原題:Public Enemy

300万人動員の大ヒット!『シルミド/SILMIDO』のカン・ウソク監督×ソル・ギョング主演

コリアン・シネマ・ウィーク2003にて上映 ●2002年第38回百想芸術大賞大賞受賞 ●2002年第10回春史羅雲奎映画芸術祭助演演技賞(カン・シニル)受賞 ●2002年第39回大鐘賞主演男優賞(ソル・ギョング)受賞 ●2002年第23回青龍賞主演男優賞(ソル・ギョング)受賞 ●2003年第26回黄金撮影賞人気男優賞(ソル・ギョング)受賞 韓流シネマ・フェスティバル2006

2002年/138分/35mm/カラー/ 配給:エスピーオー

2008年02月06日よりDVDリリース 2006年08月25日よりDVDリリース 2006年3月11日〜4月7日、シネマート六本木にて韓流シネマ・フェスティバル2006公開

公開初日 2003/11/08

公開終了日 2003/11/08

配給会社名 0420

解説


韓国映画界を代表する大ヒットメーカー、カン・ウソク監督が”宿命”ともいえるふたりの男の対決を描いたクライム・サスペンス。『シルミド/SILMIDO』のように、男気にあふれナイーヴで放っておけないヒーロー像を描くことに定評の高いカン・ウソク監督。本作でも、アウトロー刑事と冷酷な猟奇殺人犯が、どこまでも相手を追い詰め、同時に追い込まれていく姿を、緊迫感に満ちたスピーディーな映像で綴っている。主演のソル・ギョングは、ソン・ガンホ、チェ・ミンシクと並んで韓国映画界の《演技派ビッグ3》と呼ばれる人気スター。元ボクサーで今は落ちこぼれの不良刑事というキャラクターに信憑性をもたせるため、彼は体重を20キロ増量して熱演、大鐘賞&青龍賞の主演男優賞をダブル受賞するなど、その年の演技賞を総ナメにした。相対するのは、韓国では優しく温かい人格者として知られるイ・ソンジェ。その彼が「史上最悪の殺人者を演じたい」と韓国では最もタブーとされる”親殺し”の犯人役に挑戦したことも大きな話題を集め、韓国で300万人の観客を動員する大ヒットを記録した。『殺人の追憶』を彷彿させる秀逸な刑事ドラマであり、続編「公共の敵2」は本作を上回る390万人の観客数を記録。その反面、犯人が施す儀式めいた死体への処理が実際の殺人事件で模倣されるなど、韓国社会に衝撃を与えた。

ストーリー


チョルジュン刑事(ソル・ギョング)は、いつも問題ばかり起こしてしまうアウトロー刑事。その雨の夜も、張り込み中に黒いレインコートの男と道でぶつかり、喧嘩をした彼は、ナイフで目許を切り裂かれてしまう。相手の男は凶器のナイフを現場に残したまま逃走した。一週間後、同じ地区で刃物によって滅多刺しにされた老夫婦の腐乱死体が発見された。手掛かりはなし。しかしチョルジュンは、被害者夫婦の息子であるエリート証券マン、ギュファン(イ・ソンジェ)と面会したとき、彼があのレインコートの男であり、親殺しの犯人だと直感する。チョルジュンが保管していたナイフも遺体の切り傷と一致した。しかしギュファンをレインコートの男であると実証することのできないチョルジュンは、己の勘ひとつを頼りに彼を尾行し、事情聴取、暴力とあらゆる手段を駆使して証拠を手に入れようと躍起になる。しかし、彼の上司はギュファンの社会的身分や品行方正な態度を信じ込み、チョルジュンの意見に耳を貸さない。そんな中、まるでチョルジュンのことをあざ笑うかのように、またも同じ手口の殺人事件が発生する……。

スタッフ

監督製作:カン・ウソク『シルミド/SILMIDO』
製作:チ・ミヒャン『風の伝説』『台風太陽』/イ・ミノ『天国からのメッセージ』
原案:ク・ボナン『二重スパイ』『氷雨』
脚本:ペク・スンジェ/チョン・ユンソプ/キム・ヒョンジョン/チェ・ユンソク
撮影:キム・ソンボク『シルミド/SILMIDO』『JSA』『シュリ』
音楽:チョ・ヨンウク『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』/イ・ウジュン

キャスト

ソル・ギョング『力道山』『シルミド/SILMIDO』
イ・ソンジェ『氷雨』『ほえる犬は噛まない』
カン・シニル『シルミド/SILMIDO』「ミスター・ソクラテス」

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