マスターディレクターシリーズ 篠原哲雄監督作品 前田亜季主演、芥川賞作家・柳美里原作の話題作 孤独な老人と女子高校生 時代の蜃気楼の中で必死にもがく二人の接点とは……?

2001年/日本映画/104min/発売:東宝

2001年10月5日ビデオレンタル開始 2001年7月14日よりBOX東中野にて公開

公開初日 2001/07/14

公開終了日 2001/08/03

配給会社名 0001

公開日メモ 孤独な老人と女子高校生 時代の蜃気楼の中で必死にもがく二人の接点とは……?

解説

同居する息子夫婦とうまく行かず不満と悪意を持て余す退職老人と、家庭崩壊に直面し、援助交際へ向かう女子高生。現実社会と自分との間のわずかな隙間を埋めるべく、時代の蜃気楼の中で必死にもがく二人の接点とは何だったのか——。
芥川賞作家・柳美里の原作を『月とキャベツ』『はつ恋』『死者の学園祭』など、独特なタッチの心理劇に定評のある篠原哲雄が監督。女学生と老人、まったく違う世界に生きる二人が出逢い、「一生に一度の面白い冒険」を求めて彷徨う姿をユーモラスに描いていきます。主人公の退職老人・松村弦一郎に、日本を代表する演技派俳優・山崎努。そしてヒロイン・恩田未菜を昨年、映画『バトル・ロワイアル』でブレイクし、人気上昇中の前田亜季が演じています。せつなくて、滑稽で、少し胸の奥がキュンとする——『女学生の友』はそんなドラマです。

ストーリー

松村弦一郎は、孤独な退職老人である。かっては、家庭を顧みない典型的なサラリーマンだったが、今や妻に先立たれ,実の娘・直子は、金の無心にしか来ず、息子夫婦との暮らしにも耐え難い違和感を感じ、無為な毎日を過ごしていた。唯一、彼が家の中で心を通わせるのは孫の梓だけだった。恩田未菜は、孤独な一年生。高校の友人グループとうわべだけの調子のよい付き合いや学校生活に空虚さを感じ、家庭も経済的に崩壊寸前で行き場のない思いを抱いていた。そんな中、未菜のグループの一人、まゆが妊娠してしまう。ある日、梓と渋谷へ買い物にでかけた弦一郎は、偶然、梓の中学時代の友人であったまゆのグループと出会う。梓に付き合って、少女達とカラオケに行った弦一郎は、その中にいた未菜の自分に対する挑戦的な視線を感じる。後日、弦一郎は未菜から連絡を受け、援助交際の相手を紹介してくれと持ちかけられる。それから、いつしか孤独でワケありの二人の間に不思議な友情が芽生えはじめるが…。

スタッフ

監督:篠原哲雄
原作:柳美里(文藝春秋刊)
脚本:加藤正人
音楽・主題歌:Pitch Talks「赤い点」
制作:BS−i/東宝

キャスト

松村弦一郎:山崎努
恩田未菜:前田亜季
松村梓:野村佑香
松村俊一:山崎一
松村佐和子

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す
http://www.bs-i.co.jp/
ご覧になるには Media Player が必要となります