深田恭子、第1回主演映画

200年/日本映画/ 製作:『死者の学園祭』製作委員会/配給:東映

2007年07月06日よりDVDリリース 2001年3月09日DVD発売/2001年2月9日ビデオ発売&レンタル開始 2000年8月5日より全国東映系ロードショー

公開初日 2000/08/05

配給会社名 0004

解説

 ”誠実・清楚・洗練“をモットーとする手塚学園。
この 学園で語り継がれてきた悲劇から80年の時を経て、新た な悲劇が起ころうとしている。

 原作は、赤川次郎の同名小説。文字通り全世代を通じて 支持されてきたその作品群は、角川文庫より発刊された だけでも、今年で総販売部数1億冊を越えた。その記念 すべき長編小説第一作目を飾ったのが「死者の学園祭」 (’77年)で、その後発表された数々の名作・名シリーズを 通じ人々に愛されてきた、赤川ワールド動全ての原点と もいえる作品の待望の映像化である。

 ヒロイン・結城真知子を演じるのは、今最も輝いている 深田恭子。数々のテレビドラマやCMをはじめ各方面か ら常に熱い注目を浴びる彼女だが、映画主演は今回がは じめて。次第に謎が深まっていく本篇において、彼女の 存在自体が観る者の癒しとなり、衝撃のクライマックス ヘと導いてゆく。『セーラー服と機関銃」(伽)、『探偵 物語…(’83)と時代のスター女優を生み出してきた、赤川 作品のヒロインを、彼女がいかに演じるか大いに期待さ れる。

 彼女を陰で支える演劇部顧問の国語教師・倉林勇 には…『外科室』『落陽』『あぶない刑事フォーエヴァ ー』など幅広いジャンルの映画で個性を発揮するだけで なく、近年は米国へ活躍の場を広げる加藤雅也が扮する。

  そして、真知子の前に現われた謎の転校生・神山英人を 演じるのが、次代を担う大型新人俳優発掘の目的で開催 された「21世紀ムービースターオーディション」で、応 募総数17,404人の中からグランプリに選ばれた内田朝陽。 オーディジョン最終選考の演技審査で審査員の満場一致 の評価を見た彼の演技カに注目が集まる。

  監督は、初の劇場用長篇映画『月とキャベツ』(’96)で、 繊細で幻想的なラブストーリーを丹念に描き、国内外で 高い評価を得た篠原哲雄。公開前にして、早くも話題の 最新作『はつ恋』2000年4月公開)に追随し、ミステリー という新たなジャンルでその才能を世に知らしめる。

  本作品は3月下旬にクランクイン、4月末までの撮影を 経て今夏全国東映系劇場にてロードショーとなる。同時 上映は藤原竜也主演、小松隆志監督作品、『仮面学園』。 原作 宗田理「2年A組探偵局 仮面学園殺人事件」)。 角川、東映、アスミツク・エースが、常に時代を代表す るスターを世に輩出してきたホリプロの全面協力のもと 深田恭子というこの上ない光を得て、新世紀に向け新た な映画の扉を開く。

ストーリー

 今から80年前のこと。手塚学園に想いを寄せ合う男女がいた。
男は妻を置いて、ドイツから招かれた美術教師、女は音楽教師と して教職に就いていた。公然と学園内で逢うことのできない二人 にとって、講堂から毎日聞こえてくる彼女のピアノだけが、美術 室にいる彼との唯一の対語だった。
だが、ピアノが講堂から遠く 礼拝堂へ移されたとき、二人の絆は途切れ、男は一枚の絵を残し 学園を去り、女ば悲しみのあまりこの世を去った。

  以来、二度と 同じ悲劇を繰り返さぬよう元の場所にもどされ脚を床に打ちつけ られたのが、現在も手塚学園の講堂に残る”張リ付けのピアノ” にまつわる哀しい言い伝え…。 月目は流れ、手塚学園演劇部の山崎由子が校舎の屋上から投身 自殺を計った。遺書は無く、代わりに遺されていたのは、ドビュ ッシ一の「月の光」の楽譜。それはかつて音楽教師が美術教師の ために毎日弾き続けたといわれる曲であった。

  演劇部の部長で学 園に通う2年生の結城真知子は、創立80周年を祝う学園祭の出し 物に、友人の由子が最期に遺した作品、舞台「青い瞳の天使」の 公演を企画した。しかし台本中の、旧約聖書の部を引用した不可解な台詞が由子のタイイングメッセージとしての色を帯びるに連 れ、真知子の周囲で次々と新たな惨劇が起こる。
  その惨劇の舞台 に上がるのは、同じ演劇部で親友の治子と真弓、美術教師のソー ンヒル、学園長の手塚、学園所有の美術館館長で父親の結城正道 そして、常に事件の傍にいる謎の転校生・神山英人。自分の身近 なところに事件の真実があることを感じた真知子は演劇部顧問の 倉林らの助けを得ながらその真相に迫ってゆくのだが・・・。 美術教師が残していった絵画「青い瞳の天使」が静かに見守る中、 80年の時を経て手塚学園を舞台に悲劇・死者の学園祭の幕が再び 上がる。

スタッフ

プロデューサー:柘植靖司 ・井上文雄
原作:赤川次郎(角川文庫刊)
脚本:安倍照男
監督:篠原哲雄
撮影:祭主高秀
美術:稲垣尚夫
照明:豊見山明長
録音:山国均
編集:冨田功
製作プロダクション:アスミック・エース エンタテインメント
製作:『死者の学園祭』製作委員会
配給:東映

キャスト

結城真知子:深田恭子
倉林勇:加藤雅也
神山英人麦:内田朝陽
デビッド・ソーンヒル:セイン・カミュ
手塚和彦:筒井康隆
結城正造:根津甚八

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