原題:BRAT

殺し屋になるしか道はなかった——— 僕は泣きたくなる、夢に逃げたくなる、あの翼はどこに?僕の好きだった翼。 ロシアで大ヒットを記録した現代の若者を描く作品

1997年カンヌ映画祭‘ある視点'出品作品 1997年トリノ映画祭審査員特別賞、FPRESCI賞 1997年シカゴ&ロシア映画批評連合、最優秀男優賞(セルゲイ・ポドロフ・ジュニア)

1997/ロシア/95分/35mm/ 配給:アップリンク

8月4日(土)〜9月24日(祝)、 『ロシア映画の全貌2001』三百人劇場にて特別ロードショー

公開初日 2001/08/04

公開終了日 2001/09/24

配給会社名 0082

公開日メモ 現在のロシアの閉塞的な現状を描き、1997年のロシア国内興行成績第1位の大ヒットを記録した本作は2000年に続編『BRAT2』も製作され、またも2000年最大のヒット作となった。

解説

現在のロシアの閉塞的な現状を描き、1997年のロシア国内興行成績第1位の大ヒットを記録した本作は2000年に続編『BRAT2』も製作され、またも2000年最大のヒット作となった。

主演は父セルゲイ・ポドロフ監督作品『コーカサスの虜』(96)の主演で俳優デビューを飾ったセルゲイ・ポドロフ・ジュニア。『コーカサスの虜』はカンヌ国際映画祭批評家連盟賞、観客賞他世界各地の映画祭の賞を多数獲得。米アカデミー賞外国語映画賞にノミネートもされ、彼も広く世界に知られる俳優となり、本作の後もレジス・ヴェルニエ監督の大作『イースト/ウエスト遥かなる祖国』(2000)本作の続編『BRAT2』(2000)等に出演しロシアで唯一の売れっ子俳優となった。監督はロシア新世代の作家として活躍がめざましいアレクセイ・バラパノフ。本作の後に製作監督した『フリークスも人間も』(1998)は海外の映画祭でも高い評価を得た。続編『BRAT2』も大ヒットとなったバラパノフは現代ロシアの最も注目される監督である。またロシアの人気ロックバンド、ノーチラスがライブの場面で登場している。

ストーリー

2年間の軍役を終えて故郷の街に戻った青年ダニーラ。しかし久しぶりの故郷で彼の仕事はなく、成功しているという噂の兄をたよってサンクトペテルブルクを訪ねる。だが、兄はプロの殺し屋になっていた。ダニラは兄にすすられるままに、組織の暗殺者となり、心ならずもその世界に足を踏み込んでいく…

スタッフ

監督・脚本:アレキセイ・バラバノフ
音楽:スラヴァ・プツソフ
撮影:セルゲイ・アスタホフ、ウラジミール・カルタショフ
編集:マリーナ・リパルチア
録音:マキシム・ベロヴォロフ
メイクアップ:タマーラ・ドリド
製作総指揮:マキシム・ヴォロジン

キャスト

セルゲイ・ボドロフJr、
ヴィクトル・スホルコフ
スヴェトラーナ・ピスミチェンコ
ユーリー・クズネツォフ
マリア・ジェコワ

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