原題:National Treasure

その封印を解く“暗号”は、 アメリカ独立宣言書に隠されていた──

2004年/アメリカ/カラー/131分/日本語字幕版:戸田奈津子/ ノベライズ:竹書房文庫 刊/オリジナル・サントラ盤:エイベックス 配給:ブエナビスタ・インターナショナル(ジャパン) 

2010年09月22日よりDVDリリース 2008年06月04日よりDVDリリース 2005年3月19日より日劇3ほか全国東宝洋画系にてロードショー

(C)DISNEY ENTERPRISES,INC.

公開初日 2005/03/19

配給会社名 0069

解説


歴史を揺るがす《伝説の秘宝》が蘇る!!

全米NO.1大ヒット!!
<オープニング3日間:$35,142,554>

       「パイレーツ・オブ・カリビアン」                     「ザ・ロック」「コン・エアー」
製作:ジェリー・ブラッカイマー×主演:ニコラス・ケイジ
2005年—今世紀最高のトレジャー・ハント・ムービー誕生!!

 太古の昔より、その《秘宝》は常に《至高の権力》と共に存在した——。
紀元前2000年、エジプトのファラオの墓に。紀元70年、エルサレムのソロモンの神殿に。14世紀、フランスのテンプル騎士団のアジトに。1492年、コロンブスを乗せたサンタマリア号に。そして1521年、アステカの太陽のピラミッドに…。だが、幾多の戦乱を逃れきたこの太古の《秘宝》は、1779年、独立戦争が激化するアメリカで忽然とその痕跡を絶った。
 2005年——伝説の秘宝を求めて闇の力が動き始めたとき 、ひとりの男が立ち上がる!歴史学者にして冒険家のベン・ゲイツ。何世代にもわたり秘宝の謎を追い続けてきたゲイツ家のまつえい末裔として、卓抜した推理と行動力、そして無尽の歴史的知識を武器に、彼はついに秘宝へと導く驚くべき手がかりを発見する。それは、アメリカの魂ともいえる一枚の文書──【アメリカ合衆国独立宣言書】に隠されていたのだ!
 果たして秘宝の正体とは一体何なのか? そこに封印された、歴史を覆す驚愕の真実とは? 巨大な敵から秘宝を守るため、FBIからも追われながら、ベン・ゲイツの命をかけたトレジャー・ハントが始まった!

 「パイレーツ・オブ・カリビアン」の製作ジェリー・ブラッカイマーが放つ、今世紀最高のトレジャー・ハント・ムービー──「ナショナル・トレジャー」。【合衆国独立宣言書】に封印された《秘宝》の謎に、天才的歴史学者にして冒険家のベン・ゲイツが挑む、超一級のエンターテイメント巨編である。
 全米では2004年11月19日に封切られ、オープニング3日間興行収入で3,514万ドルをあげる空前のNO.1大ヒットを記録。これは、輝かしいキャリアを誇るニコラス・ケイジにとっても歴代NO.1のオープニング成績にあたる。
 主演の冒険家ベン・ゲイツを演じるのは、ハリウッドを代表する実力派スター、ニコラス・ケイジ。製作は「アルマゲドン」「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジェリー・ブラッカイマー。「ザ・ロック」「コン・エアー」で全世界を興奮の渦に巻き込んだアクション超大作最強コンビがついに復活!!豪華スタッフ&キャストを「クール・ランニング」のジョン・タートルトーブ監督が見事なアンサンブルにまとめあげ、ミステリアスで、エキサイティングなアドベンチャーへと観る者を誘う。
 共演陣も、超一流の顔ぶれがそろった。主人公と共に謎に挑む博士役に「トロイ」のヘレン王女役で一躍注目を浴びたダイアン・クルーガー。天才ハッカーでベン・ゲイツの相棒役に若手有望株のジャスティン・バーサ。財宝を狙いベン・ゲイツと対立する謎の男に「ロード・オブ・ザ・リング」のボロミア役が記憶に新しいショーン・ビーン。FBI捜査官役に「レザボア・ドッグス」「パルプ・フィクション」「レッド・ドラゴン」の名優ハーヴェイ・カイテル。主人公の父親を演じるのはアカデミー賞俳優のジョン・ボイト。

