原題:A PERFECT MURDER

たった一つの電話で人を殺すことが可能か? よりスタイリッシュに、官能的に…。あの『逃亡者』のスタッフが ヒッチコックの名作に挑む!

1998年アメリカ映画/1時間47分/ビスタビション/ドルビーSRD,DTS,SDDS 字幕翻訳:太田直子/オリジナルサントラ盤:カルチュア・パプリッシャーズ/配給:ワーナー・ブラザース映画

1999年7月15日よりビデオレンタル開始 1998年10月24日よりロードショウ公開

©1998 Warner Bros.All Rights Reserved

公開初日 1998/10/24

配給会社名 0085

解説

映画史上に残る傑作『ダイアルMを廻せ!』(1954)が、44年ぶりにスクリーンに甦りました!あの緊迫感と緻密な構成はそのままに、より複雑に、スタイリッシュに、そして官能的に…。アンドリュー・デイビス監督をはじめ、大ヒット作『逃亡者』のスタッフが再結集して生まれた新しい『ダイアルM』は、ヒッチコック作品以上に、予想を裏切る意外性の連続です。嫉妬と金銭欲に駆られた夫が企てた、妻殺しの計画。その筋書きの中で彼が自分自身に振り当てた役割は、自宅に1本の電話をかけることだけ。たった1本の電話で妻を殺すことが果たして可能なのか?汗ばむ手で彼が電話を握りしめたそのとき、後戻り出来ない完全犯罪計画の幕が切って落とされた。ゼロから成り上がった実業家の夫にマイケル・ダグラス。莫大な財産を持つ美貌の妻にグゥィネス・パルトロウ、彼女を魅了する若い芸術家の愛人にヴィゴ・モーテンセン。もっとも現代的で、もっともニューヨークらしい、危機で官能的な三角関係。その均衡が崩れたとき、予測不能なドラマが走り出す。

ストーリー

ブルックリンの古いロフトで、人目を避けて激しく愛し合う男と女。絵の具に汚れた男の手が、白い肌を、ブロンドの髪を愛撫する。女の名はエミリー(グウィネス・バルトロウ)。莫大な財産を持ち、実業家である夫スティーブン(マイケル・ダグラス)とともに、ニューヨークの高級アパートメントに住んでいる。数か国語を操り、米国大使の側近として働く知性豊かな彼女は、自分を高価なアクセサリーのように扱う夫を愛せなくなっていた。そして出会ったのが、才能はあるが無名の画家デイビッド(ヴィゴ・モーテンセン)だった。
夫が満たせなかった心の空虚を、彼が埋めてくれたのだ。妻の態度が急によそよそしくなってきた理由をスティーブンが知るのは時間の問題だった。
真実を突き止めたとき、彼はふと計画を練り始めた。憎悪に変わった愛を葬り去り、破産目前の事業を救うために彼が選んだのは、エミリーを殺し、遺産を手に入れること。もちろん自分が手を下すつもりはない。50万ドルの報酬で彼が妻殺しを依頼したのは、エミリーの愛人、デイビッドだった。スティーブンの計画はこうだ。決行の日の夜、自分はカードクラブに出かけてアリバイを作り、あらかじめ打ち合わせておいた時間に自宅に電話してエミリーを電話口に呼び出す。
ちょうどその時間に、事前に鍵の場所を知らせておいたディビッドを家に忍び込ませ、後からエミリーを襲って殺害させる_。カードクラブから携帯電話で争う物音とエミリーの悲鳴を聞いていたスティーブンは、計画の成功を確信して自宅へ戻る。しかし、死体となって横たわっていたのはエミリーではなく、覆面をした男だった。エミリーは正当防衛で殺人者を逆に殺したのだ。しかも覆面の下から現れた殺人者の顔は見たことのない男のものだった…!どこでどう計画が狂ったのか。しかし、もう引き返すことはできない。何とか最後までやりとげるしかないのだ。2人の男と1人の女の、危険なトライアングル・ゲームが始まった。

スタッフ

監督 ………… アンドリュー・デイビス
脚本 ………… パトリック・スミス・ケリー
製作 ………… ピーター・マクレガー=スコット
クリストファー・マンキャピッチュ
アーノルド・コペルソン
アン・コペルソン
製作総指揮 ………… スティーブン・ブラウン
撮影 ………… ダリウス・ウォルスキー、A.S.C.
美術 ………… フィリップ・ローゼンバーグ
編集 ………… デニス・バークラー、A.C.E.
ドブ・ホーニッグ、A.C.E.
音楽 ………… ジェイムズ・ニュートン・ハワード
衣装 ………… エレン・ミロジニック
共同製作 ………… ナナ・グリーンウォルド
ミッチェル・ドートリーブ
製作協力 ………… ローエン・ブランク
リサ・リアドン
テレサ・タッカー=デイビス

キャスト

スティーブン・テイラー ……………… マイケル・ダグラス
エミリー・ブラッドフォード・テイラー ……………… グウィネス・パルトロウ
デイビッド・ショー ………… ヴィゴ・モーテンセン
モハメド・カラマン ………… デイビッド・スーシェ
ラケル・マーティニーズ ………… サリタ・チョウドリー
ボビー・フェイン …………… マイケル・P・モラン
アリス・ウィルス大使 ………… ノベラ・ネルソン
サンドラ・ブラッドフォード …………… コンスタンス・タワーズ
ジェイソン・ゲイツ …………… ウィル・ライマン
アン・ゲイツ …………… メイブ・マグワイア

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