東映黄金時代劇・沢島忠の世界

1966/東映京都/102分/カラー/シネスコ/

2001年三百人劇場にて、5月12日(土)PM3:45、5月14日(月)PM2:30、 5月27日(日)AM11:15、5月30日(水)PM12:15、5月31日(木)PM7:00、公開 1966年01月26日公開

公開初日 1966/01/26

解説

ひばり版「雪之丞変化」。ひばりは人気役者・雪之丞と義賊・軽業お七の二役で、闇太郎には林与一。雪之丞の仇討に肩入れする闇太郎。彼に惚れたお七は雪之丞に嫉妬して、仇討の妨害を始めたため、話は思わぬ展開に…。
本格的にしつらえた舞台で舞う雪之丞=ひばりのあでやかな美しさ。

1958年に日本映画が最も多くの観客を動員するその前夜、大映からは増村保造が、日活からは中平康、今村昌平が、そして時代劇のメッカとなった東映京都撮影所からは沢島忠が鮮烈なデビューを果たしました。「彼以前の時代劇は、極めて定型化された表現に束縛されていた。良心的なリアリズム作家は勿論、二流三流の商売用時代劇作家でもいわゆる時代劇の面倒なお約束の束に自由を奪われていた」(増村保造)といわれるほどに、沢島は時代劇を解放し、中村錦之助、美空ひばりたちと「映画の青春」を謳歌しました。
それはまさしく錦之助・ひばり・千代之介らが躍動する晴れ渡った青空=ピーカンのイメージ。大胆に取り入れられたミュージカル・シーンや錦之助のイナセな江戸っ子ぶりを、自在なカメラワークとスピーディーなテンポで、現代感覚豊かに仕上げた沢島の作品群は今もその輝きを失っていません。

ストーリー

スタッフ

監督:沢島忠
脚本:沢島忠/中島信昭
撮影:吉田貞次
音楽:米山正夫

キャスト

美空ひばり
林与一
野川由美子
黒川弥太郎
長門裕之
香山武彦
進藤英太郎
三島雅夫

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