2005年/日本/94分 配給:アートポート

2005年10月28日よりDVDリリース 2005年7月2日(土)新宿ピカデリー4他、全国順次ロードショー 大阪:OS劇場C.A.P、天六ユウラク座

©青木雄二/講談社  ©2005 「ナニワ金融道 灰原勝負!起死回生のおとしまえ!!」製作委員会

公開初日 2005/07/02

配給会社名 0014

解説


あの人気コミック「ナニワ金融道」が、映画になって帰ってきた!!
「ナニワ金融道」は、青木雄二氏(2003年9月5日に逝去)が原作のコミック。講談社「週刊モーニング」に1990年から1997年まで連載され、金融業者の実態を生々しく描き、大ヒットした社会派マンガである。
 原作同様、主人公・灰原達之(杉浦太陽)が、ふとした事からナニワきっての街金「帝国金融」へと足を踏み入れるところから始まり、戸惑いながらも次第に一人前の金融屋として成長して行く過程を、映画ならではのスケール感で描ききっている。

ウルトラマンが一転、金融屋に変身!? 
 主人公・灰原達之を演じるのはテレビ「ウルトラマンコスモス」、映画『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス』でも主役を務めた杉浦太陽。子供からママさんまでも巻き込んで大人気のウルトラマンコスモスという正義のヒーローを演じてきた杉浦が、大阪の街金を舞台に、金に踊らされ、金によって人生が変わってしまう人間の悲喜こもごもを見ながら次第に金融屋としての力をつけ成長していくという全く異なるキャラクターを見事に演じ、役者としての新境地を開いてみせた。正義の味方のウルトラマンからの転身に驚くファンもいそうだが「(演じるという意味では)そんなに差があるという気持ちはない」と言い切る姿は金融屋ならではの貫禄そのもの!?

脇を固める豪華多彩キャスト陣!!
 主人公、灰原を厳しくも暖かく見守る「帝国金融」社長、金畑金三(かねはたきんぞう)を演じるのは、日本を代表するベテラン俳優、津川雅彦。その鋭い眼差しが放つ演技はまさに貫禄モノ。また、ドぎつく、世知辛く、愛らしく、後輩、灰原を何かとサポートするミスター金融屋こと桑田澄男(くわたすみお)には杉本哲太。影で灰原をサポートするナニワの風変わりな遊び人、篁悟(たかむらさとる)は妙演迷演、ツボを押さえた生瀬勝久。マドンナ木之内みゆきには生粋の大阪人、鈴木紗理奈。気立てもええし、キッチリしてるし、出るとこ出てる、なかなかな女!? そして、帝国金融を目の仇にする何ともけったいな男、扇田市郎太(せんだいちろうた)を演じる豊原功補のドスをきかせた超ド迫力の演技から目が離せない。
他にもオール巨人、レツゴー正児を筆頭に、大阪吉本興業、松竹芸能からお笑い界の重鎮、師匠達が軒並み顔を揃えた本作品。赤井英和や、左とん平など、個性派ゲスト陣に要注目!!

ストーリー



灰原達之(杉浦太陽)は東京の勤務先が倒産、新天地を求めて大阪に流れ着いたところだった。何気なく遭遇してしまった金融屋の取立てシーン。何を隠そう、この金融屋こそナニワきっての街金「帝国金融」の桑田(杉本哲太)だった。ナニワの街を漂う男・篁(生瀬勝久)と、その友人・みゆき(鈴木紗理奈)と知り合いになるうちに、灰原はなんと帝国金融に就職、桑田の下で働くことになってしまう。業務内容は新規顧客の開拓、つまり金を借りたい人を探し出して金を貸し付けることだ。灰原は金融会社の顧客リストを手に入れ、その中から前・市会議員の古井(石田太郎)を引き当て、貸付に成功した。一方で、「田舎暮らしの里」を作りたいという長友(春田純一)の夢に4500万円を融資するが、長友は行方をくらましてしまう。帝国金融社長:金畑(津川雅彦)は、それを灰原の借金とさせた。灰原は長友を探しているうちに、背後に高利貸しの扇田(豊原功補)が絡んでいることを知る。実は扇田は極秘情報の「大阪新交通システム」計画に乗じて一儲けしようと、古井を狙っていたのだ。カラクリが見えてくると、灰原は敵を扇田に定め、借金は扇田から回収すると決意する。灰原の金融屋としての戦いが始まった———。
 

スタッフ

脚本・監督:茅根隆史
プロデューサー:松本朋丈
音楽:梅田凡乃
ラインプロデューサー:岩本勤
編集:平澤政吾
撮影:越智宏亮
美術:藤原慎二
照明:富樫広典
キャスティング:山口正志  
配給:アートポート  
原作:青木雄二「ナニワ金融道」(講談社「モーニングKC」)

キャスト

杉浦太陽
杉本哲太
豊原功補
鈴木紗理奈
生瀬勝久
片桐はいり
津川雅彦 
オール巨人
南方英二
山根伸介
原哲男
前田五郎
桂きん枝
上方よしお
太平シロー
レツゴー正児

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