原題:Domestic Disturbance

誰も少年の目撃を信じなかった。唯ひとり父親を除いては・・・。

2001年11月2日全米初公開

2001年/アメリカ/89分 配給:UIP映画

2002年10月25日よりDVD発売&レンタル開始 2002年10月25日よりビデオ発売&レンタル開始 2002年4月6日より日比谷映画ほか全国東宝洋画系にてロードショー公開

公開初日 2002/04/06

配給会社名 0081

公開日メモ 常にセンセーショナルな演技で、観客を魅了し続けてきたジョン・トラボルタが、命がけで愛する者を守るために戦う父親像を描いた新たなサスペンス・スリラーに挑戦した。

解説


常にセンセーショナルな演技で、観客を魅了し続けてきたジョン・トラボルタが、命がけで愛する者を守るために戦う父親像を描いた新たなサスペンス・スリラーに挑戦した。それが『ドメスティック・フィアー』だ。静かな港町として有名なメリーランド州サウスポート。ある日一人の男が殺害され、町から姿を消した。証拠は全<無い完全犯罪。だが、事件を偶然目撃していた少年がいた。その少年ダニーは日頃嘘をつく問題児のため、誰にも信じてはもらえなかった。孤立するダ二一を唯一信じるのは父親のフランクだけ。そして殺人事件に巻き込まれた息子を守るために、フランクは命を賭けて敵に立ち向かうのだった…。 本作は、父親のフランクに圧倒的な存在感を与えているトラボルタと、『シー・オブ・ラブ』や『冷たい月を抱く女』などを手掛けてきたサスペンスの巨匠ハロルド・ベッカー監督のコンビが、サスペンスと家族の絆というテーマを、よりスリリングに、より感動的に描いた注目のエンターテインメントである。 演技派VS.個性派 迫真の演技で激突!!  昼は町の顔と呼ばれる実業家、夜は優しい一家の主だが、その陰に誰も知らない別の顔を持つという継父役を、個性派俳優のヴィンス・ヴォーンが演じる。その鬼気迫る演技は、『サイコ』で演じたあのノーマン・ベイツをも上回るほどだ。一方、愛する息子を守るために敢然と立ち向かう父親を見事に演じ切るジョン・トラボルタ。各々の父親を演じる二 人は互いに対立する立場で競演し、その激しいぶつかり合いがよりサスペンスを増幅させる。 また、唯ひとり、心から信頼していた父が一家から離れてしまい、新しい父親を受け入れられずに葛藤する複雑な心理を見事に表現した新鋭マシュー・オリアリー演じる息子の少年ダニ一役が作品の中で重要なポイントを占め、父と息子の"親子の絆"が観る者に深い感動を与える。   現代の家族の恐怖を描いた問題作  全米中の家庭で悪夢のように広がり、我々に衝撃を与えたドメスティック・バイオレンス"("DV")。それは、平和な家庭に突如訪れる恐るべき亀裂、しかも他人の手によってではなく家族自身の手によって脅かされ崩壊していく現代の脅威である。そして、今や日本においてもあの"ストーカー"をも凌ぐ勢いで、各家庭に身近な恐怖を与える社会問題として浸透している"DV"。それに続き本作品は、家庭を襲う新たな恐怖を描き全米に衝撃を与えている。 サスペンスの崇高なクオリティーを演出するスペシャリストたち  息子ダニーのために戦う父親フランクを演じるのは、70年代『rサタデー・ナイト・フィーバー』でディスコ・ブームのカリスマ的存在として脚光を浴び、90年代には、『パルプ・フィクション嘩や『フェイス/オフ』といった作品で改めて彼の存在感を知らしめたジョン・トラボルタ。継父のリックは『スウィンガーズ』『ロスト・ワールド/ジュラシックパーク』のヴィンス・ヴォーンが熱演している。そして妻のスーザンを演じるのは、昨年の『ミート・ザ・ペアレンツ』でロバート・デ・二一口、ペン・スティラーと共演し、印象的な演技を披露したテリー・ポロ。リックの過去を知る男レイには、rフォーゴ』rレザボア・ドッグス』等のインディー系から、『コン・エアー』『アルマゲドン』といったエンターテインメント映画まで、様々な作品で実力を遺憾なく発揮している個性派俳優のスティーブ・ブシェミが脇を固めている。    監督は数々の映画に携わり、現代のサスペンス映画の巨匠とも言われているハロルド・ベッカーが手掛け、より崇高なクオリティーの作品に仕上がっている。製作は『プリティ・ウーマン』『アルマゲドン』のドナルド・デ・ラインと『フェイス/オフ』『将軍の娘/エリザベス・キャンベル』のジョナサン・D・クレイン。本作は、デ・ラインが自らの会社デ・ライン・ピクチャーズとパラマウント映画との共同企画・製作した最初の作品である。クレインは、16年間に渡りトラボルタのマネージメントとプロデューサーを担当し、rフェノミナン』rフェイス/オフ』を含め、本作が8作目のコラボレーションとなる。脚本・原案は『遠い空の向こうに』の脚本でヒューマニタス賞を受賞したルイス・コリックが担当し、本作にも通じる父と子の絆を見事に書き上げている。共同原案として、ウィリアム・S・コマナーとデイリー・ドラッカーが初めて担当。撮影は『エンゼル・ハート』『アンジェラの灰』のマイケル・セレシン、プロダクション・デザイナーは『あの頃ペニー・レインと』のクレイ・A・グリフィス、編集は『マーキュリー・ライジング』や、『LAコンフィデンシャル』でアカデミー貰にノミネートされたピーター・ホネス、衣装は『ザ・ロック』『デンジャラス・マインド/卒業の日まで』のボビー・リード、そして音楽には『ライオン・キング』の舞台版と『ターザン』の作曲を手掛け、2年連続でグラミー賞を受賞したマーク・マンシーナなどのスペシャリスト達が結集している。

