(初出「マンガ少年」1980年4月号/朝日ソノラマ)を原作に、当時描かれなかったアイデアを盛り込んで大胆にアレンジした続編だ。

★本作は『スチームボーイ』で培ったデジタルの技術をさらに進化させ、3Dアニメの新境地に挑戦。従来の3DCGとは一線を画した自然で存在感のあるキャラクター描写が、アニメ業界を中心に各方面の熱い注目を集めている。日本の伝統的なセルアニメの手法を継承する、真に画期的な3Dアニメが誕生した。
★この作品の見どころはそうした技術面だけに止まらず、等身大で描かれた少年たちの「ひと夏の冒険譚」もまた、きっと多くの人を魅了するだろう。観客自身も探検隊の一員となって、東京の地下深くで出会うさまざまな出来事に驚き、それを心から楽しむに違いない。制作には『スチームボーイ』を作り上げたサンライズ・エモーションスタジオが母体となり、監督の高木真司をはじめ精鋭スタッフが結集。派手な大作ではないが、新しい時代を切り拓く優れた一作が完成した。大友克洋も「原作者冥利に尽きますね。近年のアニメーションでは最も気に入っています」と絶賛!

ストーリー



2006年、夏。5年生の尾崎竜平は、父親の昇平が小学生のときに書いた「大東京地下探検記」というノートを見つける。そこで竜平はチャット仲間の俊と義雄を誘って、新しく探検隊を結成。夏休みのある日、勝手についてきた弟のサスケを加えた4人で、地図に記された秘密の宝物をめざして、マンホールから地下に降りる。やがて少年たちは地下で暮らす又吉と偶然出会い、誰もいないと思われた世界に怪しげで、しかし気のいいオトナが数多く住み着いていることを知る。子どもたちは住人に歓迎されるが、それで何かのタガが外れたのか、旧日本陸軍の生き残りと称する山下老人や、義雄のいとこの桃代までも巻き込んで、居住地は過激派の繰り出す火炎瓶と38歩兵銃の銃弾が飛び交う戦場となる。果たして、地下に隠された”日本の宝”の正体とは?

スタッフ

原作:大友克洋(「SOS大東京探検隊」講談社刊)
脚本;村井さだゆき
キャラクターデザイン・アニメーションディレクター:小原秀一
エフェクト作画監督二橋本敬史
CG1監督:小久保将志
アニメーションチーフ:中島智成
美術監督:谷口淳一
音響音楽監督:百瀬慶一
音楽;池頼広
監督:高木真司
制作:サンライズ・エモーションスタジオ
製作:バンダイビジュアル、サンライズ

キャスト

尾崎竜平:小林沙苗
サスケ〔尾崎聡);矢島晶子
桜木俊;相田さやか
大木戸義雄;梅田貴公美
滝山桃代:浅川悠
又吉:塩谷浩三
山下草次郎:島田敏
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