スカイハイ劇場版

第16回東京国際映画祭特別招待参加作品

2003年／日本／配給：東映

2003年11月8日より全国東映系にて今秋公開 2004年05月21日よりＤＶＤリリース

公開初日　2003/11/08

配給会社名 0004

解説

死者に与えられる３つの選択
1 死を受け入れて天国に旅立ち再生の準備をする。
2 受け入れずに霊となって現世を彷徨う。
3 現世の人間を一人呪い殺し、地獄へ行く…。

多発する通り魔殺人、隠蔽される医療ミス、ストーカーによる一家惨殺や金銭目的の強盗殺人…。増え続ける理不尽な死。被害者たちの魂は一体どこへいけば救われるのだろう？
「怨みの門」それは、不慮の事故や他殺によって人生を無理やり奪われた者たちが訪れる場所。そこで待ち受ける怨みの門番:イズコは、自分の「死」を把握できずに戸惑う者たちに、それまでの記憶を辿らせ、3つの選択を迫る。生きている者が知ることのない死後の世界に存在する「怨みの門」と門番イズコ、そして死者に与えられる「３つの選択」。こうした独自の設定によって、「生と死の際」を鋭く描いた高橋ツトム原作の人気コミック『スカイハイ』(集英社週刊ヤングジャンプ)が、いま世界からも注目される映像作家・北村龍平の手によって、イズコ再生後のオリジナルストーリーで映画化される。主演は、高視聴率を記録したテレビ版「スカイハイ」(テレビ朝日系)でも謎の門番:イズコを、クールに演じ、女優としての才能を大きく開花させた釈由美子。本作では、連続猟奇殺人事件の被害者となる悲劇のヒロイン・斉木美奈、そして装いも新たな怨みの門番イズコを熱演している。美奈の婚約者で刑事・神埼耕平には、テレビドラマや映画、舞台等で幅広く活躍している谷原章介が、そして物語のカギを握る世界的科学者・工藤達也を、「天使の牙」「荒神」「解夏」等、主演作の公開が相次ぐ大沢たかおが熱演。さらに、神崎の同僚として彼をサポートする検屍医・青山響子に戸田菜穂、自らの過去に導かれるように事件に巻き込まれてゆく雑誌記者・遠山小百合に岡本綾、その小百合の仕事仲間であるカメラマン・岸一雄を田口浩正が演じている。さらには、テレビ版で2人目のイズコ役を演じた山田麻衣子が、本作でもキーパーソンとなる謎の少女・伊藤摩耶役で登場する。ノンストップで目まぐるしく展開するサスペンスと人間ドラマ。そして衝撃のクライマックスに用意されたアクションのカタルシス。かつてないスケールで今、新たな怨みの門が開こうとしている……

ストーリー

ある日、女性の他殺死体が発見される。彼女は体の一部を切り取られるという無残な姿で発見された。ここ最近、同様の猟奇殺人事件が発生していて、これで3人目の犠牲者だった。「大事な時にやっかいな事件を抱えちまったな…」先輩刑事・城嶋の言葉に複雑な胸中の神崎は沈黙で答える。彼は、数日後に結婚式を控えていたのだ。そして、人生最高の日となるはずの結婚式当日に想像を絶する悲劇が起こった。婚約者・美奈が同一犯の犯行と見られる第4の犠牲者になってしまったのだ。美奈は自分が殺されたことも知らずに「怨みの門」の前に立つ。門番:イズコに3つの選択を迫られた彼女は、記憶を辿るために現世へ。検死室には、死んだ自分と冷静さを失った神崎の姿があった。捜査からも外され、復讐を誓う神崎。しかし、人を殺めた者は地獄へ落ちるということをイズコから聞かされた美奈は、神崎を止めるために犯人を呪い殺すことを考え始める。そんな時、美奈の目に留まったのは遺伝子工学の世界的科学者・工藤達也の写真だった。フラッシュバックする断片的な美奈の記憶。「私を殺したのはこの人?…」工藤という人物を調べるため彼の元を訪れた美奈は、同じ連続殺人事件の被害者・摩耶に出会う。「あたし達、昔、怨みの門番:イズコだったんだって…」摩耶の言葉によって、自分の死の真相に近づいていく美奈。美奈と神崎の運命は…。そして、工藤達也の目的とは一体!?

スタッフ

監督：北村龍平
プロデューサー：遠藤日登思、出目宏、横地郁英
エグゼクティブプロデューサー：河井信哉、木村純一
製作指揮：大里洋吉、早河洋
アソシエイトプロデューサー：橘田寿宏、福吉健、株柳真司
企画：宮下昌幸、遠藤茂行、岩永恵、和田省一
原作：高橋ツトム
脚本：桐山勲
撮影：古谷巧
美術：花谷秀文
編集：掛須秀一
音楽：森野宣彦、矢野大介
音響効果：柴崎憲治
録音：高野泰雄
アシスタントプロデューサー：進啓士郎
衣裳デザイン：小林純子
照明：高坂俊秀
プロダクション統括：佐藤和之

キャスト

斉木美奈：釈由美子
工藤達也：大沢たかお
神崎耕平：谷原章介
青山響子：戸田菜穂
岸一雄：田口浩正
遠山小百合：岡本綾
伊藤摩耶：山田麻衣子

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