映画史上、最もツイてない主人公たちの物語。

2004/日本/カラー/ステレオ/ビスタサイズ/上映時間105分 配給:エンターテイメント倶楽部

2005年02月25日よりビデオレンタル開始 2005年02月25日よりDVDリリース 2004年6月12日よりテアトル池袋にて公開

©「HERO?天使に逢えば…」製作委員会

公開初日 2004/06/12

配給会社名 0459

解説


どんなに正直にやってても、どんなに努力しても、【運】がなければいつまでも負け組…?そんな納得の行かない想いを募らせるすべてのひとに贈る、ハートウォーミング・ラブストーリー誕生!
【世界一ツキのないボクサー】修二と 【日本一運の悪いOL】千夏。ひょんなことから出逢った二人は、正直すぎて損をするようなお互いに魅かれ合う。しかし案の定、凶運の二人には、ヤクザに追われたりと不運が続く。そこへ自分たちと正反対の強運カップル=アキラとエミリが出現。修二はエミリの励ましでボクシングへの情熱を取り戻し、復帰戦に臨む決意をする。千夏は、自分が会場に行けば修二が負けると思い、身を引こうと考える。…修二にとって本当の【天使】は誰なのか?

修二役を演じるのは、『超光戦士シャンゼリオン』『仮面ライダー龍騎』を経てヒーロー系出身俳優の最注目株となった萩野崇。初主演映画にして逞しさと繊細さの絶妙なバランスから来るその魅力を最大限に発揮します。対して千夏役には、CMや雑誌モデルで注目を浴び、『g@me』で仲間由紀恵の妹役として映画デビューした桜井裕美を起用。そして、共にモデルと俳優の両分野で個性派として光を放つ虎牙光揮(『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』)と橋本麗香(『白痴』『盲獣vs一寸法師』)がミステリアスな強運カップルを演じ、フレッシュキャストによるアンサンブルが展開。そこに渡辺哲、藤村俊二というベテラン2人が深みを添える。また、今井雅之、美木良介、小林稔侍という豪華特別出演陣に加え、格闘技界から船木誠勝、バンタム級で世界へ爆進中の木村章司らがカメオ出演というのも見どころ。

切ないラブストーリーを彩るのは、名門・花形ボクシングジムの全面協力と実際に後楽園ホールを使っての撮影で実現した迫力あるファイトシーン。更にエンディングを『ゼクシィ』CMの“パパパパーン”でお馴染み、Keycoのハートフルな主題歌が飾ります。

監督には『真説・人間魚雷・極悪仁義』『ビースト〜最強VS最凶〜』で異才を放ち、藤原竜也主演作『ムーンライト・ジェリーフィッシュ』が本年公開を控えて注目の鶴見昴介を起用。脚本、撮影、編集まで全てこなし、キャスト陣と共に本作のフレッシュな魅力を最大限に引き出します。

正直に、努力を続けていれば、きっといつか【運】は味方してくれる…。そんな気持ちにさせてくれる、楽しくて心温まる作品が生まれました。

ストーリー



自他共に認める【日本一ツイてないOL】高瀬千夏(桜井裕美)。ようやく出来た彼氏の実家でお父さんの頭に鍋物をぶちまけてしまったりと、人生ロクなことがない。そんな千夏は今、OL人生最大の不運に見舞われていた。自分の手配した伝票の行き違いで、某家お嬢様の一億円相当のストラディバリウスが行方不明になってしまったのだ。『この世に私より運のないヤツが居たら逢ってみたいわ…』一生かかっても返せそうにない額の弁償を迫られ、呆然とつぶやく千夏。
同じ頃、自他共に認める【世界一ツイてないボクサー】矢野修二(萩野崇)は、今日の試合でも案の定、アンラッキーパンチをもらってKOされていた。実力的には一目おかれる存在でありながら、プロデビュー戦では開始数秒でダウンを奪いながらバッティングで瞼を切られてTKO、世界戦直前には指を骨折して出場できず…と、ずっとここ一番で勝利の女神に逃げられ続けている。

