原題:Along Came a Spider

解けるか?張り巡らされた蜘蛛の糸—— 全米2000万人が震えた——誘拐殺人事件の隠された真相

2001年4月2日全米初公開

2001年/アメリカ/カラー/ドルビーSRD/シネマスコープサイズ/103min パラマウント・ピクチャーズ提供 デヴィッド・ブラウン/フェイズ1プロダクション 製作協力 リベレイションズ`エンターテインメント 東宝東和提供 配給:東宝東和

2002年10月25日よりDVD発売&レンタル開始 2002年10月25日よりビデオ発売&レンタル開始 2002年5月11日より日比谷みゆき座ほか全国東宝洋画系にてロードショー公開

公開初日 2002/05/11

配給会社名 0002

公開日メモ 全米で公開するや、並みいる超大作を押しのけて8週連続TOP-10をキープ。7500万ドルの興行収入を叩き出す大ヒットを記録した話題作『スパイダー』。それは<選ばれし子供たち>を狙い、「完全犯罪ゲーム」を仕掛ける大胆不敵なサイコパスと、ワシントン市警最高の頭脳との壮絶な“知能戦”を描く本格的なサスペンス・スリラーである。

解説



全米ベストセラー“犯罪心理捜査官アレックス・クロス”
シリーズ最高傑作

全米で公開するや、並みいる超大作を押しのけて8週連続TOP-10をキープ。7500万ドルの興行収入を叩き出す大ヒットを記録した話題作『スパイダー』。それは<選ばれし子供たち>を狙い、「完全犯罪ゲーム」を仕掛ける大胆不敵なサイコパスと、ワシントン市警最高の頭脳との壮絶な“知能戦”を描く本格的なサスペンス・スリラーである。

早くも『スパイダー』に続くシリーズ続編の製作が決定!!

『スパイダー』は、作家ジェイムズ・パタースンのベストセラー“アレックス・クロス・シリーズ”6作の中でも、特に最高傑作の呼び声も高い第1作目を脚色し、『コレクター』に続く映画化シリーズ第2弾として公開された。パラマウントは早くもシリーズ第3弾の製作を決定しているという。今回特筆すべき事は、同じ役は絶対にやらないと公言するモーガン・フリーマンが、ワシントンDCの刑事であり、犯罪者の心理を読むのに長じた心理学者でもある主人公のアレックス・クロスを、再び演じていること。『ディープ・インパクト』でアメリカ大統領役の気高さと聡明さを、『セブン』で犯人を追い詰める老刑事の執念を演じ切ったフリーマンだけに、入魂の演技は圧倒的な迫力で観客を魅了する。また自らの失態で誘拐事件を防げなかった女性シークレット・サービスのジェジーには、『コン・エアー』で抜擢され成長著しい新進女優モニカ・ポッターが扮し、新鮮な魅力を振り撒いている。そして、繊密な計画と驚くべき執念深さでアレックスを挑発し続ける犯人デイリー・ソーンジに、演技派の渋い脇役マイケル・ウィンコット。誘拐されても決して最後まであきらめない聡明な女の子ミーガンに、注目の名子役ミカ・ブーレム。その父で上院議員のハンク・ローズにベテラン俳優マイケル・モリアーティ、母エリザベスに舞台で
活躍中のペネロープ・アン・ミラーと、実力派俳優が脇をがっちりと固め、息をつかせぬサスペンスを盛り上げる。一方、スタッフではハリウッドNo.1プロデューサーの一人デビッド・ブラウンが辣腕をふるい、監督には007シリーズの記念すべき第20作目『ビヨンド・ザ・アイス』の監督に決定しいま全米で最も注目を浴びている俊英リー・タマホリを起用、重厚感あふれる音楽は巨匠ジェリー・ゴールドスミスが担当、キャストに負けない豪華なメンバーがそろった。

オリジナル・タイトルの“a long came a spider”は、マザーダースから引用された童話([マフェット嬢ちゃん」)の一節で、タイトルにこめられたメタファーは、事件解明のために残された細いもつれた糸のように、観客を絡めとっていく。アレックスは、ジェジーは、そしてあなたは、どう解きますかこの糸を!?

