原題:MASAI : THE RAIN WARRIORS

この旅で、少年は戦士になる。

2004年/フランス/94分/ビスタサイズ/ドルビーSRD 提供:コムストック、日本ヘラルド映画 配給:日本ヘラルド映画

2006年07月21日よりDVDリリース 2005年12月23日、テアトルタイムズスクエア他にてロードショー

公開初日 2005/12/23

配給会社名 0058

解説


知られざる“マサイの伝説”を描いたかつて観たことのない感動ドラマの誕生!

「MASAI」は、映画史上初、本物の“マサイの戦士”主演による壮大な感動スペクタクルドラマである。構想12年、総撮影時間2,000時間をかけて製作された「MASAI」は、荘厳なアフリカの大地と共存する美しく誇り高き民族の知られざる姿を描き、未知の世界へと観るものを誘う。
緋色の衣を身に纏った誇り高き漆黒のマサイ。神のような存在である“マサイの戦士”と、よそ者が入り込むことを忌み嫌うマサイ族の信頼を得るため、監督のパスカル・プリッソンは、12年にわたりマサイの村に通いつめ、世界で初めて映画撮影の許可を得ることに成功した。主演は、撮影隊が入るまでカメラなど見たこともなかった若い本物のマサイの戦士たち。監督の執念とも言える本作への情熱がマサイの信頼を勝ち取り、人種の壁を乗り越えて尊敬しあうことにより、この美しい作品は生まれた。
撮影と演技の概念がないマサイは、当初どうしても全員がカメラを見つめてしまい、クルーは何度も撮影の中断を余儀なくされた。しかし、読み書きができないマサイは心で台詞を理解し、驚くほどの吸収の早さでドラマの内容を理解し、一流の俳優に全くひけをとらない迫真の演技を披露した。
人類でもっとも美しく完壁な肉体、息をのむほどにゴージャスな装身具、そして神秘的な儀式と習慣から、マサイは“サバンナの貴族”と呼ばれている。

アフリカのサバンナを裸足で駆ける究極のロードムービー
まさにマサイ版「スタンド・バイ・ミー」!

幼いころから戦闘技術、忍耐、勇気を磨くための様々な儀式と経験を積んだものだけが、“マサイの戦士”となることを許される。「MASAI」に登場する9人の若き英雄たちは、実際にケニア南部に住む正真正銘の本物のマサイの戦士たちである。
マサイの伝説にインスパイアされた本作は、フィクションでありながらも戦士たちの現実を忠実に捉え、多くの人々の共感を呼ぶ究極のロードムービーとなった。数多くの困難が待ち受けるケニアの大平原を横断する旅路を通して、若きマサイたちはかけがえのない友情と勇気を学ぶ。と同時に、常に危険と隣り合わせの状況の中、裏切り、恐怖を知り、そして争いに立ち向かうことになる。
スタッフは“マサイの誇り”に最大の敬意を払い、脚本を練り直した。当初、主人公のメロノがたった一人で獅子を倒すことになっていたが、いかなる場合も互いに助け合うことを掟とする戦士たちの要望により、脚本はより事実に近い作品へと変貌を遂げ、その結果ドラマはさらに真実味を増すことになった。
脚本は、アカデミー賞にノミネートされた「キャラバン」で、知られざるネパールのキャラバン隊のドラマを描き出したオリヴィエ・ダザ。撮影は、「ラ・ピエトラ 愛を踊る女」「ビフォア・ザ・レイン」のマヌエル・テラン。アフリカの大地を際立たせ物語にさらに深みを与える音楽は、イヴァン・カサール。
約束を守り、彼らを尊重すればその人のために死をも辞さないという、現代人が忘れ去った美しき精神と、人間の尊厳を今なお至上のものとするマサイの姿は、真実の感動を呼び覚ます!

ストーリー



映画史上初!
本物の“マサイの戦士”主演による
かつて観たことのないドラマの誕生!!

千ばつに襲われたマサイの村。
雨を降らせる術はただ一つ、伝説の獅子ヴィチュアを狩り
そのたてがみを神に捧げることだった。
村に平和をもたらすために、まだあどけなさの残る9人の若きマサイが選ばれた。
彼らは命をかけた旅に出る。大人になるために。
そして、選ばれし者、真の「マサイの戦士」になるために…。

スタッフ

監督:パスカル・プリッソン
脚本:オリヴィエ・ダザ
   パスカル・プリッソン
製作:リシャール・グランピエール
   ステファンヌ・パルトネ
撮影:マニュエル・テラン
衣装デザイン:エレナ・アニエール・アリゴニ
美術:ギー・アキム
編集:ヴァレリー=アンヌ・サルシー
音楽:イヴァン・カサール

キャスト

メロノ:マイナ・マコ
ロモトゥーン:パルカシオ・ムンテット
パパーイ:パウル・セケナン
ナルコサイ:スワケイ・キピロッシュ
レンガイ:キアキ・ナリカエ
オレ:ペニキ・ソイヤニー
ンジャロ:ムサルペイ・トロジェ
シェタ:ジョン・ナシパ
サイトティ:ネメロク・ニクルナ
キボ:ダニエル・ンギナ
マトヨ:セントゥ・バーリ
レイラ:ムベティ・セレティ
ロミンチラ:パトリック・パルサオティ
ヌウェベ:オロジュ・デペ

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