翌朝、「ドーン!」という物音で目を覚ました千夏が表に出てみると、新聞配達の男が階段で気絶していた。配達のバイトをしていた修二が、階段を踏み外して転んだのだ。意識を取り戻した修二は、情けない顔でつぶやく。『俺、世界一運ないんじゃないかな…』。自分より運のないらしい修二との出逢いに、思わず喜んでしまう千夏。修二も、一億円の借金を背負った千夏の話を聞いて親近感を覚えてしまう。

『一億円なんて、どこにいったらあるんだろ…』なんとなく銀行に来てしまった2人は、強盗するとしたらどうやるんだろうなどと想像しているうちにキャッシュカードの勧誘に会い、千夏はとりあえず作ってしまったカードでキャッシング。しかし、修二が表で待っている間に、せっかく引き出した現金を盗まれてしまい、正に「泣き面にハチ」状態。あまりに気の毒になった修二は『どうせ勝てないのなら…』と、ヤクザの絡んだボクシング賭博で八百長を引き受け、その報酬を千夏に渡してやる。試合当日、格下の相手からダウンを奪われる修二を見て、千夏は思わず叫ぶ…。『この試合、八百長なの!』

ヤクザ達の怒りを買った2人は、否応なしに史上最悪の【運命共同体】となって逃避行をするはめに。所持金もないまま逃げ続ける2人は、道すがら、妙にノリの軽いカップル・アキラ(虎牙光揮)とエミリ(橋本麗香)に出逢う。アキラに押し切られる形で一緒に松本に行くことになった修二たちだが、無断借用した別荘がエミリに命を助けられたことのある老人(藤村俊二)の持ち物だったりと、異常に運のいい2人と行動を共にするうち、自分たちの運勢も変わっていくのを感じ始める。

どんなに努力してもうまく行かなかった自分たち。何もしなくても次々と幸運に恵まれるアキラ&エミリ。『どうせ一緒にいるなら、運のいい人の方が…?』運命を共にする約束をしたはずの修二と千夏の想いが、少しずつすれ違い始める。【勝利の天使】のようなエミリの励ましで再びボクシングへの情熱を取り戻した修二は、エミリと二人で東京に戻り、復帰戦へ向けて激しいトレーニングを開始。千夏とアキラは彼らを追って東京へ。

修二のボクシング人生を賭けた試合当日。千夏は【ツキ】のない自分が行けば修二が負けると思い、会場に入れない。一方、アキラとエミリはヤクザの絡んだボクシング賭博の賭け金を狙い、会場から姿を消す。修二にとって本当の【天使】は誰なのか?「映画史上、最もツイてない主人公」修二と千夏は、真のヒーロとヒロインになれるのか…?

スタッフ

監督・脚本・撮影・編集:鶴見昴介

企画・統括プロデューサー:渡邉義行
企画協力:赤川一之
協力:花形ボクシングジム
プロデューサー:増野琢磨
キャスティングプロデューサー:伊藤成良
主題歌
「HIGH&LOW feat.LIBRO」(東芝EMI株式会社/Virgin Music CO.)
アーティスト:Keyco
作詞&作曲:Keyco&LIBRO
6月16日発売アルバム「SEVEN」収録曲
音楽:遠藤浩二
照明:後藤謙一
録音:古川裕志
美術:佐々木敬
VE:長岡茂樹
助監督:石田和彦
制作担当:堀井健一
制作:エンターテイメント倶楽部
制作協力:テレビ朝日サービス
配給:エンターテイメント倶楽部

キャスト

萩野崇
桜井裕美
虎牙光揮
橋本麗香

渡辺哲
相本久美子
今井雅之(特別出演)
美木良介(特別出演)
小林稔侍(特別出演)
藤村俊二

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す