スパイダーマン – CINEMATOPICS

原題：SPIDER-MAN

大いなる力には、大いなる責任がともなう。学校に通い、恋に悩み、正義に葛藤する。愛すべきひとりの青年がいま、21世紀最大のヒーローとなる宿命を背負った!

2002年5月3日全米公開予定

2002年／アメリカ／カラー／121分／配給：ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

2007年10月17日よりＤＶＤリリース 2007年07月25日よりＤＶＤリリース 2002年10月23日よりビデオ発売＆レンタル開始 2002年10月23日よりＤＶＤ発売＆レンタル開始 2002年5月11日より日劇１ほか全国洋画系にてロードショー公開 2002年5月3〜5日ＧＷに先行オールナイト及びレイトショー公開決定！

公開初日　2002/05/11

配給会社名 0042

公開日メモ　スパイダーマンを愛してやまない最高のスタッフ＆キャストが結集し、未体験の映像技術を惜しみなく投入することで、早くも21世紀を代表すべきスーパー・ハイクオリティな作品の誕生が約束された。

解説

　そのスタイリッシュでスピーディな動きを完壁に表現することは不可能である。そう言われ続け、世界中のファンから熱望されながらも長年映画化が実現しなかった最後のスーパーヒーロー＝スパイダーマンが、生誕40周年を迎える2002年、遂にVFX超大作となってスクリーンに登場する。この一大エンタテインメント・プロジェクトのために投じられた製作費は、何とコロンビア映画史上最高額の166億円！スパイダーマンを愛してやまない最高のスタッフ＆キャストが結集し、未体験の映像技術を惜しみなく投入することで、早くも21世紀を代表すべきスーパー・ハイクオリティな作品の誕生が約束された。
1962年にマーヴル・コミックスで登場して以来、スパイダーマンはコミック・ヒーローの枠を越えて愛され続けてきた全米の国民的キャラクターのひとりである。もちろんその人気は世界中に波及し、いまでも月刊400万部の販売を誇るコミックスは75カ国で愛読され、その他にもTVシリーズやアニメーションで、あるいはフィギュアなどのキャラクター商品で、数多くのファンを獲得してきた。アメリカン・コミックスから生まれ、世界的に有名になったヒーローは他にもいるが、スパイダーマンがいつも格別な愛情をもって語られる理由は、彼が普通の人間と同じ喜びや悲しみを噛みしめる、いちばん身近なヒーローだからに他ならない。宇宙からやってきたスーパーマンや架空の都市の住人であるバットマンとは異なり、スパイダーマンは平凡な青年がたまたま特殊な能力を身につけたために正義を守ることを宿命づけられる、市民の中から生まれたヒーローである。人々は、ときに悩んだり、傷ついたり、恋したりするスパイダーマンに自分たちと同じ血が流れていることを感じて、熱いエールを贈り続けるのだ。
革新を続ける映像イノベ一夕ー集団ソニー・イメージ・ワークスの起用は、不可能と言われたリアルなスパイダーマン・アクションを保証する。しかし、今回のスパイダーマンの完壁な映像化という狙いは、最新のVFXを駆使して摩天楼を颯爽と飛び回る姿を再現するだけではなく、そんなスパイダーマンの内面的な魅力をも丁寧に描き出すことにもあった。製作総指揮にはスパイダーマンの生みの親でもあるスタン・リーが直々に当たり、監督には子供の頃からのファンでありスパイダーマン・ワールドを熟知するサム・ライミが起用されている。視覚効果のジョン・ダイクストラ、音楽のダニー・エルフマンらサイドを固めるスタッフ陣も、クオリティの高い作品にするためには欠かせない、現在望み得る最高のメンバーである。主演には主人公ピーター・パーカー(＝スパイダーマン)のイメージにぴったりで、さらに心理描写も巧みに演じ切るトビ一・マグワイアを抜擢も初主演のVFX超大作に、『サイダーハウス・ルール』『ワンダー・ボイズ』で見せた演技力をどう持ち込むかに注目が集まる。さらに、ノーマン・オズボーン(＝敵役ゲリーン・ゴブリン)には『バットマン』のジャック・ニコルスンに匹敵する演技派のウィレム・デフォー、ピーターの憧れの女性メリー・ジェーンには近年成長著しいキルスティン・ダンスト、ピーターの同級生でノーマンの息子ハリー・オズボーンには若手有望株のジェームズ・フランコと演技力重視のキャスティング。ダイナミックなVFXアクション・シーンに引けを取らないスリリングなドラマを展開する。

