映画の最先端を爆走する男・JLG、 幻の傑作ついに日本公開!

「イマージュは、魂の純粋な創造物である。」

1997年/アメリカ映画/ゴラン=グロブス・プロダクション製作 1時間30分/イーストマンカラー/スタンダード/ドルビーステレオ 字幕監修:山田宏一/字幕翻訳:寺尾次郎/配給:コムストック

1998年8月10日三百人劇場にて公開!!

公開初日 1998/08/10

配給会社名 0028

解説

ジャン=リュック・ゴダール(JLG)がシェイクスピアとハリウッドに出会って生まれた、JLG初のアメリカ映画、それが本作『ゴダールのリア王』です。1985年のカンヌ映画祭に『探偵』を出展したゴダールは当時、ハリウッドの大物スターの大作を量産していたキャノン・フィルムの社長メナヘム・ゴランと食事をした際、ナプキンを即席の契約書に見立てて『リア王』を監督することに同意。キャスティングは難航し、作家ノーマン・メイラーは脚本を降板。作品は完成後、カンヌに出品され反響を呼ぶが、キャノン・フィルムの倒産劇もあり、アメリカ以外での公開は定かではない幻の作品になっていました。本作『ゴダールのリア王』では、この製作者側との対立した電話でのやりとりからスタートし、ノーマン・メイラーが娘と共に出演しているシーンがでてきて、JLGはいかにメイラーとうまくいかなかったかを説明します。続いて、かつての盟友フランソワ・トリュフォーも含む、映画史上の監督たちの肖像が数々映し出され製作困難に陥ったJLGは、どうしたらいいのかと想いを吐露して物語は始まる…。「リア王」の父娘の物語と映像研究の物語、絵画や文献の引用・コラージュ、そしてJPL自らの妄想がみずみずしい映像と斬新なドルビー音響によって絶妙にリミックスされ、60年代以降のJPL作品の中でも屈指の面白さに溢れています。

ストーリー

ウィリアム・シェイクスピア5世を名乗る青年作家が、旅先のスイス・レマン湖畔で出会ったマフィアの老紳士ドン・レアロとその娘コーディリアを「リア王」の父娘に見立てて、物語の再生を試みる。一方、ウィリアムは貧乏青年エドガーに導かれ、視覚メディアの研究をしているプラギー教授に再会し、新たな映像の創造現場に立ち会う事になる……。

スタッフ

監督 ………… ジャン=リュック・ゴダール

キャスト

ピーター・セラーズ
バーシェズ・メレディス
モリー・リングウォルト
ジャン・=リュック・ゴダール
レオス・カラックス
ジュリー・デルビー
ウディ・アレン

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