『私の頭の中の消しゴム』イ・ジェハン監督 × 12年ぶりの主演・中山美穂 2010年最初の涙、 最高にせつないラブストーリー 一瞬の恋が、一生の愛へとつづく——

2009年韓国/カラー/2時間14分/スコープサイズ/ドルビーデジタル 提供:フジテレビジョン、アスミック・エース エンタテインメント、関西テレビ放送、ソニー・ミュージックエンタテインメント 配給:アスミック・エース

2010年06月25日よりDVDリリース 2010年1月23日(土)、新宿バルト9、丸の内TOEI(2)他全国ロードショー

(c)2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.

公開初日 2010/01/23

配給会社名 0007

解説


『私の頭の中の消しゴム』イ・ジェハン監督 × 12年ぶりの主演・中山美穂
2010年最初の涙、 最高にせつないラブストーリー

一瞬の恋が、一生の愛へとつづく——

誰にでも、忘れられない恋がある——
一生に一度の燃えるような愛を綴り、多くの男女の心を震わせたベストセラー「サヨナライツカ」。その25年にわたる壮大なラブストーリーを、日本でも興収30億円を超える大ヒットを記録した『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン監督が待望の映画化。タイ、日本、韓国での1年以上におよぶ撮影を経て完成した美しくもせつない究極の恋愛映画『サヨナライツカ』が、遂に日本上陸となる。
オリエンタルホテルのスイートルームに住む沓子(ルビ:とうこ)は、自由奔放で欲望に忠実な女性。演じるのは、イ・ジェハン監督の熱烈なラブコールを受け、12年ぶりのスクリーン復帰を果たす中山美穂。沓子と運命の恋に落ちる豊に西島秀俊、豊の婚約者 光子に石田ゆり子。伝えたかった想い、胸の奥にしまっていた秘密、どうしても言って欲しかったあのひとこと……それぞれの想いを胸に過ごす歳月を見事なアンサンブルが紡いでいく。
バンコク、東京、ニューヨーク—— 一瞬の熱情が、25年の時を超え、一生の愛になる。離れていても時がたっても、そこまで人を愛することができるのだろうか。
恋をしたことのあるすべての人が涙する、最高にせつないラブストーリーが、2010年最初の涙をお届けします。

1975年、灼熱のバンコク。 お金・美貌・愛に不自由なく暮らし、ただ“愛されること”を求め生きてきた沓子は、ある日、バンコクに赴任してきたエリートビジネスマン 豊と出逢う。
たちまち魅かれ合い、熱帯の夜に溺れていくふたり。
体を重ね過ごす日々がふたりの距離を縮め、沓子は人を“愛すること”こそが本当の愛だと気づく。
しかし豊は結婚を目前に控えており、日本に光子という婚約者がいた。
かなわぬ恋とわかっていながら、それでも豊を愛し続けると決める沓子は……。
そしてふたりは25年後のバンコクで、運命の再会をする——。

“人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すのか、それとも愛したことを思い出すのか”
本作を貫くこの問いかけは、1975年から現代へと時代を移すと、さらに激しく観客の心に突き刺さる。ただ愛されることが幸せと思っていた沓子は、豊と出会うことで愛することを知り、何があっても愛し続けることを決める。仕事への野望や野心を大事にするばかりに愛することに気づかない豊は、25年後、自分の本当の気持ちに気づかされる。夫となる人を愛し献身的に尽くし続ける光子は、情熱よりも強い理性で最後まで自分の愛を貫く。
誰にもおとずれる、人生の岐路での究極の選択。観客は、沓子、豊、光子の言葉や行動に過去の記憶や体験を呼び覚まされ、心を揺さぶられ、そのせつなさに感動を覚えていく。もう少し早く出会っていれば? もしあの時違う路を選んでいたら? あのひとことを伝えていたら? 25年後に再会したふたりはいったい? そして、最後に自分に問い掛ける。自分だったら、死ぬ前に愛されたことを思い出すのか、それとも愛したことを思い出すのか、と。

ラブストーリーの旗手イ・ジェハンのラブコールに応えた日本を代表する女優中山美穂は、岩井俊二監督『Love Letter』の大ヒットで、韓国でも愛されるトップスター。日本アカデミー賞優秀主演女優賞の『東京日和』以来12年ぶりの映画主演となる本作で、「彼女が泣いたり笑ったりするたびに、演じている私が壊れてしまうのではないかと思うときもありました」と、愛に強く生きる沓子を体当たりで演じきる。そして、ふたりの女性のあいだで揺れ動く、バンコクに赴任してきたエリートビジネスマン 豊を『ゼロの焦点』の西島秀俊、日本で豊のことを想い続けるしとやかな女性 光子を『誰も守ってくれない』の石田ゆり子が演じ、3人が作り出す男女の距離感が観客を瞬く間に、25年という壮大な時間の中に引きずりこんでいく。