 古典的なトレジャー・ハントのエキサイティングな高揚感! 次から次へと謎を解く頭脳ゲームのスリリングな醍醐味! そして、オスカー俳優ニコラス・ケイジの魅力が炸裂する、“アクション・ヒーローもの”の爽快感!! 観客を楽しませるための全てを備えた、無敵のアクション・アドベンチャーがここに誕生した。

ストーリー



その封印を解く“暗号”は、
アメリカ独立宣言書に隠されていた──

2000年もの間、〔至高の権力〕に守りぬかれてきた《伝説の秘宝》—
それは、大いなる秘密とともに、永遠に封印されたはずだった・・・

時を越えて集められた【伝説の秘宝】
 太古の昔より、その《秘宝》は常に《至高の権力》と共に存在した——。
 紀元前2000年、エジプトのファラオの墓に。紀元70年、エルサレムのソロモンの神殿に。14世紀、フランスのテンプル騎士団のアジトに。1492年、コロンブスを乗せたサンタマリア号に。そして1521年、アステカの太陽のピラミッドに…。その秘宝の近くには、いつも “全能の眼と未完成のピラミッド”からなるマークが記されていた。いくつもの大陸をめぐった秘宝は1779年、独立戦争が激化するアメリカで忽然と姿を消す。そして──

 1832年・ワシントン──合衆国独立宣言書に署名した最後の生存者であるチャールズ・キャロルが、トーマス・ゲイツ少年の操る馬車でホワイトハウスに到着した。瀕死の状態のキャロルはアンドリュー・ジャクソン大統領に面会を求めるが、拒絶される。死の間際に、彼はトーマスに驚くべき秘密を語る──かつてのテンプル騎士団の秘宝が、その子孫といわれるフリーメイソン達によって保護され、そのメンバーの中にはベンジャミン・フランクリンやジョージ・ワシントンもいたというのだ。謎の言葉を残して、彼は絶命する。「秘密はシャーロットが握っている」

 キャロルの死後、秘宝の謎はトーマス・ゲイツの子孫に引き継がれた。時は流れ、1983年──トーマス・ゲイツの子孫で、75歳のジョン・ゲイツ(クリストファー・プラマー)が幼少の孫ベン・ゲイツに、代々受け継がれてきた秘宝の伝説を語り聞かせる。何世代にも渡り、ゲイツ一族は唯一の手がかりである「シャーロット」という人物を探してきたが、未だに見つかっていなかった。話を聞き入るベンの瞳の輝きに、ジョンはこの子こそが悠久の謎を解くただ一人の人物になるかもしれないと、大いなる期待を抱く。

「シャーロット」に隠された驚くべき事実
 2004年──いまや歴史学者にして探検家のベン・ゲイツ(ニコラス・ケイジ)は、ゲイツ一族の夢を継承し、伝説の秘宝を追っていた。彼の相棒は、コンピューターに精通したライリー・プール(ジャスティン・バーサ)だ。類まれなる歴史的知識と行動力で、ベンはついに「シャーロット」の謎を解くことに成功。 それは女性の名前ではなく、1779年にメイン州の港を出航したきり消息を絶った“シャーロット号”のことだったのだ。

 シャーロット号探索に多額の資金が必要なベンは、不本意ながら富と名声のために秘宝を探すイアン(ショーン・ビーン)と手を組み、北極圏に向かった。一行は7ヶ月後にようやく“シャーロット号”を発見し、船内の貨物室の中から18世紀のパイプを見つける。そこに隠されていた暗号を解読したベンは、秘宝の謎を解く鍵が驚くべき場所にあることを突き止める。それは、〔アメリカ合衆国独立宣言書〕──。
 秘宝に魅せられたイアンは、〔独立宣言書〕を盗むことを提案するが、ベンはアメリカの魂ともいえる貴重な遺産を冒涜することを拒絶する。イアンはベンを抹殺しようとするが、ベンとライリーは爆発するシャーロット号から辛うじて脱出する。