ストーリー


メリーランド州サウスポート。造船会社を経営するフランク・モ
リソン(ジョン・トラボルタ)は、妻のスーザン(テリー・ポロ)
とは2年前に離婚していた。母と暮らす一人息子のダニー(マシュー・オリアリー)は、そのせいか反抗的となり、嘘を繰り返し学校では問題児とされ、時には警察に保護されることもあった。そんなダニーも、離れて暮らしているフランクを未だに父親として頼り、フランクもまたダニーを深く愛していた。そんな中、スーザンは新しく町に移り住み、実業家として成功を収めていたリック・バーンズ(ヴィンス・ヴォーン)を新しい夫に、そしてダ二一の新しい父親として迎えようとしていた。彼なら製造業のフランクが与えられないものをダ二一に与えることが出来ると思っていたのだ。しかし・ダニーは継父のリックを快く迎えることはできず、フランクだけに相談をするなど、母親のスーザンにまで反発するようになる。だが、フランクは、スーザンのため、そしてダニーのためにと彼を説得しダニーも二人の結婚という現実を受け入れようとする。
数日後、無事リックとスーザンの結婚式が行われた。そこへ・リ
ックの昔の友人と名乗る謎の男レイ・コールマン(スティーブ・ブ
シェミ)が現れる。彼を見たりックの顔色が一瞬険しくなった。フ
ランクは、そんな彼の表情を見逃さず、レイの存在に何か引っかかるものを感じていた。リックは、以前レイとある犯罪に関与していたという、誰にも触れられたくない過去を持っていた。レイはその時に受け取るはずだった分け前の大金を受け取るために彼の前に現れたのだ。彼は金を用意するまで、モーテルで待つようレイに伝えた。そして、新たな生活をスタートさせた3人だったが、ダニーとリックの距離は縮まることは無かった。そんなある日の夜、スーザンが妊娠したことを知り、ショックを受けたダ二ーは家を飛び出してしまう。フランクに会いに行こうと、リックの車に潜り込むが、そこで事態は思わぬ方向に急転する。数時間後にダニーは継父のリックが殺人を犯す現場を目撃したと、フランクに連れられ警察に出頭したのだ。しかし警察は嘘をつく問題児のダニーの話を真剣には聞いてくれなかった。母親のスーザンまでもがリックに反抗した嘘だとダニーを信じようとはしなかった。唯一フランクだけは息子の話を信じたい気持ちと、事実を受け止めたくない気持ちとで葛藤するのだった。実はダ二一のいうことが事実で、リックは表の顔とは全く別の顔を持った人物かも知れないと。そしてそれは真実を早く暴かなければ、ダニーの命までもが危険にさらされることを意味するのだった。
やがて、ダニーの部屋に一つの怪しい影が忍び寄るのだった・・

スタッフ

監督:ハロルド・ベッカー
脚本:ルイス・コリック
製作:ジョナサン・D・クレイン
ドナルド・デ・ライン
撮影:マイケル・セレシン
プロダクションデザイナー:クレイ・A・グリフィス
編集:ピーター・ホネス、A.C.E
衣裳:ボビー・リード
音楽:マーク・マンシーナ

キャスト

フランク・モリソン:ジョン・トラボルタ
リック・バーンズ:ヴィンス・ヴォーン
スーザン:テリー・ポロ
ダニー:マシュー・オリアリー
レイ・コールマン:スティーヴ・ブシェミ
ダイアン:スーザン・フロイド

LINK

□IMDb
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す
http://www.domesticdisturbance.com/
ご覧になるには Media Player が必要となります