原題:阿虎 A Fighter's Blues

2000年/香港映画/ヴィスタサイズ/カラー/105分 製作:無限映画電影製作有限公司 提供:オメガ・ミコット/博報堂/スターダスト・プロモーション 配給:オメガ・ミコット

2001年11月2日DVD発売/2001年11月2日ビデオ発売&レンタル開始 2001年5月19目全国ワーナーマイカル・シネマズにてロードショー!!

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公開初日 2001/05/19

公開終了日 2001/06/15

配給会社名 0011

公開日メモ 常盤貴子&アンデイ・ラウ+ダニエル・リー監督。国境を超えたチームワークが真の〈アジア映画〉を作り出した!!

解説


《20世紀最後のクリスマス、香港。最も多くの観客が感動した映画が、遂に日本で上映決定!!》
灼熱の国——タイで、日本人女性と香港人男性が出逢う。女は祖国を離れ自分を見つめ直し、男は異国の地で愛すべき娘と交流を図ろうとする。
20世紀最後のクリスマス。香港映画界は各配給会社が自信作をぶつけてきた。金城武、藤原紀香などの主演作が並ぶ中、トップの座に輝いた作品、それが『ファイターズ・ブルース』である。12月21日の公開から多くの若者を魅了し続け、2000年度香港映画トップ3の動員を記録した!そしてその勢いはタイ、シンガポール、台湾を巻き込み、遂に5月19日、日本に上陸する!

《常盤貴子&アンデイ・ラウ+ダニエル・リー監督。国境を超えたチームワークが真の〈アジア映画〉を作り出した!!》
この『ファイターズ・ブルース』はタイを舞台に繰り広げられる、人と人との交流が暖かく描かれるヒューマン・ラブストーリーである。監督『もういちど逢いたくて—星月童話—』(99年)でファンタジックなラブ・ロマンスを描いたダニエル・リー。本作では男女の愛に加え、父と娘の愛も丁寧に描き、ボクシングのファイティング・シーンでは迫力ある画面を醸し出している。主演にはダニエル・リー監督の『もういちど逢いたくて—星月童話—』で見事な映画デビューを飾った常盤貴子。今回はタイの孤児院で働く日本人女性・澪子を演じ、劇中では「自分の声で演じたい」という本人の熱い意志により日本語・広東語・タイ語・英語で熱演。孤児たちと触れ合いながら自分の存在価値を求め、そしてそこで出逢った香港人・タイガーと心を通わせる。
そのタイガーには、香港だけでなくアジアを代表するスター、アンディ・ラウ。香港では四天王の一人で、歌手・俳優として活躍。今回は出演作100本目という記念すべき作品として、この『ファイターズ・ブルース』を選んだ。
タイガーが愛するピン役には、インテイラー・ジャルンプラが出演。彼女は米映画『ブロークダウン・パレス』(99年ジョナサン・カプラン監督)にも出演、5月には主演『ナンナーク』(99年ノンスイー・ニミブット監督)が日本でも公開されるなど、タイを代表する女優である。
日本、香港タイから人気・実力ともにトップクラスの俳優、そして技術的に最高のスタッフが集結して出来上がったこの作品は、本当の意味での《アジア映画》を生み出した!!

《香港映画としては驚異の全国44スクリーンで一斉公開が実現!!》
日本で公開される香港映画としては驚異の44スクリーンでの一斉公開が決定!!それはワーナー・マイカル設立10周年を記念して開催される《CINEMA EXP0 10》の第3弾として公開されることで実現した。入場料金を\1000に設定し、話題の新作を映画館でもっと楽しんでもらおうという趣旨のもと行われる。そしてその趣旨は常盤貴子の思いと重なってなっている。

ストーリー


Hong Kong——暗く寒い監獄から、一人の男が出所した。親類も友人もない男が向かった先は……

ThaiLand——キャビングカーの中で、タバコを片手にあわただしく動き回っている女性がいる。名前は澪子。日本から来た彼女は、シスターとして親をなくした子供たちと孤児院で楽しく暮らしている。

ある日、一人の男が孤児院にやって来る。男の名はタイガー。彼は刑務所に入る前に付き合っていたスポーツ記者のピンを求めタイにやってきたが、ピンはすでに病でこの世を去っていた。しかしピンにはプロイという名の娘がおり、孤児院に預けられていると聞き、澪子のいる孤児院にやってきたという。

澪子は孤児院を出ていったプロイタイガーを引き合わせる。突然の父の出現に驚くプロイ。母・ピンが撮ったタイガーの記録ビデオを一日に何回も見て、いつか父が迎えに来てくれると信じ、その日を待っていたが、娘の存在に少し戸惑う父が目の前に現れたとき、プロイは素直になれず反発してしまう。

タイガーに惹かれていく自分に気づきはじめた澪子は、タイガーに過去を聞いていく。香港で開催されたボクシング大会で、タイガーは負けることで金が手に入る八百長試合を受ける。そしてその八百長試合をきっかけに、ピンはタイガーのもとを去り、タイガーは試合相手を殴り殺し刑務所に入ることになってしまう。そんなタイガーを澪子は暖かく見守る。

一方タイガーはプロイと一緒にいることで、二人の間ある溝を徐々に埋めて行く。プロイは彼女が毎日のように見ていた記録ビデオを虎に見せる。試合の途中で終わってしまったビデオを見ながら、プロイは試合結果をタイガーに聞く。「勝った」と答えるタイガー。タイガーは満足気なプロイを複雑に見つめ、心を痛めるのであった。

プロイのボーイフレンド・トゥーがボクシングの試合に臨んだ。観戦する澪子、タイガー、そしてプロイ。試合はタイガーのアドバイスもありトゥーが勝利を収める。しかし対戦相手のコーチがタイガーの前に立ちふさがった。それはあの試合の対戦相手の仲間だった。真実を打ち明けられ、信用しつつあったタイガーに嘘をつかれ、プロイはその場を走り去る。

とり残されたタイガーは、娘の信用を取り戻すため、自らのプライドをかけ、タイのボクシング・チャンピオンに勝負を挑む。そして澪子は、ピンが途中で終わってしまったタイガーの記録ビデオを完成すべく、ビデオを手に取り、カメラ越しに厳しい練習を重ねるタイガーを見守る。

ついに試合の日が来た。タイガーがリングヘと足を進める。後ろではカメラを構えた澪子が後ろ姿をとらえる。客席には本当の父の姿を見届けようとプロイが固唾を呑んでいる。

運命のゴングがリングに鳴り響く・・・・・

スタッフ

プロデューサー:アンディ・ラウ/イー・トンシン/キャサリン・ハン
監督:ダニエル・リー
脚本:張志成
原作:ダニエル・リー
撮影:姜國民
照明:陳偉年
美術:馬光榮
衣裳:モッ・コンキッ
音楽:藜允文
主題歌:アンディ・ラウ「當我遇你」

キャスト

澪子(MIOKO):常盤貴子
孟虎(MONGHU):アンディ・ラウ
ピン(PIN):インティラー・ジャルンプラ

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