原題:Benji: Off the Leash!

本国アメリカにて2004年8月20日公開

2004年/アメリカ映画/1時間37分/ビスタサイズ 配給:東芝エンタテインメント

2007年04月27日よりDVDリリース 2006年11月11日(土)、シネ・リーブル池袋ほか全国順次ロードショー公開

(c)2004 Benji Returns LLC. Benji is a registered trademark of Mulberry Square Prductions,inc.

公開初日 2006/11/11

配給会社名 0008

解説


●世界中で愛された<ベンジーシリーズ>が登場!

1974年アメリカで一匹のスターが生まれた。その名は”ベンジー”、ふさふさゆれる垂れた耳を持った犬。映画『ベンジー』(74)でスクリーン上をところ狭しと走り活躍するベンジーの姿は、多くの人の心を掴み、全米とカナダの1975年度興行成績第3位にランクイン。主題歌「I Feel Love」はゴールデン・グローブ賞を受賞、アカデミー賞にもノミネートされた。その人気は世界に飛び火。1976年に公開された日本でも、大人から子供までが夢中になり一大ブームを巻き起こした。その後も、『ベンジーの愛』(77)『名探偵ベンジー』(80)『がんばれ!がんばれ!ベンジー』(87)と公開されるたびに、ベンジーの活躍に多くの人が心躍らせ、新たなベンジーファンを生み出してきた。
日本公開から30年経った2006年戌年の今年、世界中で愛された犬、”ベンジー”が新たにスクリーンに登場する!

● シリーズすべてを手がけた監督による新星ベンジーの物語

ベンジーシリーズは『ラブいぬ ベンジー/はじめての冒険』を含めて全10本が製作されており、11億人近くの人々が鑑賞。2002年のピープル誌では”必見ファミリー映画トップ20″に『ベンジー』が選ばれるほど、登場から約30年を経て今なお根強い人気を誇っている。この愛すべきキャラクター”ベンジー”を生み出し、すべてのベンジーシリーズを手がけたのがジョー・キャンプ。本作は、そのジョー・キャンプが監督、脚本、製作を務めた新しいオリジナルストーリー。
ジョー・キャンプが新星ベンジー役の犬に出会ったのは、ミシシッピの動物保護施設。「こんなに利発でかわいい犬がなぜ捨てられたのか?」—監督が捉われたこの疑問は、本作のストーリーに大きなヒントを与え、そして『ラブいぬ ベンジー/はじめての冒険』が作り出された。
“ベンジー”を知り尽くしたジョー・キャンプだからこそ描ける”ベンジー”の魅力満載の本作は、2005年ジェネシス賞ファミリー映画部門を受賞している。

● ぎゅっと抱きしめたい”ヒーロー”新星ベンジー

新星ベンジーは、トレードマークの垂れ耳に、ぬいぐるみのようなくしゃくしゃでふわふわとした毛並み、きょろきょろと動くまん丸の瞳を持った犬。やんちゃで好奇心旺盛で、頭の回転もなかなかなもの。従順な優等生の飼い犬ではなく、思うがままに人間を振り回すときもある。
生まれてすぐに捨てられふるふると震えている子犬時代、心優しい少年に助けられ森の秘密基地でオウムのマーリンと一緒にすくすくと成長していく様、相棒のベロンチョとの厚い友情、そして何よりも愛するママを助け出そうと必死に活躍する姿。小さな体の犬が、乗り越えるには大きすぎる障害に、決してあきらめることなく立ち向かう姿は、まさに感動的。「ベンジー!」と声援をおくり、思わず抱きしめたくなってしまう。

