2003年/日本/ 配給:アスミック・エース エンタテインメント

2004年04月29日よりDVDリリース 2004年04月29日よりビデオリリース 2003年11月15日(土)より池袋シネマサンシャイン他 全国順次ロードショー! 2003年11月1日(土)よりシネマライズ、木更津東映にて先行限定公開

公開初日 2003/11/01

配給会社名 0007

解説

伝説のドラマ「木更津キャッツアイ」

余命半年と医者から宣告された“ぶっさん”を中心に、木更津の元“高校野球部の仲間バンビ、アニ、マスター、うっちーの5人組が昼は野球とバンド、夜はなぜか謎の怪盗団<木更津キャッツアイ>を結成し、ドタバタ騒動が巻き起こる。目の前に「ひとりの仲間の死」が現実としてあるけれど、決して暗く湿っぽい感じにはならず、残された人生を“普通”に楽しむ真剣なんだか適当なんだか分からない5人のスタンスが、このドラマの魅力である。
ドラマは2002年1月18日〜3月15日にTBS系列で全国放送された。脚本衆の宮藤官九郎が生み出すオリジナリティに満ちた設定と脱力しきった世界観の中で、主人公たちは友情や恋愛そして親子の絆を築いていく。日常にもあるような“普通”の設定と独特のセリフ回しがおおいに受け、若い世代を中心に人気が爆発した。

奇跡の映画化

熱狂的なファンを獲得したドラマだったが、視聴率は決してずば抜けたものではなかった。ドラマ作成時からスタッフもキャストも口には出さないながらも心の中では映画化を望んでいたが夢もまた夢。だが、放映終了後から視聴者の口コミが爆発。ホームベージには今なお熱いメッセージが多数寄せられており、オリジナルグッズは完売続出。DVDにおいは既に13万枚以上を売り上げるなど、その熱狂ぶりは異常とも言ええるほどである。通常ドラマの場合、2時間スペシャル番組作成の話になるところが、この「木更津キャッツアイ」は、関係者の強い願いと世の中の盛上がりを受けて、一気にスクリーンヘ!と、即映画化が決定。プロデューサーの磯山日く「出来の悪い子が超優等生に大変身」。異例も異例まさに奇跡の映画化である。
タイトルも堂々と『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』とどこまで大きくなるのか皆目見当もつかないほどスケールアップし、全国のスクリーンで奇跡の球宴が繰り広げられることになった。

ぶっさん最後の夏

余命半年を宣告されたぶっさんは死ぬほど元気だ。21歳最後の夏をめいっぱい普通に生きようと、野球にビールに明け暮れるいつもと変わらない毎日。そんなある日、木更津で大規模なロックフェスティバルが開催されることに。出演アーティストの氣志團の推薦で、なんとキャッツのめんバーもぶっさん作詞作曲のラブソングを新曲にひっさげ参加が決定。そして突然、みんなの前に死んだはずの叔父—が現れた、キャッツたちは大騒ぎ。町中が盛り上がってきた頃、ぶっさんには人生最後の新しい恋が芽生えはじめ、キャッツ全員にも、木更津を飛び出してしまう予想もつかない展開が待っていた。ぶっさん最後の夏はおだやかどころか、寿命を縮めるのに自信満々になれるほど、波乱万丈に満ちていた。

ドラマを愛したキャスト・スタッフ、こちらも奇跡の再結集

奇跡の映画化を完全なものにするためドラマ制作時とほぼ変わらぬメンバーが、あらゆるスケジュールを調整し、奇跡的に再結集。出演は現在V6のメンバーとしての活躍もさることながら、蜷川幸雄演出の舞台「エレクトラ」をはじめ、映画『COSMIC RESCUE』『Hard Luck Hero』やドラマ出演など現在人気絶順の岡田准一、同じく嵐の櫻井翔ほか、酒井若菜、岡田義徳、佐藤隆太、塚本高史、阿部サダヲ、山口智充、古田新太、森下愛子、小日向文世、薬師丸ひろ子らオールキャスト全員がそろった。また、新出演者としてぶっさんの新恋人役で初めての映画出演を飾るユンソナ、映画化にあたり重要な役どころとなるバラエティ界の大御所、内村光良も登場する。脇を固めるのも「木更津キャッツアイ」ならではの欠かせない人物、哀川翔、氣志團、嶋大輔らが勢ぞろい。よりいっそうファンを楽しませてくれる面々がそろった。
製作陣も充実。ドラマから引き続きメガホンを取ったのは本作が映画初監督となる金子文紀、脚本は今時代の最先端をいくヒットメイカー『GO』『ピンポン』の宮藤官九郎、そして見事にこのキャスト・スタッフを宵ぴ集め、奇跡の映画化を実現させた「木更津キャッツアイ」「池袋ウエストゲートパーク」のプロデューサ磯山晶。また撮影、技術、照明、音声、美術、衣裳などありとあらゆるスタッフも再登板を果たし、最高傑作を生み出すにふさわしい布陣で臨んでいる。

