人間と幽霊の間に芽生える奇妙な友情、そして、 もどかしくも誠実な愛すべき大人のラブ・ストーリー

2004年/日本/カラー/ビスタサイズ/モノラル/72分 配給:K&M

2004年11月26日よりDVD発売開始 2004年11月26日よりビデオレンタル開始 2004年6月5日より池袋HUMAXシネマズ4にてレイトショー

©2004ミューズ・プランニング/K's Pictures inc.

公開初日 2004/06/05

配給会社名 0458

解説


お笑い界で人気・実力ともに確かな地位を築いている“くりぃむしちゅー”。彼らの主演映画『パローレ』がついに完成した。待望の本作は強烈なラテン・ビートに乗った、バカバカしくも切ないヒューマン・ゴースト・ドラマ。メンバーである有田哲平&上田晋也が時にコミカルに時にシリアスに、個々のキャラクターを瑞々しい感性で演じ、銀幕に強烈なインパクトを残している。共演はベテラン女優の烏丸せつこと“コント山口君と竹田君”の竹田高利。監督は『パコダテ人』『ガキンチョ★ROCK』の前田哲。撮影は北野武監督『HANABI』や三池崇史監督作などを数多く手がける山本英夫。そして脚本は堤幸彦監督『HIJIKI』『2LDK』の三浦有為子。また小島真由美、クレイジーケン・バンド、荒木一郎等、流行の昭和歌謡風音楽が全編を彩り、作品の味わいをより深いものにしている。

ストーリー


客もまばらな六本木のクラブ。そこは、夜な夜な幽霊たちが集い、情熱的に踊り狂うラテン・クラブだった…
 
決して男前とは言えないが、実直でやさしい中年男・山田(竹田高利)。今日こそ、彼は結婚相談所で出会った幸子(烏丸せつこ)に告白しようと心に決めていた。そしてまた幸子も山田のプロポーズを心待ちにしていた。しかし恋愛経験の乏しい山田と幸子の関係は、じれったいほどに進展しなかった。
 客もまばらな閑古鳥が鳴いている六本木のラテン・クラブ。無表情なバーテンが幸子にカクテルを差し出す。幸子がそれを口にした瞬間、店内に流れていた音楽は変わり、フロアには踊り狂う男女の姿が…!。ここは夜な夜な“幽霊”たちが集まるクラブだったのだ。生きていた時のそれぞれの思いを胸に、情熱的なラテンビートに乗って踊る幽霊たち。その中央でひときわセクシーに踊っている男がいた。その名はフェデリコ(有田哲平)。彼は幸子をフロアに引っ張り出し、無理矢理踊り始める。
山田もまた、バーテンが差し出したカクテルを飲む。そこで彼が目にしたものは、カウンターの端に座ってテキーラを飲んでいる血まみれの男だった。男の名は石原(上田晋也)。彼は事件に巻き込まれ、殺されたのだ。未だこの世に未練を残し、成仏できないでいる石原は踊ることさえ許されないのだった。そんな石原に山田は言った。「僕にとりついて下さい!」と…。果たして石原がこの世に残した未練とは?そして強引なフェデリコと幸子の気になる関係は?山田は幸子に無事プロポーズすることができるのだろうか?

スタッフ

企画・製作:横山和幸、新田博邦
エグゼクティブプロデューサー:大平義之
プロデューサー:亀田裕子、石田和義
監督:前田哲
原案:Lee Zen-too
脚本:三浦有為子
撮影監督:山本英夫
照明:宮尾康史
美術:大藤邦康
録音:阿部茂
編集:伊藤伸行
音楽:吉岡聖治、グルーボ・チェペレ
主題歌「面影」小島麻由美(ポニーキャニオン)
挿入歌「あまい囁き」烏丸せつこ&有田哲平
   「かわいそんな娘」竹田高利&ヘンリー
エンディング・テーマ
   「いとしのマックス」クレイジーケンバンドwith荒木一郎(ミューズ・レコード)
助監督:久保朝洋
制作担当:田嶋啓次
衣裳:長町佳奈子
スチール:西村彩子
企画:ミューズ・プランニング
製作:ケイズ・ピクチャーズ
製作協力:フォワード・グループ

キャスト

有田哲平(くりぃむしちゅー)
上田晋也(くりぃむしちゅー)
竹田高利(コント山口君と竹田君)
美咲レイラ
祝子優
平田弥里
英玲奈
深谷愛
ヘンリー
烏丸せつこ

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