2003年/カラー/16:9/ステレオサラウンド/110分 配給:デジタルシネマプロジェクト

2006年08月05日よりDVDリリース 2003年8月17日よりシネマ下北沢にてロードショー

©第一通信社

公開初日 2003/08/17

公開終了日 2003/09/12

配給会社名 0385

解説

彼女は、故郷へのUターンを選んだ。そして、美しい自然と共に過ごすスローライフな人々の生き方に触れ、次第に自分を取り戻していく。
出演は、これが映画初主演となる須藤理彩。他に黄川田将也、赤坂七恵、神田利則、宮村優子ら、フレッシュな面々が顔を揃える。対して、彼ら若手をガッチリ受け止めるベテラン、夏木マリ、マイク眞木、ミッキー・カーチスらが出演。
町の人々の夢の象徴とも言える「杉山清貴」として、今年でデビュー20周年の杉山清貴も実名で出演。全編を彩る杉山サウンド同様、彼の自然な演技や華麗なボーダーぶりにも注目だ。
監督は、海沿いの町を舞台にした感動作「白い船」が話題を集めた錦織良成。
「白い船」に続く注目の新作!

外房にある実在の町、千葉県和田町を舞台にした爽やかなサマームービーが誕生した。『ハート・オブ・ザ・シー』は、海をこよなく愛するミュージシャン・杉山清貴と、2001年に他界したプロボディボーダー・四方田冨士子との友情が発端となって誕生。ボディボードを始めた直後に、知人を介して彼女と知り合った杉山は、“自然に生きる”彼女からたくさんのことを教わったという。自然と周りの人々を愛し、何よりも大切な“ボディボード”のためにその人生を捧げた四方田冨士子の信念・生き方。その確固たる思いは登場人物たちに脈々と受け継がれ、この映画にしっかりと息づいている。
美しい和田浦の海が、この映画のもう一つの主役。現在ハワイ在住の杉山は、海を守るための活動にも積極的で、彼が毎年8月に鎌倉で行っているビーチクリーンコンサートは、本作でも大切なモチーフとして描かれている。また、撮影・編集・上映まですべてデジタルのフルデジタルムービーは日本初。クリアな映像と迫力のサウンドで、あたかもビーチにいるような感覚が味わえる。

ストーリー

自由な東京での一人暮らしの日々に別れを告げ、典子(須藤理彩)は、7年ぶりに故郷に帰ってきた。千葉県安房郡和田町——東京から2時間足らずの、海・風・花の町だ。海辺に立つ「クジラFM」のブースからは、地元のアイドルDJ、夏生(宮村優子)の聞き慣れた声。幼なじみの真智子(赤坂七恵)や洋介(黄川田将也)、典子の親代わりである順次(マイク眞木)や栄子(夏木マリ)ら懐かしい人々も、彼女を温かく迎えてくれた。景色も人も、ここは何もかもが昔のままだ。
 広く穏やかな海と人々の優しさに触れ、典子の心は次第に安らぎを取り戻してゆく。順次が経営する「ライブバーJ」を手伝いながら淡々とした日々が続く中、典子は真智子らにすすめられ、ボディボードを始める。真智子は、若くして亡くなったプロボディボーダー“四方田冨士子”に憧れているのだ。杉山清貴とも親交があったという冨士子の生き方に、杉山ファンの典子も興味を覚える。
  一方、洋介には念願の企画があった。ビーチクリーンコンサート——ビーチで拾ったゴミが入場券となる無料のコンサートをこの町で実現すること。そこになんとしても招きたいのは、順次と栄子の昔のミュージシャン仲間でもある“杉山清貴”。自分の中で何かが動き始めたのを感じた典子は、出演交渉のため、洋介と共に海から海へと奔走する。
 町の人々のそれぞれの思いを乗せたビーチクリーンコンサートは、果たして実現するのだろうか……。

スタッフ

監督:錦織良成
製作総指揮:中野二朗
企画:刈込力、倉本一男、三浦了
プロデューサー:三浦了、刈込力、若松徹
シニアプロデューサー:佐藤紳司
脚本:横山雅志
撮影:柳田裕男(J.S.C.)
照明:吉角荘介
VE:岡田雅宏
音声:福部博国
編集:大島裕子
スクリプター:阿南玲那
助監督:吉田克人
美術プロデューサー:本田邦宏
美術デザイナー:山本修身
音楽プロデューサー:稲垣東雄
楽曲提供:杉山清貴
主題歌「Heart of the sea」(バップ)
企画協力:マスターワーク
協力:経済産業省、財団法人デジタルコンテンツ協会
協賛:サントリー、KDDI、TOKYO FM
制作協力:イマージュ
配給:デジタルシネマプロジェクト事務局
制作協力:イマージュ
企画製作:第一通信社

キャスト

須藤理彩
黄川田将也
赤坂七恵
マイク眞木
ミッキー・カーチス
杉山清貴
夏木マリ
神田利則
高松しげお
渡辺えり子
宇梶剛士
尾美としのり
神田利則
内野謙太
宮村優子
三木さつき
松山幸次
大方斐紗子
氏家 恵
コタニキンヤ

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