25年という歳月をどのように映画化したら成功するだろう。完璧主義のイ・ジェハンは、英語、日本語、韓国語、タイ語の4か国語が飛び交う国際プロジェクトにおいて徹底したこだわりを貫き、ラブストーリー映画では類を見ない、ドラマティックでスケール感ある映像を完成させた。エキゾチックで情熱的なタイのロケーションでは、黄金色の荘厳な王宮やチャオプラヤー川に加え、豊と沓子の熱いロマンスを彩る舞台である“マンダリン オリエンタル バンコク”をフィルムにおさめた。世界屈指のラグジュアリーホテルが約130年の歴史の中で初めて撮影を許可し、ホテルシーンは100%、実際のオリエンタルホテルの撮影が実現した。セクシーで挑発的な沓子の魅力を表現するための衣装は、全体の衣装の90%以上がオーダーメード。1970年代のイメージで描かれた200枚以上のスケッチをもとに、シーンごとに沓子の心情と生地の質感や色合いをリンクさせた。さらに、時代の変化を多層的に表現するため、カメラ、照明、構図、メイクなど細部にわたりこだわりを見せた。シューベルトやバッハをイメージしたという音楽では、観終わった後の余韻を何より大切に、悲しみと喜び、高級感と感情の共存を求めた。そして主題歌に中島美嘉を抜擢。映画の世界観やせつなさを音楽という別の側面で表現、ひときわ大きな感動の波をエンディングに用意した。

ストーリー



1975年、灼熱のバンコク。チャオプラヤー川ほとりに立つ最高級ホテル、オリエンタル・バンコクの “サマーセット・モーム・スイート”に住む沓子。美しさと妖艶さを纏った沓子は、お金に不自由なく、男性から愛されることで満された毎日を送っていた。ある日、バンコクに赴任してきたエリートビジネスマンの豊と出逢う。ふたりはたちまち魅かれ合い、熱帯の夜に溺れていく。しかし、結婚を間近に控えた豊には、東京に残してきた光子という婚約者がいた。「豊、わたしのこと愛してる?」 豊との楽しい日々を過ごすうち、「愛される」ことではなく、人を「愛する」ことに気づきはじめる沓子。しかしそこにはどうしても越えられない”期限”があった。そしてふたりは、苦渋の選択をする──。 25年後のバンコク。ふたりは運命の再会をするが・・・・・・

人間は死ぬ前に、愛することを思い出すのか、愛されることを思い出すのか──
バンコク、東京、ニューヨーク。一瞬の熱情が、25年の時を超え、一生の愛になる。
『私の頭の中の消しゴム』監督が贈る、2010年最初の涙、最高にせつないラブストーリー。

スタッフ

監督:イ・ジェハン
製作総指揮:キャサリン・キム
共同製作総指揮:チェ・ジュヌァン、イ・サンヨン
製作:シム・ジェソプ、ファン・ヨンサン
アソシエイトプロデューサー&キャスティング:笠置 高弘(関西テレビ)
共同製作:ノ・ジョンユン
音楽:ソ・ジェヒョク
衣裳:キム・ソンイル
編集:チェ・ミニョン
美術:チェ・ギホ
撮影:キム・チョンソク
脚本:イ・ジェハン、イ・シノ、イ・マニ
視覚効果:キム・テフン

原作:「サヨナライツカ」辻 仁成(幻冬舎文庫)
主題歌:「ALWAYS」中島美嘉(ソニー・ミュージック アソシエイテッドレコーズ)
CJエンタテインメント提供/制作:スパイロフィルム

提供:フジテレビジョン、アスミック・エース エンタテインメント、関西テレビ放送、ソニー・ミュージックエンタテインメント
配給:アスミック・エース

キャスト

間中 沓子:中山 美穂
東垣内 豊:西島 秀俊
尋末 光子:石田 ゆり子
桜田 善次郎:加藤 雅也
木下 恒久:マギー
ステイプ:スパコン・ギッスワーン
山田 夫人:川島 なお美
安西 順子:松原 智恵子
安西 康道:須永 慶
東垣内 健:西島 隆弘
東垣内 剛:日高 光啓
看護婦:ジャスミン

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