ストーリー

　幼くして両親を失ったピーター・パーカー(トビー・マグワイア)は伯父夫妻に引き取られ、ニューヨーク郊外のクイーンズに暮らしていた。ごく普通の高校3年生になったピーターにとって、関心事はカレッジヘの進学と、幼なじみの同級生メリー・ジェーン(キルスティン・ダンス卜)の存在。勉強は得意でも華やかさに欠けるピーターは、メリー・ジェーンに思いを寄せながらも心を打ち明ける勇気が持てなかった。そんなピーターが唯一の友人と呼べるのは、同級生のハリー(ジェームズ・フランコ)のみ。彼はピーターに、父親であり巨大軍需企業オズコープ社の経営者で天才科学者でもあるノーマン・オズボーン(ウィレム・デフォー)を紹介する。ノーマンはたちまちピーターの化学の才能を愛し、息子以上に目をかけるようになった。
　そんな或る日、課外授業で遺伝子を組み替えたスーパースパイダーの見学に行ったピーターは、逃げ出したクモに刺されてしまう。すると、彼の身体に異変が起こり始めた！動体視力や跳躍力が驚異的にアップし、手首からは強靭なクモの糸が飛び出し、天井やビルの壁面も自在に動き回ることができるようになったのだ。メリー・ジェーンの気を惹きたいピーターはこの能力で賭けレスリングに優勝し、クルマを買うことを思いつく。伯父のベンは何かを企むピーターを諭そうとするが、聞く耳を持たない彼は試合に出場。見事に優勝を果たす。ところが、プロモーターは賞金を渡そうとしない。ピーターはその晩プロモーターの事務所に強盗が押し入るのを目撃するが、騙された腹いせからその強盗を見逃した。しかし何とぞの強盗が、居合わせたベン伯父を殺害してしまったのだ！追跡して強盗を捕まえたものの、特殊能力を正義のために使わなかったことを、ピーターは心の底から後悔し、苦しむこととなった。
高校卒業後、カレッジに入学したピーターとハリーはマンハッタンに出て共同生活を始める。
女優になることを夢見るメリー・ジェーンもまたチャンスを求めてマンハッタンヘ。レストランで働きながら何度もオーディションを受け続ける。都会の中で、いつしか彼女とハリーはデートを重ねる仲になっていた。一方、正蔵に目覚めたピーターは、スパイダーマンとなって街に巣食う悪を懲らしめ、その姿を自ら撮影して売り込む報道カメラマンのバイトで生活を支える毎日だった。
　その頃、時を同じくしてハリーの父親ノーマンにも劇的な異変が訪れていた。軍事目的で開発した新薬を自ら服用した彼は、副作用で二重人格となり、邪悪なサイドの性格が世界征服を企むグリーン・ゴブリンという怪物を生み出してしまったのだ。ノーマンに不信を抱いたオズコープ社の役員たちが彼を失脚させようとすると、逆上したノーマンはグリーン・ゴブリンとなってマンハッタンの攻撃を開始する。爆破されるビル、逃げまどう市民駆けつけるスパイダーマンと対侍したグリーン・ゴブリンは、同じ特殊能力を持った彼に世界征服の共謀を持ちかける。しかし、過去の悲痛な出来事に学んだスパイダーマンは、正義を貫くことを選ぶ。互いにピーターとノーマンであることを知らないまま、そしてハリーやメリー・ジェーンの運命をも巻き込んで、摩天楼上空での激烈な対決の火ぶたが切って落とされた！

スタッフ

監督：サム・ライミ
製作：イアン・ブライス、ローラ・ジスキン
製作総指揮：アヴィ・アラッド、スタン・リー
脚本：デヴィッド・コープ、スコット・ローゼンバーグ、アルヴィン・サージェント
撮影：ドン・バージェス
音楽：ダニー・エルフマン

キャスト

トビー・マグァイア
ウィレム・デフォー
キルステン・ダンスト
ジェームズ・フランコ
Ｊ・Ｋ・シモンズ
ランディ・ポッフォ
ジョー・マンガニエロ
マイケル・パパジョン
テッド・ライミ
クリフ・ロバートソン
ブルース・キャンベル
スタン・リー

LINK

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http://www.spider-man-movie.com/
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