原題:The Harder They Come

1972年/ジャマイカ/104分/ビスタサイズ/5.1chサラウンド/デジタル(Blu-ray)上映/ 配給:シネフィル・イマジカ→提供:是空、ハピネット 配給:日販

2014年7月5日から18日、 渋谷HUMAXシネマ、シネマート心斎橋にてロードショー!全国順次公開! 2006年07月08日よりDVDリリース DVD発売に先駆け、2006年6月24日(土)よりUPLINK Xにてレイトショー!

DVD-BOX<3枚組>2006年7月8日(土)on Sale!

(C)1999 - International Films Ltd., All Rights Reserved

公開初日 2006/06/24

配給会社名 0634

解説


レゲエを世界に広めた伝説の音楽映画!
ボブ・マーリィと『ハーダー・ゼイ・カム』により、世界はレゲエを知った——。
‘60年代の終わりにカリブの島国ジャマイカで発祥した強烈なビート、レゲエ。いまや全世界の音楽シーンに定着したレゲエを世界に広める決定的な火付け役となったのが、ジミー・クリフ主演の『ハーダー・ゼイ・カム』である。ジャマイカ初の長篇劇映画『ハーダー・ゼイ・カム』は、本国はもちろんアメリカでも大反響を巻き起こし、カリスマ的人気を獲得。ジミーと並ぶ初期レゲエの人気バンド、メイタルズも参加したサントラ盤は世界的に大ヒットし、同年にリリースされたボブ・マーリィ&ウェイラーズのアルバム『キャッチ・ア・ファイアー』とともにレゲエ・ムーヴメントを巻き起こした。役者のほとんどを現地調達し、生のままのジャマイカを描いたこの作品は、ジャマイカのスラム街に生きる人々の強烈なエネルギーに満ち溢れている。映画『ハーダー・ゼイ・カム』は、ジャマイカの強烈な陽射しと、ゲットーの熱気と、シャンティ・タウン(スラム街)で生まれた反逆の音楽レゲエ誕生のルーツを映し出した音楽映画の金字塔である。

1972年製作の映画『ハーダー・ゼイ・カム』は、レゲエという音楽とレゲエを生み出したジャマイカ社会の現実を赤裸々に描き、70年代初頭のジャマイカの姿をありのままに映している。ジャマイカの貧しい農村から、スターの座を夢見て大都市に出てきた青年を描くこの映画の核にあるのは、やはりレゲエである。ビジュアルにある通り、その核の中心に主演のジミー・クリフがそそり立っている。72年と言えば、ジャマイカがイギリスから独立して10年、音楽史的にも、レゲエがジャンルとして完成してくる頃であった。

ジミー・クリフは48年生まれ。14歳で歌手デビュー。当時24歳で本作の主演に抜擢、音楽も担当し、主題歌含めサウンドトラック盤も大ヒットを記録。レゲエ黎明期を代表する名曲・佳曲が目白押しのサウンドトラック盤にも実に多彩な世界が広がっている。

勿論、アツいのは音楽だけではない。ジャマイカにおける初の商業映画となった本作は、映画の完成度とは別次元の途轍もないパワーを秘めている。また、他の映画と比べようもない程、本作で描かれているエピソードの一つ一つに現実感があり、それが積み重なって生まれる迫力が、映画をかつてないリアルなグルーヴで包み込んでいる。

製作・監督・脚本は、本作がデビュー作となったペリー・ヘンゼル。共同脚本は、『ONE LOVE ワン・ラブ』のトレヴァー・ローヌ。そして、製作総指揮には、ボブ・マーリーを発掘したアイランド・レコードの創業者であるクリス・ブラックウェルが名を連ねている。

伝説となった“レゲエ映画の金字塔”が、製作から40周年の時を超え、HDニューマスター版で鮮やかに蘇る!

ストーリー


スタッフ

監督・脚本・製作:ペリー・ヘンゼル
製作総指揮:クリス・ブラックウェル
脚本:トレヴァー・ローヌ
助監督:ロバート・ラッセル、トニー・ストロー
製作主任:イヴォンヌ・ジョーンズ
美術・衣装:サリー・ヘンゼル/録音:ボブ・ポヴェイ、ウィンストン・ロドニー
撮影:ピーター・ジェソップ、デヴィッド・マクドナルド、フランクリン・セント・ジャステ
編集:ジョン・ヴィクター・スミス
音楽:ジミー・クリフ

キャスト

ジミー・クリフ
ジャネット・バークレイ
ザ・メイタルズ
プリンス・バスター
アルトン・エリス

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