原題:COYOTE UGRY

今ここから、新しいスターが生まれようとしていた−−−−

(初公開:全米2000年08月04日公開)

2000年/アメリカ映画/タッチストーンピクチャーズ&ジエリー・ブラッカイマー・フィルム提供 上映時間:1時間41分/シネスコサイズ/ドルビーSRD/日本版字幕:関美冬 オリジナルサントラ盤:株式会社ヒートウェーブ

2010年09月22日よりDVDリリース 2008年05月21日よりDVDリリース 2001年7月18日DVDレンタル開始・8月10日DVD発売 2001年7月18日ビデオ発売&レンタル開始 2000年12月09日より丸の内ピカデリー2ほか全国ロードショー公開

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公開初日 2000/12/09

配給会社名 0589

解説

《コヨーテ・アグリー》は、ニューヨークのイーストビレッジに今も残る実在のバーで、1997年3月号の「GQ」誌に掲載されたこのバーについての記事を脚本家のジーナ・ウェンドコスが読んだ事から、映画『コヨーテ・アグリー』の企画がスタートした。
ストーリー自体は架空のものだが、このバーで働く女性バーテンダーたちのパワフルなエネルギーが、ウェンドコスの創作意欲を掻き立てたという。
映画にリアリティをもたらすために重要な役割を果たしたのは、テクニカル・アドバイザーとして参加した超一流のバーテンダー、ジェニファー・キューランと、振付師のトラビス・ペイン。
限られた空間の中で繰り広げられるアクロバティックな動きは、観客の目を釘付けにして離さない。
また、ヴァイオレットが歌うメモリアルなナンバーは、『アルマゲドン』の「ミス・ア・シング」でおなじみのソングライター、ダイアン・ウォーレンによるもの。
本作のために書き下ろした「キャント・ファイト・ザ・ムーンライト」をはじめとする計4曲のオリジナル・ナンバーが、世界中のヒットチャートを賑わすことは確実である。
かつて『フラッシュダンス』で空前のダンス映画ブームを巻き起こした製作ジェリー・ブラッカイマーが、魅惑のサウンドトラックとエネルギッシュなダンス・パフォーマンスに彩られたエキサイティング・ムーブメントで再び全世界を席巻する。
新鋭デヴィッド・マクナリー監督によるライブ感覚みなぎる映像のエクスタシーに身を委ねながら、観客はいつしか《コヨーテ・アグリー》の過剰な熱気に包まれ、夢を求めて輝く女性バーテンダーたちのドラマティックな青春に魅了されていくのである。

ストーリー

21歳になったばかりのヴァイオレット・サンフォードは、生まれ育ったニュージャージー州の田舎町から、橋ひとつ越えただけの大都会ニューヨークへと旅立とうとしていた。
彼女の夢は、ソングライターになること。それは、幼い頃に亡くなった母の夢でもあったのだ。
父のビルに見送られ、母の形見のギターと、書きためた曲が詰まった段ボール箱と、わずかな身の回りの品を、期待と不安と一緒に親友のグローリアの車に乗せる。
口では強がりを言いなからも娘の事が心配でたまらないビルに最後の別れを告げ、車はニュージャージーを後にした。

世界で一番スリリングな大都会ニューヨークの片隅に、この街で一番ホットなクラブ・バー《コヨーテ・アグリー》がある。
ここの主役は、狭い店内にひしめきあう客たちではなく、見果てぬ夢を追いかけ続ける若き女性バーテンダーたち。
ソングライター・弁護士・モデル・女優・etc.それぞれの夢を叶えるために働く彼女たちにとって、酒を注ぐのは二の次の仕事だ。
客たちのハートに火をつけるのは、バー・カウンターをステージに繰り広げられるスタイリッシュで情熱的なパフォーマンス。
ひとたび音楽が始まれば、そこは彼女たちの支配する王国と化し、その官能的でエネルギッシュなダンスは、男たちの不埒な思惑などはねつけてしまう。
誰よりも強く、美しく、鮮烈に…傷だらけのドリーマーたちに再び闘うパワーを与えてくれる心のオアシス・《コヨーテ・アグリー》へ、ようこそ。
主人公は、ニューヨークからわずか橋ひとつ隔てたニュージャージーの田舎町に住む21才のヴァイオレット。
ソングライターになる夢を胸に、近くて遠い大都会にやってきた彼女だが、デモ・テープはことごとくボツ。所持金も底をつき職を得るためにクラブ・バー《コヨーテ・アグリー》の扉を開けるが、そこは彼女が想像していたような”普通のバー”ではなかった。
満員の客の目当ては酒ではなく、女性バーテンダーたちによる過激なまでに情熱的なダンス・パフォーマンス。
熱狂の渦の中で呆然と立ち尽すヴァイオレットを、若き女性オーナーのリルがけしかける。
「さあ、ステージに上がって!」——その時から、ヴァイオレットの新しい世界が始まったのである。

スタッフ

製作●ジェリー・ブラッカイマー
●チャド・オーメン
監督●デヴィッド・マクナリー
製作総指揮●マイク・ステンソン
●スコット・ガーデンアワー
原案●ジーナ・ウェンドコス
脚本●ジーナ・ウェンドコス&ジェフ・ナサンソン
編集●ウィリアム・ゴールデンバーグ,A.C.E
プロダクションデザイナー●ジョン・バットマン
撮影監督●アミール・モクリ
衣裳デザイン●マーリーン・スチュアート
振付●トラビス・ペイン
音楽●トレバー・ホーン
主題歌●リアン・ライムス
作詞・作曲●ダイアン・ウォーレン

キャスト

ヴァイオレット・サンフォード●パイパー・ペラーボ
ケヴィン・オドネル●アダム・ガルシア
リル●マリア・ベロ
グローリア●メラニー・リンスキー
ビル・サンフォード●ジョン・グッドマン
ゾーイ●タイラ・バンクス
キャミー●イザベラ・マイコ
レイチェル●ブリジット・モイナハン

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