原題:NOEL

ココロに抱く大切なお守り

2002年/カラー/92分/ビスタサイズ 配給:ギャガ・コミュニケーションズ、オフィス シー・エー プランニング

2003年10月24日よりDVD発売開始 2003年10月10日よりビデオレンタル開始 2003年4月26日よりテアトル池袋にてロードショー

(C)2003 NOEL製作委員会

公開初日 2003/04/26

配給会社名 0025/0354

解説



脈々と続くウチナーの風と突風のように現れた欧米の風、そしてヤマトから吹く風が融合した場所・沖縄を舞台に、とびきりキュートでハートフルな映画が誕生した。殺し屋とは名ばかりの優しい主人公・みかさの“NOEL”は童話・赤い実。彼は人の欲望をかなえる赤い実に憧れ、その童話を肌身離さず身につけている。殺し屋志願のパワフルなおばあ・かほるの“NOEL”は亡き夫の写真付きお煎餅。このお煎餅には時空を越えた恋の事情が隠されている。そして2人をつけ狙う孝の“NOEL”は家族。家族思いの気持ちは、妹の死に疑問を持ち、復讐への気持ちに変わってしまう。

主人公・みかさには、これが映画初主演となるLa’crymaChrIstlのTAKA。ミュージシャンならではの感性で暗殺者みかさをスタイリッシュに体現している。チャーミングでパワフルなおはあ・かほるには、NHK朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」でいまや全国的な知名度を誇る平良とみ。沖縄流の独特な魅力溢れる女優が、銃を使ったアクションに初挑戦。二人に忍び寄る謎の男・孝に「仮面ライダー龍騎」で人気急上昇の須賀貴匡。しなやかな身のこなしと秀麗な表情は、作品に緊張感を与え、映画俳優として本格的に始動。他にお笑い界若手NO.1の呼び声も高い中川家(中川剛、中川礼二)、彼女の顔をTVで見ない日はない人気タレントのベッキ—などの個性派が作品にコミカルなスパイスを加え、長曽我部蓉子、村上東奈、笠原紳司、甲田益也子などバラエティにとんだキャスティングか実現した。

音楽は「dip in the poo1」の木村達司が手がけ、挿入歌に石垣出身で沖縄を拠点に活動をしているミヤギマモル、元ネーネーズの古謝美佐子、エンディングテーマ曲はTAKAがこの作品のために新たに書き下ろした曲と、これもまたバラエティにとんでいる。

脚本・監督は梨木友徳。広末涼子主演の『20世紀ノスタルジア』や手塚眞監督作品『白痴』に携わり、本作品が待望の初監督作品となる。

ストーリー


常夏の楽園・沖縄で、暗殺ビジネスを営むその名も「株式会社楽園」。ターゲットにされた者は、誰に疑われることもなくひっそりと死んでゆく完壁な暗殺。暗殺遂行率100%の男・みかさー。美人勧誘員・蓉子の口車に誘われるまま楽園を訪れた依頼人は、おばぁ・かほる。“殺したい相手は、亡き夫を巡る昔の恋敵・エイ。動機は「お煎餅」1?楽園もみかさも、いつもの手はず通り事をすすめるだけでよかったはずが、殺したい動機を話すうちにかほるのテンションは急上昇!頭の中を巡る苦々しい過去の記憶。盛り上がった気持ちを押さえる事が出来ずにとうとう、「自分の手で殺す」「殺し方を教えて」と言い出した!!楽園を襲う大ピンチ!
何とかあきらめさせようと、更に大金をふっかけたり、ハードな特訓を試みるが、かほるは意気揚々としてやる気満々。「人の命は重い。だから生半可な気持ちで殺してはいけない。」というみかさのポリシーを胸に、年の離れた親友・ハルナの応援を受けて、黙々と特訓メニューをこなし、メキメキと腕を上げていった。

みかさとかほるの間に確かな信頼関係が築かれた頃、二人に忍び寄る男の影が…。それは妹の死に疑問を持ち独自の調査を開始した孝だった。彼は遂に楽園とみかさにたどり着いたのだ。しかし、楽園には孝が辿りつく事の出来なかった、そしてかほるさえも知らないからくりがあった。 

スタッフ

脚本・監督:梨木友徳(第一回監督作品)
製作:唯敷和史幸、仁平幸男
企画:宮下史之、矢部浩彦
プロデューサー:公野:勉、林由恵、鈴木裕光、水上繁雄
共同プロデューサー:倉持健一、東田眞一、石川伸彦
助監督:多胡由章、荻島達也
撮影:小林元(J.S.C.)
録音:臼井勝
美術:松塚隆史
VE:矢部光宏
照明:椎原教貴
製作担当:池原健
音楽:木村達司
製作:NOEL製作委員会
制作・配給:ギャガ・コミュニケーションズ
企画協力:KSS
共同制作・共同配給・宣伝:オフィス シー・エー プランニング

キャスト

TAKA
須賀貴匡
平良とみ
長曽我部蓉子
ベッキー
村上東奈
久保田芳之
永井正子
勝村美香
朱里
甲田益也子
笠原紳司
中川剛(中川家)
中川礼二(中川家)
久能靖

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