原題:Reign of Fire

生き残りたいなら、空だけ見てろ。 ヤツらにとって、人間は単なるエサでしかない……。

2002年7月12日全米初公開

2002年/アメリカ/カラー/101分/DTS / Dolby Digital / SDDS 配給:東宝東和

2003年09月18日よりビデオ発売&レンタル開始 2003年09月18日よりDVD発売&レンタル開始 2003年5月17日より日劇3ほか全国東宝洋画系にてロードショー公開

(C)BUENA VISTA PICTURES DISTRIBUTION AND SPYGLASS ENTERTAINMENT GROUP,LP

公開初日 2003/05/17

配給会社名 0002

公開日メモ 殺るか、喰われるか!?世界の主要都市を焼き尽くし、生物を喰い尽くして、最恐肉食生物、日本襲来!

解説


 “サラマンダー”——それはかつて地上に君臨した邪悪なる巨大竜。彼らはその想像を絶する獰猛さで恐竜を喰らい、紅蓮の炎で 地表焼き尽くし、そして恐るべき繁殖力で地球を支配した。
 それから6500万年後の現代。その恐怖が繰り返される…。ヤツらは長い眠りから目覚め、今度は人間を餌食にし文明を破壊しはじめた!瞬く間に地球上の全人口約50億人を焼き尽くし、人類は絶滅の危機に瀕している。巨大な翼を拡げて大空を飛び、地獄の業火を放つ サラマンダー。ヤツらは加速度的に繁殖し、生きるために人間を喰らうのだ!
 全米公開オープニング3日間で約20億の大ヒットを記録!!想像を絶する地球滅亡の地獄絵を描き、全世界を恐怖の坩堝に叩き込んだサバイバル・スリラー大作がついに日本公開となる。

 『サラマンダー』はファンタジーではない。SFであり、残酷なホラーであり、そして何よりサバイバル・アクションである。ここに登場する炎を吐く巨大竜サラマンダーは、 今までのモンスターの常識を軽々と覆す。彼らはファンタジーの世界の生き物でもなければ、愛すべきクリーチャーでもない。彼らは大空から人間に襲い掛かり、その血肉を喰らう邪悪な存在。世界をその炎で焼き付くす、恐るべき破壊者なのだ。
彼らが現れたのは現代のロンドン。地下鉄工事現場で発見されたその第一号は、異常なまでの繁殖力で仲間を増やし続け、あっと言う間に世界を瓦礫へと変えてしまう。核兵器や近代兵器をもってしても、サラマンダーの繁殖力にはまったく歯が立たなかったのだ。人々は彼らの攻撃から逃れるため、各地に要塞を築き、そのなかで息を潜めるしかすべがなかった。クインもそんなひとりだった。彼はその要塞のリーダーとして、仲間の命を守ることのみを考えていた。だが、それでいいのだろうか。身を守り、サラマンダーから逃れるだけで。このままでは自分たちだけではなく、人類が滅んでしまうのでは…。そんな時アメリカから救世主がやってくる。サラマンダーを倒すべく運命づけられたその男の名はヴァンザン。彼はみんなに呼び掛ける。逃げるのではなく、サラマンダーを地獄へ送り返そう、と。そして始まる人間とサラマンダーの死闘。それは文字通り地球の支配者を決める壮絶な戦いとなっていく。

 出演は、要塞のリーダー、クインに『太陽の帝国』(89)でデビューを飾り、『アメリカン・サイコ』(00)の演技で絶賛を浴びた英国映画界のホープ、クリスチャン・ベイル。救世主ヴァンザンには潜水艦映画の傑作『U-571』(00)や ロマンチック・コメディ『ウェディング・プランナー』(01)等、出るたびにイメージを変えてゆくマシュー・マコノヒー。今回の彼も、いままでにはないマッチョなキャラクターを演じ、その変貌ぶりには驚くばかりだ。そして女性パイロットのアレックスを演じるのは 『007/ゴールデン・アイ』(95)、『バーティカル・リミット』(00)のイザベラ・スコルプコ。その見事な容姿と知性が作品に深みをもたらしている。

