2001年/カラー/109分/ 配給:プロダクション12

2002年3月8日ビデオレンタル開始 2002年1月19日〜銀座シネパトスにて公開 2001年11月17日〜12月21日まで名古屋・キノシタホールにて公開 2001年11月17日〜11月22日まで新発田文映、長岡・シネマチャオにて公開

公開初日 2001/11/17

公開終了日 2001/12/21

配給会社名 0266

公開日メモ 直木賞作家、笹倉明さんの最新作で、南魚湯沢町と北蒲豊浦町の月岡温泉を舞台に現代の男女の愛を描いたドラマ

解説

川端康成生誕100年
 作品は、直木賞作家の笹倉明が「美しい日本文化」を再生・創造するべく、一昨年川端康成生誕100周年を機に、その代表作『雪国』の舞台となった新潟県越後湯沢・月岡温泉を背景に執筆した同名小説「新・雪国」(廣済堂出版)を、後藤幸一監督が映画化.
映画では舞台を新興の温泉町、月岡温泉とその近郊に移し、雪国の大自然を背景に大人の純愛が繰り広げられる。
主演 奥田瑛二、“温かく”、“美しく”、“激しく” 三様のラブシーン
 後藤幸一監督は「これまでは、若者の孤独と愛を描いてきたが、この作品では、“温かく”、“美しく”、“激しく”と、三様のラブシーンをベースに大人のラブストーリーに仕上げたい。そのために、主演は“哀しく、かつ色気のある中年男”奥田瑛二以外には考えられない」と語る。それに応え、奥田瑛二、さすがの技量で演じきる。

ストーリー

女は、生きるため芸者になった。
男は、雪に誘われて山ふところに来た…。 
雪が舞い散る中、一人の男が駅のホームに降り立った。
“旅先は国境の彼方というにすぎなかった”
祖父の代から続いていた会社を倒産させてしまい、全財産と家族を失い、あてもなく死に場所を求めてさまよう男、彼の名は芝野邦夫、50才。立ち寄った温泉町のそば屋で若い芸者、萌子と出会う。一見、ひとなつっこく誰にも愛想のいい彼女にもまた、暗い過去があった。
 じゃじゃ馬を自称する萌子に魅かれるものを感じた芝野は「この金がなくなるまで側にいて欲しい」と、持っていた全財産200万をあずける。そんな芝野の死を予感した萌子は、お互いの肌の温かさを求めて身を投げ出していく。そんなある日、「あの女には近寄らないのが身のためよ」と不気味な笑みを浮かべる女が、二人を遠ざけようとする…。
 芝野は、かつての萌子がそうであったように死から生へと蘇っていくのだが…。

スタッフ

製作:笹倉明事務所、(株)トラム、(株)ケイエスエス、プロダクション12
プロデューサー:福山正幸
監督:後藤幸一
原作:笹倉明
脚本:笹倉明、後藤幸一、門馬隆司
撮影:羽方義昌
美術:太田喜久男
照明:森谷清彦
録音:小川武志
調音:久保田幸雄
編集:鶴田益一
音楽:マリオ鈴木
主題歌:「雪の花」
唄:坂本冬美
作詞:笹倉明
作曲:加藤登紀子 
音楽プロデューサー:原荘介
製作協力:ホテル泉慶・華鳳 
ロケ協力:月岡温泉観光協会、新潟県豊浦町、新発田市、水原町

キャスト

奥田瑛二
笛木夕子(新人)
南野陽子
吉行和子
あき竹城
内海桂子
結城しのぶ、
不和万作
鶴田忍
高橋明
村田真
比企しのぶ
尾崎祐二
渡会久美子
三浦伸子
小林かずえ
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