原題:glassyocean

どこまでも透き通るエメラルドグリーン…夢で見た海の色だ… 美しくも温かあるイラストレーションと滑らかな3DCGが解け合う、 誰も見た事がないガラスの映像詩… たむらしげるファンタス・ワールド劇場初公開上映。 僕らは今、ファンタス・ワールドの入り口に立った。

☆1998アヌシー国際アニメーション映画祭出品 ☆カーディフ国際アニメーションフェスティバル出品 ☆プサン国際映画祭出品 ☆バンクーバー国際映画祭出品 ☆'98シッジェス国際映画祭出品 ☆ロッテルダム国際映画祭出品 併映 『PHANTASMAGORIA』 ☆'95AMDアウォード・グランプリ郵政大臣賞 ☆'95マルチメディアグランプリ・エンターテインメント賞 『銀河の魚』 ☆モントルー国際エレクトロニックシネマフェイティバル特別賞 ☆'93毎日映画コンクール大藤賞

1998年日本映画/23分/ドルビーSRD/制作:愛があれば大丈夫/提供:バンダイビジュアル

1998年11月14日より、銀座テアトル西友にてレイトロードショー!

公開初日 1998/11/14

配給会社名 0161

解説

透明感あふれる映像美と心地よい音楽の絶妙なマッチングで国内外に熱心なファンを持つ、あの絵本作家たむらしげるの映像作品がやっと劇場公開になります。たむらしげるは絵本を中心にイラストレーション・萬画・CD-ROM・アニメーションと多彩な表現方法を持つ作家ですが、そのイメージの根幹は、たむらしげるだけがその様子を語ることが出来る惑星ファンタスマゴリアにあります。水晶の街や流星が降る丘、星人間やカクタス人、移ろう季節のイベントなど、たむらしげるは様々な惑星の詳細を紹介してきました。今回のタイトル作品である『くじらの跳躍』も惑星のリグラ大陸と水晶山脈に隣接するガラスの海「グラッシャー・オーシャン」を舞台とした物語です。また併映となる『PHANTASMAGORIA』4編は、この惑星で起きたエピソード15編を集めた短編アニメーション集『a piece of PHANTASMAGORIA』からの抜粋上映です。『銀河の海』はさらに天の川へと広がる冒険ストーリーです。私たちはたむらしげるのファンタス・ワールドへの入り口にやっと立ったわけですが、この惑星にはまだまだ知られざる不思議な場所や物語があるようです。

ストーリー

『クジラの跳躍』
ガラスの海に住む老人はある日、クジラの跳躍に遭遇する。時間速度が異なるこのエリアでは、しぶきは美しいガラス玉となり、クジラの跳躍は空中に静止したかのように見える。反日かけたクジラの跳躍は集まった見物人たちに、失われた波の音や安らぎの星の旋律を思い出させる。そして老人にも忘れていたある記憶が…

『PHANTASMAGORIA』
(密造酒)ムーンシャイン・ビレッジのアブラムという男が作る密造酒は通称「SOAP」と呼ばれ、秘密のルートを通って惑星中に運ばれる。
(南の大陸)南の国にあこがれるスノーマンは雪降るノースポール・シティーからプラズマエキスプレスに乗り南へ向かった。
(オーロラショウ)夜空に季節の星座を映し出す巨大なプラネタリウムの技師のお話。
(虹の谷絵の具工場)虹から絵具を削り出す工場は最近さっぱり虹が出なくなり閉鎖寸前。困った工場長は何の再建を図るのだが…

『銀河の魚』
湖の研究所に住む少年ユーリーと老人は、ある日子ぐま座に異様な星を見つける。それ以来、天の川の星は消滅していき、こぐま座が恐ろしい怪魚のイメージに変った。ユーリーと老人は星魚が棲む銀河へとボートを漕ぎ出した。世界初のハイビジョン・アニメーションとして国内外の高い評価を得た不朽の冒険ファンタジー。

スタッフ

『クジラの跳躍』
監督・原作・脚本・イラストレーション: たむらしげる
3DCG・ビジュアルディレクション: 加藤慎也
音楽: 手使海ユトロ
アニメーションプロデューサー: 上田明美、プロジェクトチームサラ

『PHANTASMAGORIA』
原作・監修: たむらしげる
脚本: 津田真一
演出: 寺嶋章之
音楽: 手使海ユトロ
アニメーション: 柏木郷子、木村光宏、プロジェクトチームサラ

『銀河の魚』
監督・原作・脚本・イラストレーション: たむらしげる
音楽: 手使海ユトロ
CG・ビジュアルディレクション: 津田真一
アニメーションプロデュサー: 上田真一郎、プロジェクトチームサラ

キャスト

『クジラの跳躍』
声:永瀬正敏、利重 剛、永井一郎、三谷 昇、他

『PHANTASMAGORIA』
ナレーション:あがた森魚、かの香織

『銀河の魚』
声:永井一郎、田の中勇、他

LINK

□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す