文化庁優秀映画奨励賞受賞 文部省選定/全国PTA協議会推薦/青少年審議会推奨

1973年/日本/カラー/104分/ 配給:ライフプランニング

2002年2月28日よりビデオ&DVD発売 1973年12月15日公開 

公開初日 1973/12/15

配給会社名 0003

解説


 北海道旭川から北へ30キロ、白い雪に埋もれた塩狩峠。ここで明治の末に一人の青年が亡くなった。多くの人の命を救うために尊い犠牲となったのである。
 その人の名は永野信夫。
 明治10年2月、永野信夫は東京の本郷で生まれ。祖母の手で育てられ、母は死んだと聞かせられていた。信夫は親友、吉川のいる北海道に渡り、吉川が貨物係をしている札幌駅に勤めることになった。
 吉川の妹ふじ子は足が悪く、そのうえ肺病とカリエスで寝ていたが、不思議な明るさをもっていた。信夫は上司と旭川に行くことになつた時、ふじ子に初めて自分の思いを告げた。2月28日、結納の日、信夫は名寄から札幌に向かった。汽車が塩狩峠の頂上にさしかかたった時突然、最後部の車両が離れた。転覆の恐怖におびえる乗客を静め、信夫はこん身の力をふるってハンドフレーキを回した。
 実在の人物、長野政男をモデルとして、三浦綾子が一人の青年の愛と信仰に貫かれた生涯を描く。人間存在の意義を問う長編小説。

 それは、雪の北海道塩狩峠で起こった!
 待ち望んだ2人が結ばれるその日、名寄発札幌行きの蒸気機関車が塩狩峠をあえぎながら登って行く。

ストーリー

スタッフ

製作:長島清 小梶正治
原作:三浦綾子
監督:中村 登
脚本:楠田芳子
撮影:竹村博
音楽:木下忠司
美術:横山豊
録音:田中俊夫
調音:松本隆司
編集:森弥成
製作:ワールド・ワイド
協力:日本国有鉄道

キャスト

中野誠也
新克利
永井智雄
近藤洋介
佐藤オリエ
長谷川哲夫
滝田裕介
岩崎加根子

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