不可能なミッション—「独立宣言書」を盗み出せ!!
 ワシントンD.C.──国立公文書館。ベンとライリーは、公文書館の管理責任者で、聡明で美しいアビゲイル・チェイス博士(ダイアン・クルーガー)に面会を求める。「独立宣言書に、秘宝の謎が隠されている」…あまりにも荒唐無稽な話に、彼女は全く信じようとしない。ちょっとイカれた“宝探しオタク”は、彼女にとっては珍しい存在ではなく、ベンもその種の人間と思いこんだのだ。
 偉大なる文化遺産を盗むことへの抵抗感とリスク。一生を賭けて探してきた秘宝への情熱。ベンはモラルの壁に挟まれて葛藤するが、イアンの手から独立宣言書を守るために、残された選択肢は一つしかなかった。ベンは二の足を踏むライリーを説得し、イアンより先に“独立宣言書”を盗むことを決意する。

 国立公文書館の70周年パーティの夜、天才ハッカーのライリーは、公文書館の監視モニターに細工をして、ベンの潜入を手助けする。スタッフに紛れこんだベンは、最新テクノロジーを駆使したセキュリティ・システムをかいくぐり館内に侵入。途中でイアンと遭遇し命を狙われるが、奇跡的に独立宣言書の奪取に成功する。しかし、アビゲイル博士に発見されたベンは、警備を呼ぶ彼女に、お土産品用の独立宣言書レプリカを手渡し、ライリーの車で逃走する。
 だが、アビゲイル博士が公文書館に戻ろうとしたその時、イアンが現れ、レプリカの独立宣言書とともに彼女を車で連れ去ってしまう。満面の笑みで宣言書を手にしたイアンはその目を疑う。手にした独立宣言書には、値札がついていたのだ…。怒りに震えるイアンがアビゲイルの命を絶とうとしたその時、ベンが並走する車から手を差し伸べ、彼女を間一髪で救出することに成功する。

「独立宣言書」の秘密──
 〔独立宣言書〕盗難という前代未聞の事件に、一人の男が動き始めた。FBIの敏腕捜査官セダスキー(ハーヴェイ・カイテル)。抜群の推理力で知られる彼は、すぐにベンの正体を突き止めるが、同時にベン以外にも独立宣言書を狙っていた者の存在に気づく。
 一方、ベンとライリーとアビゲイル博士は、絶縁状態にあったベンの父・パトリック・ゲイツ(ジョン・ボイト)の家に身を隠す。かつては秘宝の探索に生涯を捧げたパトリックだったが、夢破れた後は秘宝の伝説に背を向け、息子にも堅実な仕事に就くことを望んでいたのだ。
 秘宝は実在すると主張するベンに対して、懐疑の目を向けるアビゲイルとパトリック。だが、動かぬ証拠がここにあった。独立宣言書だ! 様々な方法で裏面を調べるうちに、ふいに謎の数字が浮かびあがった! これこそまさに秘宝への手がかりに違いなく、邪悪なイアンたちに渡すわけにはいかない。「イアンより先に秘宝を見つけなければ」…彼らの冒険は新たなる局面を迎える。
 だが、独立宣言書は地図ではなく、秘宝のありかを知るにはそれ以外の《何か》が必要だった。ベンは、シャーロット号でみつけたパイプから、実はもうひとつの手がかりを得ており、それはゲイツ家に代々伝わる古い手紙に関連していた。ベンとアビゲイルは協力しあいながら、その手紙に隠された暗号を解読する。二人は、歴史に対する惜しみない愛情を心から分かち合うことができる、初めての相手と出会ったのだ。

 ひとつのヒントが、また次のヒントへとベンたちを導いていく。これほどまでに周到に謎を仕掛けたのは、果たして何者なのか? そして、伝説の秘宝は本当に存在するのか?イアンとセダスキー捜査官の双方の追跡をかわしながら、ベン・ゲイツは一歩ずつ、歴史すら揺るがす衝撃の真実へと近づいていた…。

スタッフ

監督:ジョン・タートルトーブ
製作:ジェリー ブラッカイマー、ジョン・タートルトーブ
脚本:コーマック・ウィバーリー、マリアンヌ・ウィバーリー
音楽:トレヴァー・ラビン
撮影:キャレブ・デシャネル
編集:ウィリアム・ゴールデンバーグ
美術:ノリス・スペンサー

キャスト

ニコラス・ケイジ
ハーヴェイ・カイテル
ジョン・ヴォイト
ダイアン・クルーガー
ショーン・ビーン
ジャスティン・バーサ
デヴィッド・ダヤン・フィッシャー
クリストファー・プラマー
オレッグ・タクタロフ

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