●本物のぬくもりだけが教えてくれる命の尊さ

ペットブームと呼ばれ、多くのペット情報が氾濫する現代、その裏側にある現実の厳しさには多くの人が目をつむっている。飼い続けることができず捨てられた犬や無理な繁殖による病気や障害・・・それは『ラブいぬ ベンジー/はじめての冒険』に登場するベンジー、ベロンチョ、ベンジーのママの姿。本作では彼ら登場動物たちにCGやSFX、アテレコといった特殊効果を使っていない。不自然に誇張された表情でなく自然な犬たちの動きは、手を伸ばせばその暖かい体に触れられるような、すぐそこにベンジーたちがいるような気持ちになる。彼らが走り、鳴き、動いている姿を見て、その小さな命をおびやかすようなつらい目にあわせることを誰が望むのだろう? 
『ラブいぬ ベンジー/はじめての冒険』は、私たちの胸にペットを飼うことの責任について、命の尊さについて改めて問いかけてくる作品だ。

ストーリー



“ベンジー”って知っていますか?
そう決してあきらめない強さを持ち、世界中に愛された、あの犬の名前。
勇気と愛をもった犬だけが、このヒーローネームを名乗ることができるのです。
ここはアメリカ ミシシッピ州のとある街。
一匹の子犬が産まれてすぐに捨てられました。
なぜって? それは、黒くて美しい毛なみをもつ純血種のママに似ていないから。
真っ暗な空き家でひとりぼっちで震えているところに、手を差し伸べてくれたのは、14歳の少年コルビー。コルビーの父親ハチェットは「純血種でない犬はいらない犬」と、この子犬を捨てた人。だからコルビーは、父親にみつからないよう、おうむのマーリンが見張り番をしている森の秘密基地に子犬を連れて行きました。一年後、小さかった子犬も、コルビーに内緒でこっそり基地を抜け出すほど、やんちゃで元気いっぱいに大きくなりました。とっても舌の長い犬ベロンチョ、気難しそうに見えるけど庭にえさを用意してくれるやさしいフィンチおじさんと、大切な仲間が増えていき、とっても楽しい毎日。ただひとつ心配なのは、時々コルビーと一緒に様子を見に来てくれるママ、デイジーの様子がおかしいこと・・・。
ある日、ついにハチェットに秘密基地がみつかってしまいました!ハチェットは純血種でとっても大事なデイジーが、「いらない雑種犬」と一緒にいることに大怒り。コルビーとデイジーを引きずるように連れて帰ります。 
ハチェットは、デイジーを庭の狭い檻に閉じ込めてしまいます。その庭にはほかにもたくさんの檻がありました。実はハチェットはまともな世話もせず、たくさんの犬にどんどん子供を産ませては、それを売りさばいている悪者ブリーダー。高く売れることだけを考えて、犬の命なんてまったく気にしていません。そしてデイジーも、無理なお産で病気にかかっていたのでした。コルビーはそんな父親から、デイジーを守ろうとしますが、逆にハチェットの怒りをかってしまいます。コルビーのママも夫のハチェットが怖くて逆らえません。日に日に弱っていくデイジー、このままだと命が・・・・。
愛するママ、デイジーを助け出せるのは「彼」しかいません!
高い塀を乗り越え、川を泳ぎ、パトロール中の動物保護管理局員の目をくぐりぬけ、ハチェットの監視の目が光る犬小屋へと、今、ママを助けに!
さあ、小さな体にあふれんばかりの勇気をもって、ラブいぬベンジーの冒険が今、始まります!

スタッフ

監督/脚本/製作:ジョー・キャンプ
製作:マーガレット・ローシュ
音楽:アンソニー・ディロレンゾ
撮影監督:ドン・レディ
トレーナー(ベンジー):ジェニー・カーンズ
トレーナー(シャギー):ロジャー・シューマッハー
アニマル・コーディネート:ロジャー・シューマッハー

キャスト

ベンジー:ベンジー
ベロンチョ:シャギー
デイジー:ジンジャー
マーリン:ジプシー
コルビー少年:ニック・ウィテカー
ハチェット:クリス・ケンドリック
リビングストン:ランドール・ニューサム
シェルドン:ドゥエイン・スティーヴンス
フィンチ:ニール・バース
クレア:クリスティ・サマーヘイズ
オジー:ネイト・バイナム
ミリアム:メリンダ・ヘインズ

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