気球クラブ、その後
第19回さっぽろ映画祭招待作品
2006年/日本/93分 配給:エム・エフボックス
2007年05月18日よりDVDリリース 2006年12月23日、渋谷シネアミューズ にてレイトショー
(C)2006 PLUSMIC・CFP
公開初日 2006/12/23
配給会社名 0678
解説
園子温監督が切り開いた新境地
監督は『奇妙なサーカス』『紀子の食卓』など、海外映画祭で多くの賞を受賞し、国内外でその奇才ぶりが注目されている園子温。今回は近年の園作品の“毒”を巧みにオブラートに包み込み、これまでの作品イメージとは全く違った世界観をスクリーンに映し出している。90年の「自転車吐息」をも彷彿とさせるようなこの青春映画は、映画監督としての新たなスキルを提示すると共に、ベテラン監督として決して安住することのない無限の野心と可能性を感じさせるに十分だ。
荒井由実の名曲「翳りゆく部屋」がニューバージョンで生まれ変わる
主演は、映画・ドラマと幅広い分野で活躍を見せている深水元基。ヒロインには本作が映画初出演となるグラビアアイドル・川村ゆきえ。元ジョビジョバの長谷川朝晴、演技派女優の永作博美らが脇を固める。テーマソングは、園監督がモチーフにもした荒井由実の名曲「翳りゆく部屋」を畠山美由紀が透明感あふれる歌声でカバー、過ぎ去るからこそ美しく忘れがたい青春のワンシーンを象徴している。
ストーリー
大切な何かを失って、僕らは再び歩き始めた・・。
“気球クラブ・うわの空”。このサークルには、本当に気球が好きな人、寂しさを紛らわしたい人、恋愛や友情を求める人・・、さまざまな想いを抱いた若者たちが集っていた。5年後——。ガールフレンドのみどり(川村ゆきえ)と微妙な関係を続けている二郎(深水元基)のもとに、かつての仲間から1本の電話が入る。村上(長谷川朝晴)の突然の事故。そして、死——。このことをきっかけにバラバラになっていたメンバーが再び集まり、村上を偲んで大宴会が行われることになった。だが彼らは気付いていた。これが最後の、一夜限りのバカ騒ぎだということに。そして二郎はそこで、美津子の村上への深い想いを初めて知ることになる・・・。
スタッフ
監督・脚本:園子温
エグゼクティブプロデューサー:小曽根太
プロデューサー:富田敏家
ラインプロデューサー:天野修敬
撮影:谷川創平
録音:原川慎平
整音:小宮元
編集:伊藤潤一
キャスティング:杉山麻衣
スチール:黒田光一
テーマソング:荒井由美
キャスト
深水元基
川村ゆきえ
長谷川朝晴
永作博美
西山繭子
いしだ壱成
与座嘉秋(ホーム・チーム)
大田恭臣
ペ ジョンミョン
江口のりこ
安藤玉恵
松尾政寿
内山人利
不二子
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