原題:NIGHTWATCH

夜警さん、誰かが屍体を動かしている_ モルグ、シリアル・キラー、ネクロフィリア(屍体愛好者)…タブー満載の高密度スリラー!! 忍び寄る静寂の恐怖…一人で夜警<ナイトウォッチ>が出来ますか…?

☆東京国際ファンタスティック映画祭'98出品作品::http://www.nifty.ne.jp/fanta/tokyo/index.htm

1996年アメリカ映画/1時間42分/シネスコ/ドルビーSR-D 字幕翻訳:岡田壮平/共同提供:松竹・アミューズ/配給:松竹富士

1998年12月5日より松竹洋画系公開

公開初日 1998/12/05

配給会社名 0003

解説

ニック・ノルティ、バトリシア・アークエット、ユアン・マクレガー、ジョジュ・ブローリン共演のサスペンス・スリラー『NIGHTWATCH』の脚本及び監督を担当したオーレ・ボールネダルは、デンマークではフィルム・メーカーとして長年にわたり尊敬されてきた存在です。『NIGHTWATCH』のコンセプトが初めて彼の頭にひらめいたのは、コペンハーゲンのモルグ(死体置き場)を訪れた時だったと、こう延べています。「人口100万人のこの町のモルグに行ったんですが、恐ろしくもあり、美しくもある場所でした。そこにいると外の世界でこの日常生活がいかにして送られているかを思い起こさせられる。そして今自分が立っているこの穴蔵がそのすべての終着地であることが、突如、実感として迫ってくるのです」もともとデンマーク版の企画であったのをアメリカの観客向けのものにするために、ボールネダルとオーベルはアメリカでも最も傑出した脚本家の一人、スティーブン・ソダーバーグの協力を求めました。ソダーバーグが脚本の脚色を完成させてしまうと、キャスティングの一連の作業はスムーズに進み、ほどなくしてボールネダルは気がつくと、どんな監督も嬉しくて身震いするような、とりわけアメリカに初進出した監督には最高の俳優たちのチームと組むことになっていました。また同時にストーリーの不気味な一連の出来事のための完璧な舞台をセッティングすることも同様に重要でした。ボールネダルとオーベンはプロダクション・デザイナーとして高い評価を得ているリチャード・フーヴァーに薄暗いさびれたモルグのセットを作り出してもらい、映画をインパクトあるものとして完成させました。

ストーリー

皮を剥ぎ、眼をくり抜く猟奇的犯行。娼婦を狙った殺人事件が街を震撼させていた。テレビではクレイ警部が事件解決はもうすぐだと言っているが捜査に進展は無かった。大学院生マーティンが恋人のキャサリンの犯行をおしきって屍体安置所(モルグ)の夜警(ナイトウォッチ)のバイトについたのは、そんな時だった。静まり返ったモルグには巡回するマーティンの靴音だけが響いていた。冷たい蛍光燈の光によって照らし出される屍体の数々。白いシーツの下から札のつけられた足が並んでいる。天井からつり下げられているのは非常ベルのスイッチだ。もし、万が一、蘇生することがあってもそのスイッチを押せば人が駆けつけてくれるという配慮だが、使われたことはない。そしてある夜、屍体とマーティンしかいないはずのモルグの静寂を破ったのはけたたましく鳴るベルの音だった!

スタッフ

監督・脚本: オーレ・ボールネダル
製作: マイケル・オーベル
脚色: オーレ・ボールネダル、スティーヴン・ソダーバーグ
原作: 映画『モルグ(邦題)』…オーレ・ボールネダル
製作総指揮: ボブ・ワインスタイン、ハーヴィ・ワインスタイン、
       キャリー・グラナット
撮影監督: ダン・ラウストセン,DFF
プロダクション・デザイナー: リチャード・フーヴァー
編集: サリー・メンケ
衣裳: ルイーズ・ミンゲンバック
音楽: ヨアキム・ホルベック
ライン・プロデューサー: ダニエル・ルッピ
メインタイトル: イマジナリー・フォーシーズ
          (カイル・クーパー/キンバリー・ジュー)

キャスト

マーティン・ベルズ: ユアン・マクレガー
クレイ警部: ニック・ノルティ
ジェイムズ: ジョシュ・ブローリン
マリー: ローレン・グラハム
キャサリン: パトリシア・アークエット
ジョイス: アリックス・コロンゼイ

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