ストーリー



犯罪史に輝く、生け賛を…

白昼堂々、ローズ上院議員の娘を誘拐
ワシントンD.C.の一流私立学校キャシドラル・スクールに
2年間勤務の教師の犯行か?

警戒厳重なワシントンD.C.の一流私立学校キャシドラル・スクールから、ローズ上院議員(マイケル・モリアーティ)の聡明な娘ミーガン(ミカ・ブーレム)が誘拐される事件が発生した。2年もの間、教師になりすましていた男が、完全な誘拐計画を遂行したのだ。著名な犯罪心理捜査官アレックス・クロス(モーガン・フリーマン)の著作を読破していた誘拐犯ゲイリー・ソーンジ(マイケル・ウィンコット)は、敏腕刑事として、心理学者として、またベストセラーの作家として有名なクロスの自宅の郵便受けに証拠の断片を入れて、〈ワシントン市警最高の頭脳〉を“完全犯罪ゲーム”の相手に指名し、捜査を担当するよう要求。ミーガンをマザーグースの童話の主人公になぞらえ、謎解きをするよう挑発した。囮捜査の失敗でパートナーを死なせ引退を考えていたクロスは、事件の責任を感じる女性シークレット・サービスのジェジー(モニカ・ポッター)をパートナーに、再び捜査の最前線に復帰することを決意する。

犯人がなぞらえたマザーダースの童話に隠された謎

こうして彼はやむなく事件に巻き込まれていく。クロスの名声を知っていた誘拐犯には、事件の裏に計り知れない動機があった。あの有名な“リンドバーグの息子”誘拐事件の犯人を凌ぐ、今世紀最大の事件を起こした後に、自分を主人公にした本をクロスに書かせたいという野望だった。クロスは、ジェジーとチームを組み、少ない手がかり、読めない犯人の狙い、想像を絶する身代金の受け渡し場所など、見えない糸をたぐりながら、必死の捜査を続けるのだった。

高い知能レベルで仕掛けられた罠=“スパイダー”の糸に立ち向かうべくプロファイルを続けるクロス。そして、完全密室状態からなんとか脱出を試みようとするミーガン。そんな彼らをあざ笑うかのように、誘拐犯はさらなる行動を起こし始めた——。

なぜ犯人はミーガンを選んだのか?マザーグースの童話になぞらえた少女誘拐事件の裏に隠された恐るべき秘密、そして、もうひとつの驚愕の真実とは!?はたしてこの〈完全犯罪ゲーム〉に勝利するのは一体誰なのか…?

“リンドバーグの息子”誘拐事件とは
1932年3月1日、米国の国民的英雄チャールズ・リンドバーグの幼い息子が、ニュージャージー州ホープウェルの自宅から誘拐される事件が発生し、全世界は騒然となった。身代金が支払われたにもかかわらず子供はやがて遺体で発見され、その2年半後、ドイツ系米国人のブルーノ・ハウプトマンという男が逮捕された。本人は最後まで無罪を主張、彼の有罪を疑問視する声が高まる中、「どうかもう一度事件を調べて欲しい。私が新でも事件は解決されません。」との言葉を残し、1936年、ハウプトマンは処刑された…。

スタッフ

製作総指揮:モーガン・フリーマン、マーティ・ホーンスタイン
製作:デヴィッド・ブラウン、ジョー・ワイザン
監督:リー・タマホリ
原作:ジェイムズ・パタースン(新潮文庫)
脚本:マーク・モス
撮影:マシュー・F・レオネッティA.S.C.
音楽:ジェリー・ゴールドスミス(カルチュア・パブリッシャーズ)
編集:ニール・トラヴィスA.C.E,
衣装:サンジャ・ミルコヴィック・ヘイズ
プロダクション・デザイン:アイダ・ランダム

キャスト

アレックス・クロス:モーガン・フリーマン
ジェジー・フラニガン:モニカ・ポッター
ゲイリー・ソーンジ:マイケル・ウィンコット
エリザベス・ローズ:ペネロープ・アン・ミラー
ミーガン・ローズ:ミカ・ブーレム
ハンク・ローズ上院議員:マイケル・モリアーティ

LINK

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