原題:Rivières pourpres 2 - Les anges de l'apocalypse, Les

再び蘇る謎と恐怖 ジャン・レノ×リュック・ベッソンが挑む最大の衝撃

2004年/フランス/カラー/1時間40分/スコープサイズ/ドルビーSRD・DTS /日本語版字幕:松浦美奈 提供:アスミック・エース エンタテインメント、テレビ東京、角川書店、住友商事、シネマゲート、ギャガ・コミュニケーションズ 輸入元:ヨーロッパ・コープ ジャパン 配給:アスミック・エース、ギャガ・ヒューマックス

2010年05月26日よりDVDリリース 2004年12月22日よりビデオレンタル開始 2004年12月22日よりDVD発売開始 2004年5月29日より日劇3ほか全国東宝洋画系にてロードショー

公開初日 2004/05/29

配給会社名 0025/0145/0007

解説




主演:ジャン・レノ × 脚本:リュック・ベッソン

『レオン』のコンビが再び手を組み、

前作『クリムゾン・リバー』を凌ぐスケールで迫る、

衝撃的な謎と恐怖。

◎身震いするほどの最高傑作誕生

『クリムゾン・リバー』から3年。この陰鬱で奇怪な世界の始まりは、フランスで98年に出版され40万部を超える大ベストセラーとなったジャン=クリストフ・グランジェ原作の小説にある。雪山に閉じ込められた死体が発見されたのをきっかけに、完全犯罪を見事に暴いていく二人の刑事の活躍に、ヨーロッパ全土はむろん、日本でも興行収入15億円を叩き出す、大ヒット作となった。この成功を期に、本作のシリーズ化が決定。ジャン・レノの再登用は勿論の事、『レオン』でタッグを組んだリュック・ベッソンが脚本を担当する事で、『クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち』では全てにおいてスケールアップして誕生した。壁に埋め込まれた死体が発見されたのを機に起こる連続猟奇殺人事件。その背後に潜む謎は、前作よりもさらに深みを増し、崇高ですらある。また、(肉体的にも)ハードなアクションシーンと、心臓が止まりそうなほどのスリリングな銃撃戦が満載。超人的肉体を持つ黙示録の天使たちが繰り広げる殺戮はあまりにもショッキングだ。全てがスリルに満ち、鮮やかな謎解きが1時間40分観る者をスクリーンに釘付けにする。フランス流アクションミステリーの金字塔がその全貌を現す。

◎最大の謎 第七の封印

フランス・ロレーヌ地方。12世紀に建立された由緒ある修道院で、壁に掲げられたキリスト像から血が流れ出すという奇怪な事件が起こる。事件を追うニーマンス警視はそこに壁に埋め込まれた死体を発見する。死体の横には謎の紋章が。一方、麻薬捜査を進めていた若手刑事レダの前に現れたキリストを自称する正体不明の男。そして事件の背後に潜む“黙示録の天使達”。二人の刑事が追う別々の事件が一つになる時、ヨハネの黙示録に記された巨大な陰謀と七つの封印の謎が浮かびあがる−。

◎シリーズは進化した

前作の撮影終了後、プロデューサーのアラン・ゴールドマンが、「クリムゾン・リバー」の原作者であり生みの親であるジャン=クリストフ・グランジェに続編の企画を持ち掛けた。彼は非常に喜んだが、数ヶ月経っても具体的な内容はあがって来なかった。同じ頃偶然カンヌ映画祭で出会ったリュック・ベッソンにこの企画の話をすると、3週間後にはリュックから大変魅力的なプロットが上がってきた。『クリムゾン・リバー』の強烈な世界観とコンセプトを理解した上で展開される新たな謎とストーリーは非常に興味深く、早速脚本家として参加することが決定。「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」のプロジェクトはこうして動き出した。そして、シリーズは続き、『クリムゾン・リバー3』の製作も既に決定している。

◎パワーアップしたチーム結成

前作に引き続きニーマンス警視を演じるのは、ジャン・レノ。かつてはエリート・スナイパー、という経歴を持ちながらも難関な怪奇事件を中心に担当する一匹狼。これまであらゆる続編への参加を断ってきたジャン・レノが初のシリーズ作とするまで気に入ったがこの役。その新しい相棒、かつて警察学校でニーマンスの生徒であり今は麻薬捜査を手掛ける若手刑事レダには『スズメバチ』(01)のブノワ・マジメル。01年『ピアニスト』でカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞、その洗練された演技力と容姿で今一番注目されるフランス若手俳優。そして、ヨハネの黙示録になぞらえた奥深い謎に挑み、ニーマンスとレダの二人を助け導いていく警察の宗教専門家マリーには、自らオックス・フォード大学の哲学課を卒業、今後の活躍が期待される才色兼備の新進女優カミーユ・ナッタが扮する。さらに『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ(01〜02)、『スター・ウォーズ エピソード2 / クローンの攻撃』(02)等数々のヒット作で活躍を見せる名優クリストファー・リーも参加、作品に重みを加えている。

