原題:NO PROBLEM

1999年、岡村香港映画に初主演。しかし、骨折!重傷!映画の行方は… 「無問題」モウマンタイです。 岡村骨折のアクシデントを乗り越え、映画「モウマンタイ」がついに完成。 アクション、笑い、ロマンス、そして涙...。 あこがれの香港を舞台に岡村隆史="Mr.モウマンタイ"がところせましと暴れまくります!

1999年/香港映画/105分/カラー/ドルビーデジタル・ステレオ/ビスタサイズ/イエス・ビジョンズ、メディア・スーツ 製作:㈱イエス・ビジョンズ/日本テレビ放送網/バンダイビジュアル㈱ 制作:イエス・フィルムズHongKong/製作協力:メディア・スーツ/

2000年7月25日よりDVD発売 2000年3月25日よりビデオレンタル発売 1999年11月27日より東京・シネマミラノほかにて公開

公開初日 1999/11/27

配給会社名 0006

公開日メモ 今や日本を代表する人気お笑いコンビ「ナインティナイン」。まさに彼らのためにあるような99年の今年、「何かやるんちゃうの〜」と思ってたら、やっぱやってくれました! ナイナイの鉄砲玉、岡村隆史が香港映画進出、おまけに主役!タイトルは『無問題/モウマンタイ』(No Problem大丈夫の意味)って、ちょっとはじけ過ぎちゃうの??

解説

リストラ100万人登校拒否13万人…暗〜い99年。でも大丈夫。人生すべて「無問題/モウマンタイ」なら超ハッピー!!

今や日本を代表する人気お笑いコンビ「ナインティナイン」。まさに彼らのためにあるような99年の今年、「何かやるんちゃうの〜」と思ってたら、やっぱやってくれました!
ナイナイの鉄砲玉、岡村隆史が香港映画進出、おまけに主役!タイトルは『無問題/モウマンタイ』(No Problem大丈夫の意味)って、ちょっとはじけ過ぎちゃうの??
彼が演じるのは香港映画マニアでジャツキー・チェンおたくのチビ男、大二郎。自分を捨てた恋人を未練たらたら香港まで追っかけ、映画の撮影現場に潜り込んだはいいが、広東語を知らず「無問題/モウマンタイ」としか言えない。蹴られても飛ばされてもただただ「モウマンタイ」。そんな大二郎はやがてNGなしのスタントマンとして引っ張りだこに…。そしてふりかかる数々の災難も「無問題」精神で立ち向かってゆくのだ。
ところでこの「ミスターモウマンタイ」こと大二郎、根性だけが取り柄の意地っぱり。情にもろくてスケベで小心…。なんか見覚えあると思った人、ピンポン!これ、実は岡村による岡村のためのキャラなのだ(マザコン気味の部分は未確認)。
何でもほどほど、まったりやってりゃいいじゃんなこのご時世に、これじゃ女も逃げるわな。どん底の大二郎をさらに災難の渦に巻き込む難儀なフレーズ「無問題/モウマンタイ」。しかしそれがやがて彼にヤケクソ的勇気を与えるキーワードになってゆくのだ。

《骨折しても「無問題/モウマンタイ」!アクションから、笑い、ラブロマンスまで香港エンターテイメントに体当たりで挑んだ岡村隆史》
今回、体一つで憧れの香港映画の世界にになぐり込んだ岡村隆史は自身も熱心なジャッキー・チェンファン。サモ・ハン・キンポー直々に蹴りを入れられ(本人的には涙が出るほど感激したらしい)、ビルの屋上から飛ぴ降りるという壮絶アクションは正直「ここまでやるか?」の大ハジケ。本格アクション作品が滅ってきて嘆き気味の香港スタッフも大いに興奮したとか。撮影途中、骨折というアクシデントに見舞われた岡村だったが、それも見事カムバック。さすがに「そらいくらなんでも『無問題/モウマンタイ』すぎでっせ」、と周囲をあきれさせた。
アクションだけでなく、お笑い、そしてラブとエンタテインメントの全てが詰まったこの作品。むしろ「ホンマに無問題?」と心配させられるのはラブシーンかもしれない。でも、これもやっぱり「無問題/モウマンタイ」。日本のファッションリーダー佐藤康恵、香港でのオーディションで1000人のなかから選ばれたジェシカ・ソン。この東洋の2大美女を相手に、「男の純情」をフル展開。愛する人を守り、笑わし、かなわぬ恋をカラオケに託して歌い上げる(何とCDデビューも!)せつな〜い岡村隆史の表情に、誰もが「爆笑のち胸キュン」となってしまうはずだ。
監督はハリウツド・デビューが決定しているアルフレッド・チョン。テンポいいストーリー運ぴとツヤっぽい香港カラーで、ナイナイ岡村を金城武もレスリー・チャンもかかってこいの映画スターとして描きあげた。
岡村隆史を男にしたこの『無問題/モウマンタイ』。ひょっとして、信じるものは救われる、超・逆転の合い言葉…かもしれない?