ストーリー

余命半年、でもぶっさんはまだまだ絶好調!

21歳にして余命半年を宣告されたぶっさん。死の渕から突然蘇って周囲の度肝を抜いてから半年後の夏——ぶっさんはまだまだ絶好調!死ぬほど元気に野球とピールに明け暮れる毎日。大好きなモー子とラブラブな大学生のパンピ、飲み屋“野球狂の詩”を営むマスター、ギャンブル好きのアニ、尾行が趣味な謎の男のうっちー。5人は相も変わらずつるんでいる。高校生の時に甲子園出場を目指していた5人は、野球チーム“木更津キャッツ”で草野球をする一方、実は怪盗団“木更津キャッツアイ”の顔も持っている。

木更津に“やっさいもっさい#の季節が巡ってきた

野球狂の詩。昼間からキャッツ達がビールを飲んでいると、遠くから木更津伝統の踊り、“やっさいもっさい”の音が聞こえてくる。たまらず外に飛び出すと、第1回に引き続き、第2回ミスター木更津の栄光に輝いたバンビが、ノリノリでやっさいもっさいを踊りながら現れる。一方、元ストリップ劇場の木更津ホールでは刑務所から出所した猫田を店長に、山口先が韓国パブを開店させようとしていた。その開店に各々の勝負服で駆けつけたキャッツ達は、チマチョゴリを着たホステスさんたちにモテようと必死。ぶっさんはそこで片言の目木語を話す韓国人の女
の子、ユッケと出会う。

オジー復活!?そして木更津でロックフェスティバル開催

そんな中、うっちーが死んだはずのオジーを発見する。昔と変わらぬオジーに、大喜びのキャッツは彼の新しい住居として、船をプレゼントする。一方、地上げ屋に狙われている孤児院“甘えん坊ハウス”を救うため、氣志團が木更津に帰ってくる。彼らは地元木更津で大規模なロックフェスティバルの開催を計画していた。そこでキャッツ達が氣志團の前座としてステージに登場することに。新しいラブソングを作れ、と指令を受けた彼らは新曲作りに盛り上がる。

ぶっさんに切ない恋の予感、そして…

哀川翔命のぶっさんは映画館で、哀川翔主演映画を観ながら日本語の勉強をしているユッケと再会する。そしてひよんなことから一緒に伝説の赤い橋を渡ることになった2人の距離は、急速に縮まることに。一方、美礼先生は高校時代の憧れの人から手紙を受け取る。やっさいもっさいがめっぽう上手く、その笑顔を見ると誰もが幸せな気分になれるという通称“微笑みのジョージ”。美礼先生はジョージとの結婚を宣言して一同を驚かせるが、その微笑みのジョージが木更津に現れたことで、予想だにできない展開が操り広げられることに…。

果たして無事キャッツはロックフェスティバルで新曲を披露することができるのか!?オジーの復活の謎は!?そしてぶっさんの恋の行方は!?いったいどこに向かってスケールアップしていくのか、離にも分からないものすごい展開が待っていた。

スタッフ

監督:金子文紀
脚本:宮藤官九郎
製作:TBS、アスミックエース、ジャニーズ事務所

キャスト

岡田准一
櫻井 翔
酒井若菜
塚本高史
佐藤隆太
岡田義徳
阿部サダヲ
山口智充
古田新太
森下愛子
小日向文世
薬師丸ひろ子

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