 監督は、人気TVシリーズ『X−ファイル』と、劇場版『X−ファイル ザ・ムービー』を手掛け、SF&ホラー等で手腕を発揮するロブ・ボウマン。 「この作品のおもしろさは、非常に幻想的な世界を、極めてリアルで現実的な物語に変えているところにある」と言う斬新なアイデアを元に、人類とサラマンダーの生存をかけた壮絶なサバイバル・バトルを描いている。鈍色の空がたれこめる、廃虚となった世界を収めた見事な撮影は『エイリアン』『テルマ&ルイーズ』等のリドリー・スコット作品や、『ハムナプトラ』シリーズで知られる名手エイドリアン・ビダル。製作には『ドライビング・ミス・デイジー』でオスカーに輝き、 最近では『猿の惑星/PLANET OF THE APES』を大ヒットさせたばかりのハリウッドの大物プロデューサー、リチャード・D・ザナックが当たっている。 そして、もうひとりの主役サラマンダーを、いままでになくリアルで邪悪な生物として登場させたのは、『ダイナソー』で恐竜たちを生き返らせたディズニーのVFXスタジオ <ザ・シークレット・ラボ>(TSL)の面々。その技術と想像力を最大限に発揮し、本作はTSLの最高傑作と絶賛されている。
 一流のスタッフ&キャストのもと、全く新しいコンセプトで描かれた新世紀サバイバル・アクション・スリラー『サラマンダー』。それはきっと、見る者を震え上がらせ、驚愕させるだろう。

ストーリー



 現代のロンドン。12歳のクインは、いつものように母が働く地下鉄工事現場へと向かった。そんなクインを待ち構えていたのは、身も凍る恐怖だった。地下にぽっかり空いた空洞を覗き込んだクインはそこで、太古からの眠りから覚めた巨大な生き物を目にする。それこそが後に世界を恐怖に陥れる巨大竜サラマンダーだったのだ。炎を吐き、暴れ始めたサラマンダーから逃れたのはただひとりクインのみ。サラマンダーは驚くべき勢いで世界中に繁殖し、人類を喰らい、文明を破壊し尽くして行った。近代兵器も核兵器も彼らの前では無力。わずかに生き残った人類は都市を捨て荒野に要塞を築き、彼らの攻撃から身を隠すしかなかった…。

 それから20年。成人したクインは仲間とともに要塞に暮らしていた。それは過酷な日々だった。誰もがサラマンダーの恐怖と餓えに苛まされ、なかには砦から逃げ出す者もいたが、その多くは帰ることはない。同じように餓えているサラマンダーがどこからともなく現れ、喰らってしまうからだ。クインはリーダーとして、不安にかられる仲間たちを守るだけで 精一杯だった。何と言っても残された人類は、ほんの僅かなのだから。

そんなある日、思わぬ来訪者があった。クインたちの要塞にアメリカ人たちがやって来たのだ。彼らはヘリコプターを携えたケンタッキーの義勇軍。国防省の飛行機を復元して海を渡ったものの、仲間と燃料を失い、要塞で休ませて欲しいと言うのだ。しぶしぶその要求を呑むクインだが、彼らのリーダー、ヴァンザンとは激しく衝突してしまう。ヴァンザンは、ただ身を潜めているだけのクインらを責め、ともにサラマンダーと戦うべきだと詰め寄る。そして、自分が倒したというサラマンダーの牙を見せ、こう囁いた。「彼らの目は、夕刻にはよく見えなくなる…」。ヴァンザンこそはサラマンダーと戦える、唯一の男だったのだ。

 悲劇はすぐにやって来た。サラマンダーが要塞を襲い、破壊してしまったのだ。親友を失い失意のどん底に叩き込まれたクインは、ついに覚悟を決めた。ヴァンザン、アレックスらを引き連れ、サラマンダーと対決すべくロンドンへと向かう。そこで彼らが目にしたのは地獄のような光景と、瓦礫となったかつての都の上空を飛び交う、無数のサラマンダーだった…。

スタッフ

監督:ロブ・ボウマン
ストーリー・脚本:グレッグ・キャボット&ケビン・ペテルカ
脚本:マット・グリーンバーグ
製作:ロジャー・バーンバウム、ゲーリー・バーバー
   リチャード・ザナック、リリ・フィニ・ザナック
製作補:ディーン・ザナック、デレク・エバンス
製作総指揮:ジョナサン・グリックマン
編集:トム・ノーブル,A.C.E.
撮影:エイドリアン・ビドル,B.S.C.
プロダクション・デザイナー:ウォルフ・クローガー
衣装:ジョーン・バージン
視覚効果スーパーバイザー:リチャード・フーバー
視覚効果&アニメーション:ザ・シークレット・ラボ
音楽:エドワード・シャルマー

キャスト

ヴァンザン:マシュー・マコノヒー
クイン:クリスチャン・ベイル
アレックス・ジェンセン:イザベラ・スコルプコ
デイヴ・クリーディ:ジェラルド・バトラー

LINK

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