ストーリー

大二郎は香港映画オタクのチビ男。美人のガールフレンド、玲子が唯一の自慢だ。しかしある日彼が目賞めると、その玲子の姿が消えている。置き手紙には「憧れのジャッキー・チェンの事務所で仕事が見つかり、香港に行く」とあるではないか。そしてこれを機会に、二人の関係を清算する、と。
「俺、生きて行けへ〜ん!」
母親ハナの励ましもむなしく、大二郎の気分は大ドツボ。玲子を奪い返すため香港に行くことを決意するのだった。
香港で大二郎が訪ねたのはスタントマンとして働いている健一。大二郎を撮影所で働けるよう紹介してくれるという。広東語の全くわからない大二郎へのアドバイスは、「何があっても無問題(モウマンタイ)と言っとけよ」
「玲子に会えるかも」と淡い期待を胸に撮影所に出かけた大次郎だったが、そこにはアクション映画の大家、サモ・ハン・キンポーの姿が。いきなりの大物遭遇に舞い上がる大二郎に、試験代わり(?)のサモ・ハンの回し蹴りが直撃!弾丸のように吹っ飛んだ大二郎は言われた通り、
「無問題…」(んな訳ないやろー!!)
殴られても蹴られても「無問題」としか言えない大二郎はそのガマン強さで一目置かれ、スタントマンの仕事がどんどん舞い込むことになった。しかし肝心の玲子はそんな大二郎を見直すどころか冷ややかな目で見るぱかり。
「おい、ホンマに俺を捨てんのか??」
ストーカー寸前の破れかぶれの大二郎の行動にとうとう玲子も逆ギレ!!
「いいかげん、大人になってよ」
これじゃ全然「無問題」じゃない…。
そんなある日、大二郎の部屋に中国から不法入国して来た少女、リューが潜んでいるのが見つかった。彼女は警察に追われる危険を冒してまで、恋人を追って香港にやってきたという。
「かわいそうに、俺と同じや・・」
その身の上話に男の純情をいたく刺激された大二郎はリューの恋人探しを手伝うことを約束する。大二郎の体当たりの誠意は、言葉の壁を乗り越え何とか彼女に通じたようだった。次第に心を許すようになってきたリューの寂しげな横顔を見つめて大二郎は眩く。
「玲子よりべっぴんさんや…」

一方、2人の姿に穏やかでいられないのは玲子だった。リューに対してあらんばかりの男らしさをふりしぼる大二郎のかつてない真剣さに玲子はジェラシーを抱く。
とうとうリューの恋人、ミンの居所がわかった。うれしいはずなのに、複雑な表情の二人。リューが大二郎のもとを去る時が来たのだ。
「恋人に会うとき、キレイでいられるように」とリューに服を買ってやる大二郎。リューは玲子に、大二郎への思いを伝えてくれるよう頼むが、玲子はそれをわざと通訳しない。
お互いの気持ちを伝えることなく、別れた二人。リューをミンの元に送り届けた後、大二郎は1人、男泣きにくれるが、そこヘミンがやってきて手切れ金として10万ドルを要求してきた。払わなけれぱリューを酷いめにあわせると言う。
「そんなアホな…」
ミンはヤクザまがいの悪人だったのだ。
大二郎は健一が断った危険なスタントを引き受け、10万ドルを作る決心をした。地上数十メートルのビルの屋上から飛び降りシーンである。
果たして大二郎は最後に「無問題」と笑うことが出来るのか??

スタッフ

監督・脚本:アルフレッド・チョン
ゼネラル・プロデューサー:木村政雄(吉本興業株式会社)
エグゼクティブ・プロデューサー:竹中 功(株式会社イエス・ビジョンズ)
プロデューサー:
      刈部謙一
      梁 徳森【サム】(YES FILMS HK.)
      木幡久美(有限会社メディアスーツ)
      河内俊昭(吉本興業株式会社)
撮影監督:ピーター・ゴー
美術監督:ビル・ロイ

キャスト

川口大二郎:岡村隆史(ナインティナイン)
玲子:佐藤康恵
流青:ジェシカ・ソン(新人)
健治:吉田親彦
特別出演:サモ・ハン・キンポー

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す