◎『レオン』のコンビ再結集

本作では、リュック・ベッソンがオリジナルの脚本を書き下ろし、参戦。『レオン』(94)のジャン・レノ×リュック・ベッソンというヨーロッパを代表する大ヒットコンビが再びタッグを組み、ミステリー、スリル、サスペンス、ホラー、アクションといった本来映画が持つ醍醐味を余すとこなく見せつける。また、前作のマチュー・カソヴィッツに代わり監督に抜擢されたのは、自らも美術の博士号を取得しているオリヴィエ・ダアン。ミステリアスな「クリムゾン・リバー」の世界を、絵画的な手法で切り取り荘厳に映し出す。撮影には『リトル・トム』(01)でオリヴィエ・ダアンと手を組んだアレックス・ラマルク、音楽にはコリン・タウンズ、演奏をロンドン・フィルハーモニー管弦楽団が担当。

ストーリー



◎事件は壁に埋め込まれた死体から始まった

フランス北東部ロレーヌ地方。人里離れた空き地に聳え立つ由緒ある修道院で、壁に掲げられたキリスト像から血が流れ出すという奇怪な事件が起こる。早速ベテラン警視のニーマンスが捜査のためパリから派遣された。そこで彼は、十字架のキリストと同じ体勢で死体が壁に埋め込まれているのを発見する。そして死体の横には紋章のような印が。検死の結果、生き埋めにされていた死体の名前がフィリップ・エザキダと判明。

◎キリストの再来、そして…

同じ頃、麻薬捜査を進めていた若手刑事レダの車の前に突然、キリストにそっくりな男が飛び込んでくる。大きな傷を負った正体不明の男は、教会の門の前で「主よ! お救い下さい! 奴らが…奴らが来る」と叫び気絶する。翌日レダが、無事病院に担ぎ込んだ男の様子を見に行くと、病室から黒いマントに身を包んだ不審な僧侶が出て来る。人間と思えない跳躍力で逃げる僧侶を追い詰めようとするが、銃弾があたってもビクともしないその男を捕まえることは出来ない。

◎12人の使徒

ニーマンスはフィリップ・エザキダの捜査上からトマ・デュレという石工に突き当たるが、彼は既に殺害されていた。トマには11人の密教徒の仲間がいて、その仲間の一人が自らをキリストと呼ばせていたことが判明。男の名前はアンドレ。12人の仲間で“最後の晩餐”を再現するなどアンドレの常軌を逸した行動にニーマンスの直感がはたらく。ニーマンスはアンドレの元へ向かった。

◎二つの事件が一つになる

レダが病院を訪れると再び黒い男の影が。レダ向けた銃口の先にいたのは、警察学校での訓練の時の教官ニーマンスだった。ニーマンスは一種の自白材C37を用い昏睡状態のアンドレの口から言葉を引き出す。「封印が解かれる…」「死者が甦る…第5の封印が解かれた…」「最後の審判の日が…」「来た…。黙示録の天使たちが…」そう言い終るとアンドレは再び意識を失ってしまう。そしてニーマンスの要請により、宗教学を専門とする刑事マリーが捜査に加わることになる。

◎浮かびあがる事実、深まる謎

相次ぎ起こる殺人事件が“黙示録の天使たち”と名乗る黒いマントの男たちの仕業だということに行き着く3人。そして死体の傍に残された紋章から、被害者たちの名前と職業がキリストの12人の使徒のそれと一致していることに気づく。さらにその線上に、黙示録に記される“七つの封印”の謎が浮かび上がる。黙示録の天使たちが殺戮を重ねる目的は一体何なのか? 彼らの正体は? そして彼らが追い求める七つの封印とは一体何なのか? ニーマンス達の捜査は、さらに深い謎へとのみ込まれていく——。

スタッフ

監督:オリヴィエ・ダアン
製作:アラン・ゴールドマン
脚本:リュック・ベッソン
音楽:コリン・タウンズ
撮影 :アレックス・ラマルク
美術:オリヴィエ・ラウ
衣装:シャトゥーヌ
録音:ローラン・ジリグ
編集:リシャール・マリジ
製作総指揮:ヘクター・マクリオッド
演奏:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

キャスト

ニーマンス:ジャン・レノ
レダ :ブノワ・マジメル
ハインリッヒ:クリストファー・リー
マリー:カミーユ・ナッタ
友情出演:ジョニー・アリディ
特別出演:ガブリエル・ラズーレ
イエス:オーグスティン・ルグラン
ヴァンサン神父:セルジュ・リアブキン
ドミニク神父:アンドレ・ペンンヴェルン

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