2番目のキス

性格も、育った環境も、趣味も違う二人が出会い、ひと目で生まれた恋。しかし蓋を開けてみれば、あまりにも違うお互いを理解することは難しくて、なかなか二人の生き方がかみ合わない・・・。彼は超熱狂的な野球ファン、彼女のライバルはメジャーリーグのレッドソックス！恋を成就させるために二人はどこまで歩みよれるのか。「２５年目のキス」「５０回目のファースト・キス」に続く、“キス・シリーズ”最新作！そんな恋愛が、ラブ・ストーリーの女王、ドリュー・バリモア（「２５年目のキス」「５０回目のファースト・キス」）、サタデー・ナイト・ライブの超人気者、ジミー・ファロン（「TAXY NY」）を迎えて、リアルにコミカルにドラマチックに描かれます。

　ヒロインのリンジー（ドリュー・バリモア）は、サクセスの階段を駆け上がってきたビジネス・コンサルタント。これまで、自分と同じ「勝ち組」の男性としかつきあったことのなかった彼女は、ひょんなことから出会った高校教師のベン（ジミー・ファロン）とひかれあい、交際をスタートさせる。学校でも人気NO.１教師のベンは、とびきり優しく、とびきり愉快なナイスガイ。いつしかリンジーは、彼との結婚を意識するようになる。しかし、春の訪れと共に、彼女の前には強力なライバルが出現した。その名は、メジャーリーグのボストン・レッドソックス。少年時代から熱烈なレッドソックス・ファンのベンの生活は、シーズンの開幕と同時に、すべてが野球中心に回転。リンジーも、最初はそんな彼につきあって球場へ足を運んでいたが、次第に仕事との両立が難しくなっていく。しかも、パリ旅行の誘いを、「マリナーズ戦があるから」と断られる事態に、リンジーの悩みは深まるばかり。レッドソックスを愛するほど、彼は私を愛してくれない。そう感じたリンジーは、ベンとの別れを決意するのだが……。

　イギリスの小説家ニック・ホーンビィ（「ハイ・フィディリティ」「アバウト・ア・ボーイ」）の原作をベースに、大ヒットコメディ「メリーに首ったけ」「愛しのローズマリー」の、ピーター＆ボビー・ファレリー兄弟監督がいつもより毒気を抑えたテイストで、しかし、そのユーモアは存分に発揮しながら、等身大の恋の物語を本年度最高のデートムービーに仕上げています。