2003年/日本/DV/86分 配給:アトリエ・キャット

2004年7月17日よりシネマアートン下北沢にてレイトロードショー

公開初日 2004/07/17

配給会社名 0490

解説

■福岡から新しい映像文化を発信
福岡に映像制作の拠点を作り、新しい文化を発信したい。福岡県出身の映画監督横山博人の構想のもと、その第一弾となるオール福岡ロケのこの作品が完成した。 しかし、地方発の映画でも普遍性のあるテーマを選び、いわゆるご当地映画にはしたくない。本作品は二人の女性と一人の男性がその交流を通して各々の道をしっかりと地に足をつけて進もうとする物語りである。

■世代とジャンルを越えた一流の映画人たちが集結!
今回監督を努めたのは、逸材が潜むと言われるピンク映画界期待の若手監督・荒木太郎。初の一般映画となる。スタッフには、荒木太郎率いるカメラマンの小山田勝治(映画「百合祭」)録音・小林徹哉(映画「とらばいゆ」「アベック・モン・マリ」)らが撮影現場を支えた。
そして編集は映画編集の第一人者である浦岡敬一(映画「人間の条件」をはじめ、大島渚監督作品、ほか日本映画を代表する多くの名作の編集を手掛けてきた)が担当。制作総指揮をつとめる横山博人の人脈を軸に他作品にはあり得ない、様々なジャンル・世代からの映画人がこのプロジェクトに集結した。そして現場では本作品には横山が塾長をつとめる「ふくおか映画塾」の卒業生達が参加。プロの映画人との制作で刺激を受け、たくさんの事を学んでいる。

ストーリー

夫の三回忌、忘れていた“彼女”が現れる
 未亡人の漆原佳恵36歳。一人住まいのマンションの玄関に帰りつくと玄関に不動産屋と若い女がいる。擦れ違い様、彼女の発した言葉が耳に止まる。「私の誕生花はひまわりで、花言葉は“あなたは素晴らしい”っていうんですよ」。夫の生前、夫の愛人から掛かってきた電話のセリフと重なる——。そしてその若い女、佐藤容子は佳恵の隣に越してきた。
自称映画監督の榊豊。
自己破産し、営業をやめた古い料亭「松月」で生活をしている。佳恵は榊を慕っている。しかし越してきた佐藤容子はまた榊の自己破産の代理人をつとめた弁護士事務所の秘書でもあった。
偶然の出会いにより展開していく3人の関係。

スタッフ

監督:荒木太郎
原作:神山由美子「お友達になりたい」
脚本:藤川美和
プロデューサー:掛須秀一、秀島康夫
撮影:小山田勝治
録音:小林徹哉
編集:浦岡敬一
助監督:田中康文
制作:デジタル・スタジオ・プランニング、ジェイ・フィルム、ふくおか映画塾

キャスト

佐々木麻由子
藤川美和
大野金繁

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