原題:The Grass Harp

僕たちは静かに耳を傾けていた。 「ティファニーで朝食を」のトルーマン・カポーティ最高傑作。 アカデミー賞9冠に輝く豪華スタッフ・キャストで贈るイノセントな世界。 どこまでも広がる草原にたたずみ 僕がはじめて草の竪琴のことを聞いたのは、いつのことだっただろ・・・

1996年/アメリカ/103分/ヴィスタ/ドルビー・ステレオ オンリー・ハーツ+レントラックジャパン提供/オンリー・ハーツ配給

6月より新宿武蔵野館シネマ・カリテ1にて公開予定 !!

公開初日 1998/06

配給会社名 0016

解説

オードリー・ヘップバーン主演の名作『ティファニーで朝食を』の原作者であり、アメリカ文学の頂点を極めた天才作家トルーマン・カポーティ。本作の原作「草の竪琴」はカポーティの人生の中で一番幸せだった少年時代を描いた自伝的作品で「私が書いた本の中で一番、リアルな作品。もうこれを越える作品は書けないだろう」とカポーティ自身が自ら最高の賛辞を与えた名作です。映画化ではそんな原作の人間愛にあふれたイノセントな世界を、美しい映像と詩的な情熱にみちた名優たちの演技で綴ります。主演は『ターミネーター2』、『アメリカン・ハート』で一躍人気俳優に躍り出たエドワード・ファーロング。しばらく映画から遠ざかっていましたが、本作ではカポーティの少年時代にあたる主人公コリンをナイーヴな魅力いっぱいの演技で好演しています。またその脇を『ツイン・ピークス』でコールデン・グローブ賞を獲得したパイパー・ローリー、『アパートの鍵貸します』ほか往年の名優ジャック・レモン、『恋人よ帰れ!わが胸に』のウォルター・マッソーなどのヴェテラン俳優が固めています。

ストーリー

「僕がはじめて草の竪琴を聞いたのは、いつのことだろう……。」
両親と死別した少年コリン(E・ファーロング)は、彼の遠縁にあたる姉妹ドリーとヴィレーナのもとに引き取られることになった。ビジネス・ウーマンの妹ヴィレーナに比べ、いつも夢見がちな姉・ドリー(P・ローリー)。やがて姉妹に引き取られて以来、ずっと心を閉ざしていたコリンは次第にドリーに対して心を開くようになっていった。ふたりはふとした事件をきっかけに森の中にあるムクロジの樹の上の家で暮らすことになり、徐々に自分らしく自由に生きるドリーとコロン……。やがて、コリンが憧れる青年ライリー(S・P・フラナリー)をはじめ、みんながふたりの生き方に共鳴し、愛することを学んでいく。

スタッフ

監督・製作 ………… チャールズ・マッソー
原作 ………… トルーマン・カポーティ
「草の竪琴」(新潮社刊)
脚本 ………… スターリング・シリファント
撮影 ………… ジョン・A・アロンゾ
美術 ………… ポール・シルバート
衣装 ………… アルバート・ウォルスキー
音楽 ………… パトリック・ウィリアムズ

キャスト

エドワード・ファーロング
ショーン・パトリック・フラナリー
パイパー・ローリー
ジャック・レモン
ウォルター・マッソー
シシー・スペイセク
メアリー・スティーンバーゲン

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