ピンク・フラミンゴ<特別編>
原題:PINK FLAMINGOS
映画史上に燦然と輝く不滅のカルト傑作が遂に帰ってくる。 伝説の怪ディバイン、世紀のお下劣合戦! 《KING OF CULT》_この称号を脅かす映画は、未だ、存在しない。
1997年アメリカ映画/ニューライン・シネマ/カラー作品/ビスタ・ビジョン/チェイス・サラウンド・ステレオ/ 1時間48分/配給:日本ヘラルド映画 R−18(18歳未満の方はご覧になれません)
2008年05月30日よりDVDリリース 2004年07月23日よりDVD発売開始 1998年8月1日夏休み<都内独占>シネ・ヴィヴァン・六本木にてロードショー!!
公開初日 1998/08/01
配給会社名 0058
解説
今から25年と少し前の1972年、映画史上、燦然と輝く『ピンク・フラミンゴ』が誕生した。まさにジョージ・スティーブンスの『ジャイアンツ』、スタンリー・キューブリックの『スパルタカス』、アルフレッド・ヒッチコックの『めまい』と{ある意味で}並び称される類まれなる映画として人類の記憶に刻み込まれた。それは“悪趣味、下品、俗悪、下劣、変態”の極みを、そこはかとないユーモアとプリティな感覚にまぶした、未だこれ以上のものはない最高の“トラッシュ・ムービー”=史上最悪の映画としてである。当時、ニューヨークでは映画マニアの間で人気ナンバー1であったエルジン・シアターで深夜上映された。その際、ニューヨーク誌のジェームズ・ブラディ氏は「ブニュエルの『アンダルシアの犬』にせまるシュールレアリズムの傑作!」と語り、インタビュー誌のフラン・リーボウイッチ氏は「映画史上、最も気分が悪くなる映画。そして最も面白い映画のひとつ」。そしてアンディ・ウォホールをして「私が作る意味が無くなった」と言わしめ、一プロックぐるりとまわる長蛇の列が劇場を囲んだのだ。そして150キロの“シー・メール”であるディバインを“世界一お下劣な女優”として世にしらしめ、ニューヨークにある近代美術館(MOMA)には“アメリカン・ユーモア二百年”の中に永久に保存される立派な記念物となったのである。今回は本編だけではなく“悪趣味の帝王”監督ジョン・ウォーターズが自ら登場し、未公開シーンととんでもない裏話を聞かせてくれるのだ。ほとんどトラウマになってしまうくらいに貴重で素晴らしい体験、一生忘れられない時をお約束!
ストーリー
舞台はアメリカ。ヘンな人たちとそうでない人たちが住んでいる街、ボルチモア。ここでは壮絶な“世界一下品な人々”の称号をめぐって争う二つのゴミ野郎集団がいた。まず鉄人側として“低俗の女王”ディバインとその問題家族。イカレた田吾作とヒッピー息子クラッカー、脱色ブロンドでグラマーな覗き見大好きのコットン、それにブラにガードル姿でベビーサークルに座り、卵を崇拝する百十キロのママ・イーディである。対する挑戦者側はコニーとレイモンド・マーブル。目立ちたがりで妬み激しいこのカップルはパンク到来前にして赤と青の髪をして、とんでもない商売をしている。そして繰り広げられる“お下品合戦!”これは文字にすることが出来ません。自分の目でどうか、お確かめ下さい。すんごい宴会芸やら、プレゼントの勉強にもなります!?
スタッフ
(1972年オリジナル・フィルム)
脚本・製作・監督・撮影・編集 ………… ジョン・ウォーターズ
共同製作・助監督 ………… パット・モーラン
美術 ………… ビンセント・ペラーニョ
衣裳・メイキャップ ………… バン・スミス
(1997年オマケ・フィルム)
監督・脚本 ………… ジョン・ウォーターズ
撮影 ………… デビッド・インスレイ
編集 ………… ジャニス・ハンプトン
美術 ………… ビンセント・ペラーニョ
キャスト
ディバイン/バブス・ジョンソン ………… ディバイン
レイモンド・マーブル ………… デビット・ロカリー
コットン ………… メアリー・ビビアン・ピアース
コニー・マーブル ………… ミンク・ストール
クラッカー ………… ダニー・ミルズ
ママ・イーディ ………… イディス・マッセイ
チャニング ………… チャニング・ウィルロイ
クッキー ………… クッキー・ミュラー
エッグマン ………… ポール・スイフト
最初に誘拐される娘 ………… スーザン・ウォルシュ
2番目に誘拐される娘 ………… リンダ・オルガーソン
露出狂 ………… エリザベス・コフィ
犬 ………… ナッチー
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