原題:THE BIG LEBOWSKI

前作「ファーゴ」はアカデミー賞7部門にノミネートされ、 コーエン兄弟がオリジナル脚本賞を受賞! 1996年を代表する作品となった、そして・・・・・ コーエン兄弟が最新作『ビッグ・リボウスキ』を完成させて帰ってきた!

1998年/アメリカ映画/ポリグラム・フィルムド・エンタテインメント提供/ワーキング・タイトル・プロダクション作品 カラー/ヴィスタサイズ/ドルビーSRD、STS、SDDS/1時間57分/ 日本版字幕:戸田奈津子/提供:アズミック・エース、テレビ東京/配給:アスミック

1999年10月8日よりビデオレンタル開始 1998年11月21日よりシネマライズにてロードショウ公開!!

公開初日 1998/11/21

配給会社名 0007

解説

“映像の魔術師”ジョエル&イーサンのコーエン兄弟。彼らの最新作が本作『ビッグ・リボウスキ』です。
1991年。湾岸戦争の最中の頃のロスを舞台に次々と登場するユニークなキャラクターたち。70年代から抜け出せないままその日暮らしを続けているデュードを始めとして、常にヴェトナム戦争の思い出に生きるウォルター、覇気の無い元サーファーのドニー、フェミニストのモード・リボウスキ、虚勢を張って大金持を演じるボウスキ…そんな登場人物がデュードを媒介にお互いに交わり、幾重にも枝分かれしたドミノがリズム良く一斉にバタバタと倒れていくようにドラマが紡ぎ出されていく。

雪玉が転がっていく様な直接的展開が『ファーゴ』なら、そうした重層的構造で描かれるのが『ビック・リボウスキ』といえるでしょう。
今までの作品群で描いてきた様々な要素に磨きをかけ、『ファーゴ』で展開した“人間はおかしくて哀しい”をよりヴィジュアライズし発展させ、生きていれば思いもよらず自分ではどうしようもない事が起きる。
そんな過程をコーエン兄弟がバカバカしくも哀しく、爽快感さえ伴って面白く描いています。

ストーリー

90年代初頭、アメリカとフセインがケンカしていた頃のロサンジェルス。気ままにその日暮らしを続ける無職のデュートは、今日もスーパーでパック牛乳を盗み飲みしていた。そのままいい気分で帰宅してみるとチンピラ二人組がテメエの女房の借金返せ!と詰め寄ってきた。ところが結婚すらしてないデュードにはサッパリわけが分からない。チンピラは散々暴れて絨毯に小便までしていったが、やがて人違いに気がつき勝手に引き上げていった。デュードと名乗っている彼だが実は本名はジェフ・リボウスキ…どうやら同姓同名の億万長者が存在しているらしいのだ。翌日デュードはボクシング仲間たちに昨夜の散々な顛末を話すと、お節介野郎のウォルターがその億万長者に絨毯を弁償をしてもらえ!とけしかける。早速、デュードはもう一人の大富豪リボウスキを探し出し、大邸宅へと出かけて行くのだった。まさかそれが後々、大変な誘拐劇に巻き込まれるイントロだとも知らずに…。

スタッフ

監督・脚本 ………… ジョエル・コーエン
製作・脚本 ………… イーサン・コーエン
撮影 ………… ロジャー・ディーキンズ
プロダクション・デザイン ………… リック・ハインリクス
衣裳 ………… メアリ・ゾフレス
音楽 ………… カーター・バーウェル
編集 ………… ロデリック・ジェインズ、
トリシア・クーク
製作総指揮 ………… ティム・ビーヴァン、
エリック・フェルナー

キャスト

デュード ………… ジェフ・ブリッジズ
ウォルター・ソブチャク ………… ジョン・グッドマン
モード・リポウスキ ………… ジュリアン・ムーア
ドニー ………… スティーブ・ブシェーミ
ニヒリスト ………… ピーター・ストーメア
ザ・ビック・リボウスキ ………… ディヴィット・ハドルストン
プラント ………… フィリップ・シーモア・ホフマン
ニヒリスト ………… フリー
マリブ署署長 ………… リオン・ラッサム
ザ・ストレンジャー ………… サム・エリオット
バニー・リボウスキ ………… タラ・リード
ジーザス・クィンタナ ………… ジョン・タートゥーロ
ノックス・ハリントン ………… デイヴィッド・シュウリス
ジャッキー・トリホーン ………… ベン・ギャザラ

LINK

□公式サイト
□IMDb
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す
http://www.lebowski.com/
ご覧になるには Media Player が必要となります