緊急公開決定!『発狂』シリーズ第2弾!

2001年/日本/カラー/ビスタサイズ/モノラル/85分 配給:オメガ・ピクチャーズ 製作:オメガ・ピクチャーズ、日活/制作協力:オズ

2002年10月25日よりDVD発売&レンタル開始 2002年5月17日ビデオ発売&レンタル開始 2001年12月22日よりテアトル新宿レイトショー公開

(C)2001オメガ・ピクチャーズ/日活

公開初日 2001/12/22

配給会社名 0010

公開日メモ 日本映画のタブーを破壊し、賛否両論の嵐を巻き起こした『発狂する唇』から1年。いまや日本カルト映画チャンピオンとなった監督・佐々木浩久+脚本・高橋洋のコンビが、そのスケールを宇宙規模にパワーアップして放った超ド級の問題作。それが『血を吸う宇宙』だ!

解説


日本映画のタブーを破壊し、賛否両論の嵐を巻き起こした『発狂する唇』から1年。いまや日本カルト映画チャンピオンとなった監督・佐々木浩久+脚本・高橋洋のコンビが、そのスケールを宇宙規模にパワーアップして放った超ド級の問題作。それが『血を吸う宇宙』だ!
いままさに処刑されようとしている薄幸の美女・・・・・・彼女は世にも恐ろしい罪を犯してしまった。娘を誘拐され、謎の霊媒師に導かれるまま怪奇の館に潜入し、選挙活動中の政治家が実は地球征服を企む宇宙人で、そんな奴にレイプまでされる。途方にくれた彼女に手を差し伸べるFBlの特殊工作員。彼から明かされる驚愕の真相。そして物語は目を覆いたくなるような残酷な結末に向かっていく……。

今回のテーマはズバリ”宇宙人”!アブダクション(宇宙人による誘拐)、MIB(黒服に身を包んだ謎の男たち)、さらに宇宙人はすでに我々の中にまぎれて生活しているという信じられない事実……。大風呂敷を広げるにもほどがあるなどと言うなかれ!驚くべきことに、今回の映画のもとになった宇宙人遭遇事件の多くは実際に起こった事件をもとにして作られたという。ただの電波系の妄想と言い捨てることのできない、文字通りの”血を吸う宇宙”がスクリーン上に、無限に広がるのだ!お約束のカンフー・アクションに哀愁歌謡ショーもばっちり入って、今年の正月映画を制するものは、緑色の怪物でも魔法使いのガキでもスパイの子どもでもない!『血を吸う宇宙』はやります!21世紀は『血を吸う宇宙』の手で!

ストーリー



死刑執行を待つ女・倉橋里美(中村愛美)。彼女は繊悔を聞きにきた尼僧に対して告白を始める。「シスター、私は正気に戻りました。……すべてはあの日から始まったのです」
警視庁に横付けされたタクシーから血相を変えた里美が飛び出してくる。「娘が誘拐されたんです!」。ところが事を知らされた里美の夫・清彦(阿部サダヲ)は刑事に対して、いぶかしげにこう言うのだった。「……誘拐って、家に娘なんかいませんよ」
そこに乱入した謎の女霊媒師(由良宜子)。「犯人は女よ」。彼女が飛ばした使い魔”首なし女子高生”の案内に従った里美は一軒の家に辿り着く。この中に娘はいる……。そう直感した里美は、偶然通りかかった選挙カーのウグイス嬢を襲撃、選挙運動員を装い家に潜入する。家の女主人(吉行由実)は猛烈に抵抗するが、中に押し入った里美は娘を探すうちに妙な違和感を覚える。そこで突如尿意に襲われた里美は、ここが普通の家ではないことに気付く。「……この家には、トイレがない!」
事態が飲み込めないまま選挙カーに戻った里美。立候補者の亀山パンチ(上田耕一)が話しかける。「トイレのない家を見つけたそうやな」。さらにはパンチの正体が地球を征服しようと企む、惑星イーからやってきた宇宙人であることを知る。いきなり信じられないようなことを言われ、茫然自失の里美を包む謎の光……。
気が付くと里美は自宅に戻っていた。手には見覚えのない傷が……。そこへ再び女霊媒師が訪れる。「図書館に行って、インディアンの歴史を調べなさい」。わけのわからぬまま、その指示に従った里美は、『インディアンの歴史』と書かれた本を発見する。その中には「古来よりインディアンは地球を侵略しようとする宇宙人と戦ってきた」という記述があった。訝しげに頁をめくると、そこには大きな文字で「あなたは選ばれた」と書かれている!
驚愕する里美は図書館を出た途端、思わず嘔吐してしまう。すると目の前に大型自動車が現れ、そこからどことなく人間離れした不気味な東洋人のような黒服の男が降りてきた。張り込んでいた刑事たちを簡単になぎ倒した不気味な東洋人は「シュシュシュシュ」と奇怪な鳴き声をあげて逃走する。あまりのことに立ちすくむ里美。そこに声をかけてきた、別の黒服コンビがいた。
彼らの正体はFBlの秘密諜報員・成本(阿部寛)とルーシー(栗林知美)だった。彼らは黒服の男たちに変装し、密かに宇宙人による地球侵略の動向を調査していたのだ。
成本は「君に聞いて貰いたい話がある」と、事態が飲み込めていない里美に向かって真顔で語りだす。それは血も凍るようなおぞましい話だった……。

スタッフ

エグゼクティブ・プロデュサー:横濱豊行、豊忠雄
プロデュサ:一瀬隆重
脚本:高橋洋
監督:佐々木浩久
アクション監督:SIT CHUN WAI
撮影:喜久村徳章
照明:鳥越正夫
美術:遠藤みつお
音楽:ゲーリー芦屋
編集:大永昌弘
録音:岩倉雅之
助監督:李相國
制作担当:石矢博
ライン・プロデューサ:八木欣也

キャスト

倉橋里美:中村愛美
清彦:阿部サダヲ
成本:阿部寛
ルーシ:栗林知美
間宮悦子/女刑務所長:由良宜子
倉橋暎子:吉行由実
大牟田刑事:下元史朗
謎の新聞配達:黒沢清
不気味な東洋人:中田秀夫
禿頭の中年男:諏訪太朗
亀山パンチ:上田耕一
真由美:三輪ひとみ

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