飼育の部屋 終のすみか
原題:SHIIKU NO HEYA
逃げ道は好きになることだけだった…
2003年/カラー/ヴィスタサイズ/ステレオ/98分 配給:バイオタイド
2003年12月19日よりビデオリリース 2003年12月21日よりDVD発売開始 2003年10月4日よりシネマ下北沢にてレイトショー
© 2003 フルメディア/バイオタイド
公開初日 2003/10/04
公開終了日 2003/10/17
配給会社名 0330
解説
日本全国で今だ相次ぐ拉致監禁事件。この許しがたい犯罪の深層に巣食う心理は何なのか?拉致する犯人の心理と、監禁された被害者の心理のぶつかり合いをディープに描く「飼育の部屋」 の第2弾が完成した。
毎朝駅で点景になっている駅の清掃員。激しく行き交う通勤ラッシュの中、 清掃員は、ある1人の女性だけを毎日見ていた。やがて彼は駅構内の清掃員詰め所に女性を監禁 することになる。 詰め所からホームへはほんの30メートル。しかし彼女にとっては永遠に遠い30メートル。 閉じられた部屋で、人が人を飼育するという狂気。果たしてそこに、「愛情」は介在するのか?
主演は、これが映画初主演になる“みゆ”。ドラマ「金田一少年の事件簿」「ハンドク」や 映画「ドラゴン・ベッド」等で若くしてキャリアを積んだ彼女の魅力がここに凝縮された。 自分自身を持てない現代女性の姿をリアルに熱演、また彼女の体を張った激しいベットシーンは 本作の見所のひとつである。彼女を監禁するのは前作に引き続き小沢和義。クールでありつつ クレイジーな犯人像をきめ細かい演技で浮かび上がらせる。 また、前作では重要な役どころで余韻を残した遠藤憲一、根岸季衣の両名が再び物語のキーパーソンに なって登場。その他にも「VERSUS」の松田賢二「ばかのハコ船」の山本浩司らが出演している。
監督は三池崇史のチーフ助監督などを勤め、本年監督作「SEMI〜鳴かない蝉」が公開された新才=横井健司。 脚本は前作に引き続きキム・テグワンが担当している。
ストーリー
大楠真琴。23歳。 今年就職したばかりの社会人一年生。そんな真琴を襲った突然の出来事。彼女は駅の清掃員詰め所で縛られ、ある男に見つめられていることに気付く。男は、真琴が毎日利用している海辺の駅の清掃員だった。彼は真琴をずっと前から見ていたと言う。 そしてずっと真琴との「暮らし」を計画していた。
男は真琴と会話をすることから始める。駅の遺失物係からもらって来た古いラジカセを使ってボイスレターを交換した。激しく抵抗する真琴だったが、次第にラジカセに向かい語りかけるようになった。
男は、真琴をフロに入れ、食事をさせ、着替えを買い、身の回りの世話一切をした。真琴はそんな男に飼われながらも、脱出の機会をうかがっていた…。
スタッフ
監督:横井健司
製作:関正博、松井建始
原案・プロデューサー:永森裕二
プロデューサー:太田裕輝
脚本:キム・テグワン
音楽:遠藤浩二
撮影監督:下元哲
録音:永口靖
効果:西岡正巳
美術:堤由佳
衣装:篠塚奈美
ヘアメイク:高森優子
助監督:村田啓一郎
制作担当:村瀬正憲
製作:(株)フルメディア/(株)バイオタイド
キャスト
小沢和義
みゆ
松田賢二
山本浩司
加藤知宏
遠藤憲一
根岸季衣
LINK
□公式サイト□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す