グローウィングローウィン

原題：glowing growing

2001年／日本／92分／ 配給：アースライズ

2002年09月27日よりビデオ発売＆レンタル開始 2002年3月30日より中野武蔵野ホールにてロードショー

公開初日　2002/03/30

配給会社名 0098

公開日メモ　自由とは何か、生きるとは何かというテーマで自殺エンターテインメント。 22歳の監督・堀江慶が初の長編作品に挑む。

解説

ストーリー

ある地方都市。
夜中、アパートの一室で争う男と女。

男の名は公宣（戸田昌宏）、女は美由起（金谷亜未子）。

「ふざけんなよ、変態男！　結婚式場予約した？
　あんた本命だと思ってたの？ マジ死ねって感じだわ」

公宣は美由紀が自分を愛してくれていなかったらしいことを 知り、帰ろうとする彼女の首に手をかける。
気が付けば美由紀はピクリとも動かず、 ベッドに横たわっていた。

公宣は放心状態のまま日頃覗いていたあるホームページにアクセスする。

「本当の自由を知りたい人はお入りください」

茨城の海岸近くの街では、コンビニで夜勤を務める純（村島リョウ）の姿があった。
いつものようにバイト仲間にいじめられている純。
彼はそんな毎日に嫌気が差して いた。
家に帰ってパソコンに向かうと、高校の先輩で最愛の友人でもあった公宣からメールが送られてきていた。

「明日、そっちに帰ります。純に急に会いたくなって」

駅のホーム。
公宣を笑顔で迎える純。
公宣が高校を卒業して家を飛び出して以来の再会だ。
公宣はある覚悟をもって故郷してきた。
彼はインターネットで見つけた団体「glowing growing」の話を純にする。
そしてこの団体が一週間後に催す「集団自殺の会」に参加する旨を告げる。

「なあ、純、自由にならんか？　おれと一緒に自由にならんか？」

翌朝、自転車で故郷を出発する純と公宣。ちょっとした冒険旅行のつもりで街を出る二人。

「僕らは自由を目指し、旅立つんだ」

しかし、彼らはわかっていた。
それは間違っている自由だと。
その先に真の自由など ないということも。
そして、彼らは漠然と思う。
もし、リセットできるなら、現実から逃げられるのなら……

それでも彼らは自転車をこぎ進める。

目的地である静岡の海岸に向け、ただひたすらに。

スタッフ

製作総指揮：西銘一
製作・監督・脚本・編集：堀江　慶
撮影：百束尚浩
音楽：DJ　COUNTRY
撮影部：小川幹、永森芳伸、樋口恭子、大石めぐみ、市川絵里子
撮影応援：斎藤徳暁
録音部：是常敦郎、島田宜之
照明部：小川幹（チーフ）、南秋寿
ステディカムオペレーター：永森芳伸
助監督：金子直樹、渡辺賢一、中川智敬
記録：：植草奈穂子
美術：小川晋、須田祐大
webデザイン：オオカドカズサ (1031×0013)、トモタ：(1031×0013)
衣装：北川亜矢子、山口輝恵
メイク：：伊東三紀子
スチール：逢坂聡
車輌：荒井寿彦
制作：斉藤大輔、平田陽亮、上泉翔子、馬場良枝
制作応援：岡川恵子

キャスト

戸田昌宏
村島リョウ
三輪明日美
高橋真子
篠原里枝子
岡川恵子
大柴邦彦
金谷亜未子
虹村　栄
志水季里子
赤堀雅秋
横山真弓
堀江　慶
降矢地歩
飛志津秀治
吉増裕士
高橋　明
遠藤　雅
宮沢大地
柳沢　超
紀伊修平

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