第4回水戸短編映像祭招待上映/プラネット映画祭2001入選

3月3日(土・ひなまつり)〜3月9日(金) 中野武蔵野ホールにて1週間レイトショー上映/連日21:20開映

公開初日 2001/03/03

公開終了日 2001/03/09

配給会社名 0155

公開日メモ 映像に音楽のついたものに生でセリフとナレーションだけをつける活弁映画

解説

その昔、まだ映画に音が付いていなかった頃、スクリーンそでに立った人物が、生でセリフをしゃべり、場面にそった講釈を付ける日本独自の上映形態が存在しました。そででしゃべる人物を弁士(活弁士)と言い、その上映形態を持つ映画を活弁映画と呼びました。
新世紀、アナログからデジタルヘあらゆるメディアが移行する中、突如としてこの活弁映画が復活しました。しかも一筋縄ではいかないアバンギャルド!?な作品群とともに。

世界でただ一人自作の映画に自らが活弁を付ける、自作自演の活弁監督山田広の登揚であります。98年、数人のバイト仲間と自主映画団体アストロチープを結成。自作の活弁映画山第一作「びいどろ売りの処女」を発表。新宿ロフトプラスワンにおけるリリー・フランキー氏主催のイベント「スナックリリー」にて同乍品を持ちこみ上映するも、ただ単に下品なだけの内容とあまりのクオリティの低さにリリー氏から「いいカメラを貸すからもっといい映画を作りなさい」とありがたきお言葉を頂き、借り受けた高性能デジカムにて怒涛のごとく作品を乱発、ライブ上映をくり返してきたのであります。特殊な上映の形態ゆえコンペ無縁の作家と言われておりましたが、第4回水戸短編映像祭招待上映、プラネット映画祭2001人選と、周辺が無視できない所までその勢いはせまってきております。この7日間の上映にて活弁ライブ上二映なるものを、ぜひとも体験していただきたい。そしてちょっぴりお下品な内容にあきれた方は、容赦なきツッコミを!

ストーリー

「レズビアンシティ新宿」1998年/14分
◎新宿におけるレズビアン人口は過去最大数をむかえた!増殖するレズビアン達の実態を暴く衝撃のドキュメント。

「僕とメアリー」1999年/9分
◎ムツゴウさんを尊敬する動物好きの優しき少年ヒロ君。ヒロ君の青春の挫折を描く涙のトゥルーストーリー。

「秋刀魚の味」1999年/4分
◎わたし赤ちゃんとサトちゃんと秋刀魚が大好き!
屈託なき笑顔に隠された幼年期の記憶の呪縛。おじいちゃ一ん。

「タイトル未定」(新作)2001年/5分
◎上映作品の中で唯一つ活弁スタイルではない作品を中野武蔵野ホールにて初公開。内容はまだ秘密。撮影快調!

「異常性欲団地妻」2000年/5分
◎男を求めて夜の街を闊歩する団地妻たち。異常なまでの性欲を持て余す彼女達を追った問題作。嘘か?真か!

「夜のお悩み相談シリーズ」(新作)2000年/4分
◎活弁士、山田広野が大人の悩みにお答えします。どっちかって言うとおかしいぜ!そんな事で泣くなんて……

「ヴァージンホームレス」2000年/4分
◎ホームレスであふれる初夏の公園で出会った美しきホームレスの五人姉妹。無邪気な末娘に降り掛かる悲劇とは!

「実験人形ダミー・オズマー」2000年/14分
◎神出鬼没!謎の天才人形師ダミー・オズマーの活躍を描く痛快活劇。ブラネット映画祭入選、水戸短編映像祭招待作品。

スタッフ

全作品
監督・撮影・編集:山田広野
製作:御乱心エンターテインメント
協力:アストロチープ
「僕とメアリー」のみ原案/前田弘二

キャスト

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