孤独と絶望のなかで、彼らは愛と希望を諦めない

2007年/日本/128分 配給:東宝

2007年07月13日よりDVDリリース 2007年1月27日有楽座ほか

(C)2007 映画「どろろ」製作委員会

公開初日 2007/01/27

配給会社名 0001

解説


テーマは、「正義」「勇気」そして「希望」
アジア発、世界へ

●ジャンル不問の壮大なる一大エンタテインメントへの挑戦

21世紀に入り加速的な勢いをつけはじめた日本映画界において、一大ニュースとなる企画がスタートした。漫画を世界的な文化に押し上げた巨人・手?治虫原作の隠れた傑作「どろろ」の映画化である。かつて世界的なクリエイターたちがこぞって手?原作にほれ込み、映画化を目指していたなかで、その映像化が不可能とされた幻の傑作が「どろろ」である。

発表から40年の時を経た名作「どろろ」に世界の才能が集結し、戦国時代という原作の設定を、いつでもない時代、どこでもない場所という神話的な歴史観をベースにして置きかえ、不偏のメッセージをテーマにして強烈なキャラクターたちを登場させる構成で現代によみがえらせた。

原作がもつワイルドなエンタテインメント性を一気に凝縮させ、壮大なスケールとスピードで、いままでの日本映画の枠では成立しえなかった冒険活劇として企画が進められたこの作品は、アジアから世界に向けた映画作りの挑戦でもある。2007年新春、映画「どろろ」は世代を超えた観客たちのド胆を抜くことになるであろう。

●総製作費20億円
日本映画の枠を超えた最大規模の撮影体制

「どろろ」しか持ち得ない独特の世界観を余すことなく表現する数々の取り組み、それは、日本映画の既存概念を覆す挑戦でもあった。時代設定や場所が、これまでの「時代劇」のイメージに陥ることを徹底して排除させるために、ニュージーランドで大掛かりなロケーションを敢行。広大なる自然環境と日本人の感覚を超えた夜明け、晴天、夕景の光線の数々が、物語自体がもつ力強さと見事な融合を果たし、「どろろ」がもつ可能性を最大限、引き出すことに成功した。監督・脚本には、優れたストーリーテリングと人物描写で数々の話題作を発表し、世界の映画祭で高い評価を受ける塩田明彦。新しいエンタテインメントの息吹に新たな才能をスクリーンに魅せることになる。また重要な役割を占めるアクション・シーンを担当したのは、「HERO」「LOVERS」でハリウッドを魅了したチン・シウトンだ。世界屈指のアクション監督を日本映画に初めて招聘し、彼のキャリアの集大成となる斬新な演出方法で、想像を超えるアクションシーンをフィルムに焼き付けた。その映像の数々は、これからの日本映画界に多大な影響を与えることになるだろう。

●妻夫木聡×柴咲コウ
現在、想定できる最高のキャスティングが実現

「どろろ」のキャスティングには、日本を代表する俳優たちが終結した。百鬼丸とどろろ=バディ(相棒)・ムービーの柱を担うのは、妻夫木聡と柴咲コウ。日本映画界のみならずアジアで人気を誇る最高の2人が、「俳優としての今までのキャリアのすべてを出す」という意気込みのもと、これまで出演したどの映画・ドラマでも見せたことのない表情とアクションをスクリーンにお見せすることとなる。

さらに、「ヘブン・アンド・アース 天地英雄」に出演し世界的な評価を受けた中井貴一が宿敵となる醍醐景光を、原田美枝子がその妻・百合を演じ、瑛太、杉本哲太、麻生久美子、土屋アンナ、劇団ひとり、中村嘉葎雄、原田芳雄他、錚々たるメンバーが出演を果たした。「どろろ」が持つ疾走感と独自のパワーに秘められた世界観は、最高の俳優たちによって、誰も見たことのないエンタテインメント映画へと昇華した。

2007年新春——日本は“本物のエンタテインメント”に目覚める。

ストーリー







賢帝歴3048年。
遥か昔、しかし、未来にも見える世界。いつの時代もどの国にでも存在しうる普遍の世界。大地の東の果てにあるその国では、数十年に及ぶ戦が続き、秩序を失った争いと荒廃だけがすべてを支配していた。

終わりの見えない戦国の世を憂う、醍醐景光(だいごかげみつ・中井貴一)というひとりの武将がいた。影光は戦乱の世を治める「力」を手にいれたいと心の底から願っていた。

そして、自らの野望をかなえるために、やがて生まれてくる我が子を48体の魔物に捧げ、見返りとして巨大なる「力」を手にする。かくして生まれた赤ん坊は、目、耳、口、手、足といった体の部位が無く塊のような姿で生まれ、景光の厳命を受けた母・百合(原田美枝子)によって捨てられてしまう————

20年後……
戦国の世で一人たくましく生きるために男装をした姑息な盗人・どろろ(柴咲コウ)は、ある砂漠の街で一人の男に出会う。百鬼丸(妻夫木聡)と名乗るその男は、街の酒場に突如現れた魔物を、自らの左腕に繋がれた刀で迷うことなく切り倒す……。しかしその直後、彼の体に激痛が走り、膝先がガクリと折れ、作り物の足が体から外れたかと思うと、膝先から新たな足が生えてきた。信じがたい有り様に周囲の者たちは一様に怯えた。しかし、どろろは恐ろしさを感じなかった。それどころか不思議な興味を抱いた。どろろは百鬼丸の左腕にある妖刀を手に入れたいと思ったのだ。百鬼丸のことを周囲に聞いて回る、どろろ。それに答えたのは、さすらいの琵琶法師(中村嘉津雄)であった。

20年前、母の手によって捨てられた赤ん坊を拾い、体を与えたのは寿海(じゅかい・原田芳雄)という医師だった。寿海は赤子から必死に生きようとする力強い意思を感じる。赤子は意思を通わせる手段はないものの、どうやら相手の心に直接、気持ちを伝える力を持っているらしい。寿海は、自身が持つ医術のすべてを駆使し作り物の体を与えた。しかし、体の一部分をさらに奪おうと赤子のまわりには様々な魔物たちが現れ始めた。寿海は魔物たちから赤子を守るため、両腕に刀を埋め込む。左手につながれたのが、かの妖刀・百鬼丸であった。

それから数年後、時にやさしく時に厳しく育てられ、立派な青年に成長した。そしてある日、死に瀕した寿海に真実を告げられる。「ワシは……お前の父ではない!ワシが死んだらお前に施した医術を葬るためにこの家を焼け!」そういい残して寿海は死んでいった。

残された百鬼丸の耳に聞こえる声……
「……元の体を取り返したく思うなら、その左手の破魔の剣で四十八の魔物を切り伏せよ……!」1体の魔物を倒すたびに体の部位がひとつずつ戻るというのだ。そうして彼は48体の魔物を倒す旅に出たのだった————

一方どろろは殺された両親の敵討ちの旅を続けていた。
誰にも心を開くことのない百鬼丸の姿を見てどろろはどこか自分に似たものを感じた。
敵なのか味方なのか、先の見えない奇妙な出会いを遂げたふたりの旅が、今、始まった!

父の野望のため体を奪われし者——。時の権力に両親を奪われし者——。
失われた体と心を取り戻すために、今こそ運命に挑め。

スタッフ

原作:手塚治虫「どろろ」
監督:塩田明彦
アクション監督:チン・シウトン
ヴィジュアルコンセプトデザイン:正子公也
プロデューサー:平野隆
脚本:NAKA雅MURA、塩田明彦
製作:「どろろ」製作委員会
(TBS/ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン/電通/MBS/
中部日本放送/S・D・P/ツインズジャパン/Yahoo!JAPAN/WOWOW/
RKB毎日放送/北海道放送/朝日新聞社/東京都ASA連合会)

制作プロダクション:ツインズジャパン

キャスト

百鬼丸:妻夫木聡
どろろ:柴咲コウ
多宝丸:瑛太
鯖目:杉本哲太
お自夜:麻生久美子
鯖目の奥方:土屋アンナ
チンピラ:劇団ひとり
百合:原田美枝子
琵琶法師:中村嘉葎雄
寿海:原田芳雄
醍醐景光:中井貴一

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